城東区「関目」と旭区「高殿」、両区の境界であることから、その駅名が名付けられた。やけに長ったらしい駅名ではあるが、谷町線にはそのような駅名が非常に多い。特に「都島」駅を過ぎてからの「野江内代→関目高殿→千林大宮→太子橋今市」と続く4連コンボは、まさに谷町線名物と言っても過言ではない。アナウンスしている車掌さんも、ここぞとばかりに気合いが入ることだろう。知らんけど。
物件近くには『旭スポーツセンター』がある。どのような施設かと言えば、基本的にはただの「体育館」だが、夏季限定で屋外プールが利用できる。営業時間は午前9時〜午後17時、料金は大人400円で丸一日泳ぎ放題だ。営業期間は7月1日〜9月1日まで。急げ。
ということで、一刻も早く泳ぎに行きたいだろうから、小走りで物件に向かうとしよう。
段差注意
急いで物件に到着し、早速玄関をガチャリ。玄関土間にシューズボックスは置けそうにない。仮に置いたとしてもかなり窮屈になるだろうから、靴は玄関に脱ぎ散らかすか、室内に持ち込むかのどっちかだ。
そんなことより、今は目の前の段差に足元をすくわれないようご注意を。
収納力はそれなりにあるので、シンク横に台を置いて調理スペースを設けたりの工夫は必要だ。
ちなみに先ほどから繰り返している「〜が付いてて嬉しい」は全て棒読みなのでお忘れなく。
アメセパ
続いては水回り。
洗面台はFutoo!!だが、トイレにはウォシュレットが付いてて嬉しい。
洗面とトイレが一緒ではあるが、部屋のスペック的にここに住む入居者は一人だけだろうから、用を足している間に誰かに見られるといったリスクはほぼ皆無。心配無用だ。
おや、トイレの横に扉がチラリしているではないか。出てみよう。
※Futoo!!:普通に良い。
しかし、いくら屋根が熱線カットに優れたポリカーボネート製と言えども、真夏は強烈な暑さと湿度に見舞われるだろう。洗濯機が暑さでヤラれないか心配になる。
洗濯物も干そうと思えば干せそうだが、生乾きには十分ご注意を。
そして注目して頂きたいのが右手の壁。まるで何かを隠しているかのように、ベニヤ板が張られているではないか。うまく隠したつもりなのかもしれないが、渋井の目はごまかせない。
ベニヤ板を外すと扉が現れた。ここまで当たり障りのない普通のワンルームだったが、あの扉の向こうには普通じゃない何かが隠されているに違いない。それは国家機密かもしれないし、徳川埋蔵金のありかかもしれない。ひょっとすると、三億円事件の真相が明らかになるかもしれない。
そんな淡い期待を抱きながらドアノブを捻ってみる。
ご覧の通りFutoo!!、鏡はないのでアルミホイルでも貼り付けてくれ。もちろん、追い炊き機能なんてものはない。強いて言えば、小窓のおかげで換気しやすそうで嬉しい。
そんなときは、ここに全て詰め込めば何の問題もない。「ここも開けられるんじゃないか」と考えるぐらいなら、日頃から整理整頓を心掛けてくれ。
ということで、室内の紹介はこれで以上だ。
えぇ、私が開けました。
窓の向こう側には何やら奥行きのある空間が。
車庫付き戸建
そう、ガレージだ。
普通、このタイプの戸建であれば、一階がガレージで2階が居間になっているパターンがほとんどだ。しかしこの物件に関しては、玄関を開ければ即居間、否、土間だ。いずれにせよ、「どんだけ縦長やねん」とツッコミたくはなるが、居間の窓を開ければすぐ愛車の安否を確認できるため、『ガレージが付いてて嬉しい』の騒ぎではない。
奥行:4,400mm
間口:2,600mm(※)
高さ:2,400mm
となっている。注意点を挙げておくと、間口の寸法はあくまでもシャッター部分の幅にすぎない。実際に車を入れるとなれば、玄関部分を避ける必要がある。そのため、シャッターの間口から玄関の間口を引いた寸法は1,840mmとなるのでお間違いなきよう。内覧の際は自家用車で来て頂けると実際にトライできるので、直管マフラー以外なら大歓迎だ。
ちなみに、HONDAオデッセイの車幅が丁度1,800mmなのでご参考までに。しかしオデッセイの全長は4,800mmなので残念ながら駐車不可能だ。シャッターを閉めようものならボンネットがひしゃげるのでご参考までに。
旭区は高殿四丁目から現れたガレージ付き戸建。単身でバイクや車を抱えるガレージジプシーの方にはまさに理想的な、ちょうどいいサイズ感と賃料となっている。
その条件とは敷金ゼロの礼金10万円、月々の賃料は共益費ナシの6.2万円という衝撃的なプライスで募集開始だ。
そして最後まで読み進めてくれたあなただけに、とっておきの耳寄り情報をひとつ。なんとこちらの物件、1匹に限りペットの飼育もOK(小型犬 or 猫)だ。
車とペットと、ひとつ屋根の下で暮らせる物件はそうそう出てこないだろう。
お問い合わせはお早めに、渋井不動産まで。
(物件番号:49899)