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桜川テラス
XL

こんにちは、サトシです。今日も今日とて、数ある空き物件の中から僕が選びに選び抜いたとっておきの物件を紹介いたします。僕が物件紹介をすることで、世界中から争いや差別が無くなり、そして非行少年・少女たちが更生するキッカケになれば良い、などとは思っていません。

しかし、今お部屋を探しあぐねている方のためとあらば、たとえ火の中・水の中・草の中、あわよくばあの子のスカートの中であれ、渋い物件を見つけて来ては皆さまにお届けする所存であります。ポケモンのサトシも似たようなことを言ってますね。

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挨拶もほどほどにして、晴れ間も出てきたことですし早速物件紹介へと移りましょう。

本日の舞台は浪速区桜川四丁目。写真の「大正橋」交差点は、大正区・西区・浪速区の3区を股に掛けるプレイボーイな交差点です。物件付近のランドマークとしては、京セラドームやスーパービバホームなどなど。また、最近では、フードホール、台船レストラン、水上ホテル、ライブステージ、ワークショップ、イベントスペースなどが入る複合商業施設『TUGBOAT TAISHO(タグボート大正)』が盛り上がりを見せています。

※『タグボート大正』公式HPはコチラ

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初見殺し

現地までは、阪神なんば線「桜川」駅、JR環状線「大正」駅からともに徒歩10分ほど。

本日のターゲットはこの細すぎた路地の奥に潜んでいます。初見殺しも甚だしいポジションニングからの登場です。

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ぐんぐん奥へと進みます。

建築基準法の観点から見ると、隣接する建物と建物の間は50cm以上空けなければならないのが原則ですが、見事にそのギリギリを突いていますね。人とすれ違うのも一苦労ですし、自転車を押しながら通るなんてもってのほかです。

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草の中

行き着いた先は見事なまでの草の中

確かに「たとえ草の中でも」と言いましたが、私が本当に望んでいたのは「あの子のスカートの中」だけです。ポケモンでも出てきそうな雰囲気ですが、あいにくモンスターボールは持ち合わせておりません。「逃げる」しか選択肢がない状況ですが、出てきたのはバッタと猫だけでした。

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草むらを掻き分けながら進むと、玄関扉を発見。

さっさと室内に逃げ込みたいところです。

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玄関を開けるとシューズボックスと階段が現れます。

なるほど、1階と2階が別の住居になっているわけですね。音が響きやすい木造ということもあって、足音には少々気を配る必要がありそうです。

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リノベーション済み

階段を上りきるとホールスペースが待ち構えています。

さっきまでの真緑の光景はどこに行ったのでしょうか。室内は大変美しく、快適な生活を送るための設備がフル装備されています。

また、この物件は昭和31年生まれの65歳ですが、耐震補強済みなので脱いだらムキムキです。同じく昭和31年生まれの有名人で例えるなら、「長渕剛」といったところでしょうか。

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階段を上がってすぐのフロアにある独立洗面台。

蛇口が伸びるシャンドレタイプなので朝シャンも楽ラク。毎朝のセットも快適ですね。

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外観だけを見れば汲み取り式のボットン便所でも何ら疑いませんが、トイレはお尻に優しいウォシュレット付き。

ピカピカの高年式タイプですので、これなら潔癖気味のあなたでも安心してご使用いただけます。その前にあの草っ原を掻き分けなくてはなりませんが。

続いてのキッチンスペースは約4.5帖。

コンロは備えられておりませんが、白くて美しいキッチンです。コンロさえ用意すれば、料理が捗る使いやすいキッチンになることでしょう。その白さ故に油汚れが目立ってしまいそうですが、そこはあなたの愛情次第。こまめにお掃除してあげてください。

頼もしげな換気扇と二面の大きな窓があるので、燻製だってお手の物。換気面の心配はなさそうです。

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それでは、キッチン向かいのアコーディオンカーテンを開けてみます。
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アコーディオンカーテンの向こうには洗濯機置き場とお風呂がスタンバイ。

ここに洗濯機を置いたところを想像すると、お風呂に出入りするときに少々窮屈さを感じてしまいそうです。体型維持も、この物件に住むにあたっての必須項目なのかもしれません。

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追い炊き機能こそないものの、1日分の汗を流すには充分なFutoo!!のお風呂です。

あの路地の奥、そしてこの草むらの中にこんな綺麗なお風呂があるなんて、一体誰が想像できるでしょうか。

※Futoo!!:普通に良い。

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階段上がって右手をまだ見ていませんでしたね。

最後に見ておきましょう。

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ダブル6帖

襖を開けると再びです。が、これはあくまでもい草さっきの雑草とはワケが違います。新鮮ない草の香りは、あなたの疲れた心と身体を癒してくれることでしょう。ただの青臭い雑草とはワケが違います。

間仕切りが取っ払われたことによって広々な12と化していますが、ここでは「6帖の和室が二部屋」とさせていただきます。間取りで言えば2DKですね。現状、照明はありませんが、この明るさを見てもらえれば日当たりの良さがお分かり頂けるかと思います。

和室を洋式化するのが当たり前となった今、リノベーションされても尚、和室を貫き通すその姿勢に渋さを感じるのは私だけでしょうか。

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大人の事情

「リノベーションは良いけど、この草むらを何とかしてくれよ」

そう思った方も多いはず。もちろん、私もそのひとり。

聞くところによると、草むらの所有者はこの物件と全く関係のない人だそうで、ざっくり言うと「手の付けようがなかった」とのこと。とはいえ、一度は除草剤を散布したそうなのですが、その効果もむなしく、再び夏になるとスクスク育ってくるんだとか。雑草魂とはこのことでしょうか。パターの練習もできそうにありません。動線を確保するための草刈りは入居者様にお任せすることになりますので悪しからず。

コアな渋井ファンの方はご存知かもしれませんが、実は当物件、過去に一度ブログに掲載しております。その後すぐに成約済みとなったのですが、この度満を持して帰ってきたというわけです。

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というわけでおさらいです。

草むらの中から現れた本日の物件は50㎡の2K。細い路地と目の前の草むらが惜しいポイントですが、「四季折々の風景を楽しめてイイ」なんてポジティブシンキングな人にはピッタリの物件ではないでしょうか。そんな人がいるのかは分かりませんが、室内の清潔感、設備については文句ナシです。

敷金ゼロの礼金は1ヶ月、その賃料はなんと管理費込みの月額5.9

課題点もいくつか残りますが、難波や堀江までのアクセスにも優れた桜川四丁目で、50㎡が6万円を切ることなんてまぁありません。賃料を抑えて広いお部屋に住みたかったあなた、これは絶好のチャンスなのではないでしょうか。

まとめ

【良かった点】
◎難波や堀江までのアクセス
◎広さに対してのコストパフォーマンス
◎設備も高年式で清潔

【気になった点】
△物件前の草むら
△初見殺しのポジションニング
△足音が響きやすいかも

お問い合わせはお気軽に、渋井不動産まで。
(物件番号:50346)

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  • 神隠しされた桜川の50㎡がふたたび、月額6万切って募集再開。
  • 浪速区

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