今ご覧頂いているのはJR京都線「吹田」駅、この写真を撮るのに消費した時間、なんと20分。『かかりすぎやろ』とお思いでしょうが、「どうせなら人が写っていない写真を」という思想のもと、そのシャッターチャンスを今か今かと待ちわびていたのですが、人がひっきりなしに出入りするため、一向にその瞬間が訪れません。はっきり言って舐めてました。
本日はそんな「吹田」駅から歩くこと約8分、吹田市は片山町四丁目からお送りしましょう。
木に囲まれた家
物件前に到着しました。
ただならぬ雰囲気がプンプンしています。築90年ということもあってか、風化された木のフェンスには、自然が織り成した見事なグラデーションが光ります。当時から木に囲まれていたのかはわかりませんが、15年前に改築されたとのこと。
扉が2枚並んでいますが、この度募集が開始されるのは右側、早速見ていきましょう。
オープンスペース
扉を開けると、洗濯物を干しても良し、ガーデニングをしても良し、ビニールプールを置いても良しなオープンスペース。テラスとも言えましょうか。フェンスで囲まれているので、たとえどんな格好をしていたとしても人目を気にする必要がありません。
さらに嬉しいことに、こちらの物件はペットの飼育が相談可。このオープンスペースにはお犬様もご満悦の表情です。
すると屋根の一部が無く、開放的になっているのがわかります。何のためなのかはわかりませんが、煙がうまいこと逃げてくれそうです。あくまで例えですが、七輪で焼いたメザシの煙とかなら、しっかり天まで昇ってくれることでしょう。
余談ですが、この白い木の支柱を見ると「となりのトトロ」のメイとサツキの家を思い出すのは私だけでしょうか。
ふたつの顔
室内に上がると11帖のLDKがスタンバイ。
右と左で全く異なる表情を見せています。右側のキッチンとダイニングは、黒塗りでシックな仕上がりに。対して左側は温かみを感じるナチュラルな仕上がりとなっています。「ツン」と「デレ」の二面性が丁度いい温度差を生み出しており、築90年とは思えない仕上がった空間です。
システムキッチンに比べると収納力や使い勝手は劣りますが、個人的にはこっちの方がスタイリッシュで好みです。何より室内の雰囲気にマッチしています。
ウォシュレットは付いていませんが、便座ウォーマーは完備なので寒い冬でも安心です。冷えた便座に座るほどドキドキする瞬間はないですからね。
ナチュラルエリア
奥に進むと、さっきまでのシックでクールな雰囲気はなく、ナチュラル仕上げの洋室がスタンバイ。その広さは8.5帖。キングサイズのベッドを置いても十分余白ができます。この空間でゆったりとした音楽でも流せば、あまりの落ち着き加減に時間が経っていることを忘れてしまいそうです。
おや、バルコニーに何やら怪しげな植物が生えていますね。正義感強めな私に、見て見ぬフリはできません。
洗濯機はこのバルコニーに置くことになりそうです。洗濯機を回してから干すまでの過程が楽チンになるかと思いきや、日当たりは期待しない方が良さげ。日陰干し派には丁度良いかもしれませんね。
ロフト
室内には収納と呼べる収納がないですが、このロフトがあります。
頭上の高さは屋根の形に剃って高低差ありまくりですが、一番高いところになると人がギリ立てるほどの高さがあるので、窮屈さを感じさせません。布団を敷いて寝室として使うのも悪くないですが、毎日上り下りするのは少し面倒な気がするので、荷物置きとしての利用が吉です。
天井には天窓の跡が残されていますが、蓋がされているため、あいにく開けることはできません。
唯一の収納
「収納がない」と言いましたが、ロフトの隅っこには申し訳程度の収納が用意されています。無いより良いのは言わずもがな。逆に収納するものに困りそうなサイズ感ですが、工夫を凝らして上手く活用して下さい。
片山町四丁目に潜む木造貸家は42㎡の1LDK(ロフト・テラス付き)。収納力に関しては少々パワー不足感が否めませんが、白黒のクールな表情と、温かみのある優しい表情を持つデザイン性の高さは、希少価値の高い戸建物件をお探しの方も納得ではないでしょうか。また、小型犬1匹に限り飼育が可能なので、一度ご相談ください。
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(物件番号:49504)