さて、本日紹介する物件は西区本田一丁目にそびえる分譲デザイナーズマンションだ。千日前線・長堀鶴見緑地線「西長堀」駅から徒歩9分。そこまで駅チカなわけでもないが、心斎橋まで自転車で10分程だし、終電後まで遊んだとしてもタクシーで2,3メーターで帰れるのは嬉しいポイントだ。
エレベーターを待っている間にポストを確認できるので、大事な郵便物を見落とすリスクも少なそうだ。カッコだけ一丁前で、実際生活するとなると不便な造りのデザイナーズマンションも多い中、このような些細な気配りが入居者の心を掴んで離さないのだろう。
ま、空室が出たから今日ここに来たわけではあるが。
1、4、7、10、13・・・何かの暗号だろうか。しばらく考えてはみたが、私のIQでは手に負えなかったので目的の4階に急ぐ。
コンクリート打ちっ放し
玄関ドアを開けると、打ちっ放しにされたコンクリートが姿を現す。「デザイナーズの代名詞」とも言えようか。コンクリート特有のヒンヤリ感と、白い壁と床が相まって、全体的に冷ややかな雰囲気に仕上がっている。
手持ちの靴のサイズに合わせて棚板の高さを変えられるので、収納場所に困りがちなニーハイブーツも楽々飲み込んでくれる。右側の棚には傘や自転車の空気入れなんかをしまっておくと良いだろう。
WIC
「家に帰ったらまずアウターを脱ぎたい」
そんな心情を汲み取るが如く、土間を上がってすぐの場所には約一帖程のウォークインクローゼットがスタンバイ。これもまた、入居者への配慮が感じられるポイントだ。
ハンガーパイプは高い位置に取り付けられているため、丈の長いロングコートでもへっちゃらだ。
ダウンメゾネット
すでにお気付きの方もいるだろうが、こちらの物件は大阪市内でも比較的珍しいダウンメゾネットだ。これならエレベーターで見た不可解なボタンの配置も理解できる。玄関は4階、居住スペースは3階という贅沢な造りだ。
階段の表面はツルツルなので、滑り落ちない様に十分注意してくれ。
15帖のLDK
階段を下りるとそこには15帖のLDK。
コンクリートの壁を照らす様に向けられたスポットライトが乙だ。
先ほど「冷ややかな雰囲気」と表現したが、それは雰囲気だけではない。熱伝導率の高いコンクリートを剥き出しにしているということは、やはり夏は暑くて冬は寒い。しかし、それ以上に「見た目」という満足度は十分に満たしてくれているため、暑さや寒さなんて二の次だ。床暖房にエアコン、人類の叡智が詰まった設備で乗り切ってほしい。
寝室にするのがベターだろうが、見ての通りトイレと風呂が丸見えだ。一人暮らしなら開放的なスケルトンバスルームだが、客人を招いたときは少々気を使いそうだ。とは言え、カーテンさえ閉め切ってしまえば、そこまで気にするほどのことでもないだろう。「音」が聞こえそうなのは考えものだが。
ま、寝室の隣にトイレがあれば、寝起き時の猛烈な尿意をすぐ解消できるから心強い。寝ぼけてガラスを突き破らないようにだけ注意してくれ。ちなみに、バスルームには浴室暖房乾燥機がビルトインされているので、寒い冬でもヌクヌクだ。
いくら目の前に建物が立ちはだかっているとはいえ、ビッグウインドウの恩恵もあり、昼間であれば照明要らずなほどの光が入ってくる。この日はあいにくの曇り空ではあったが、写真を見てもらえればその採光具合を確認できるはずだ。
そして特筆すべきは「窓が大きい」ということだけではない。
フルオープン
なんとフルオープンが可能。広々としたバルコニーにはワンコも大喜び間違いなし。嬉ションには注意してくれ。
これからの時期は絶対に開けたくないが、春から初夏にかけては気持ちの良い風とカナブンが吹き抜けることだろう。
敷金礼金はゼロ、賃料は共益費込みの14万円で絶賛大募集中だ。尚、ペット飼育の場合は礼金1ヶ月に変更されるので、予めご了承のほどを。
賃料が飛び抜けて安いわけではないが、憧れのデザイナーズマンションに初期費用をグンと抑えて入居できるチャンスだ。浮いた初期費用でイカした家具を揃えるのも良いだろう。ぜひ、このチャンスをお見逃しなく。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:51373)