どうも、渋井不動産です。
本日は西区立売堀(いたちぼり)四丁目にやって参りました。現在は立売堀と表記されるこのエリアですが、その昔は「伊達堀」と書かれていたそうです。というのも、あの伊達政宗がこの付近に掘を作り、陣地を構えていたそうです。それから時は流れ、この近辺で材木の立ち売りが許可されたことにより、「立売堀」という漢字が当てはめられたそう。随分簡単に説明しましたが、簡単に言えばただの当て字です。
全く余談ですが「伊達男」という言葉も、伊達政宗が由来だそうです。
第一印象はそれに尽きます。壁という壁、そして天井までも真っ赤に塗り上げられており、玄関ドアを開けた瞬間から、ただならぬ雰囲気に包まれます。塗装の荒さから察するに、きっとプロの仕業ではないでしょう。
これがどういう意味かはもうお分かりですね。
そう、DIY可でございます。詳細を確認したところ、「基本的にご自由にどうぞ」とのことだったので、妄想を膨らませながらお楽しみ頂ければと重います。もちろん、新品の壁紙をご希望なら、張り替えた状態でのご入居も可能です。
情熱的な赤
土間を上がれば即8.5帖のDK。ダイニングテーブルを置くのが限界かと思われます。
それにしても赤いですね。ここまで塗り上げるとなると、なかなかの体力と時間を消費しますから、前の入居者様が相当な赤フェチだったことが伺えます。そして、真っ赤に燃ゆる太陽のように情熱的だったということも。
キッチンにはウッドチップが貼られていますね。そのスペックはいかに。
弱めなペニンシュラ
「ペニンシュラキッチン」と言えば聞こえはいいですが、その実態は一口ガスで調理スペースも狭め。シンクはホーロー製の特注品だそうです。シンクが大きいのは嬉しいですが、もう少し調理スペースを確保してほしかったというのが正直な気持ち。とは言っても、まな板をシンクに掛け渡せば解決できます。
赤い壁とは裏腹に、フローリングは無垢。赤は「情熱」を連想させ、無垢は「純粋さ」を連想させます。そうですね、例えるなら熱闘甲子園を見ている気分です。ひょっとすると、赤い壁は甲子園の「赤土」をイメージしたのかもしれませんね。
扉の奥は4. 5帖の洋室です。甲子園の感動を超えることはできるのでしょうか。
唯一イジられてる点があるとすれば、ウッドチップが扉に貼り付けられていることくらいでしょうか。敢えて扉上部のみに貼り付けたのか、それとも途中で面倒臭くなったのか、その真相は知る由もありません。
※Futoo!!:普通に良い。
最後に水回りをチェックしておきましょう。
3点セパレート
私の勝手な先入観から、ユニットバスだと思い込んでいたのですが、全てセパレートでした。いい意味で裏切らましたね。
上半身を捨て去った独立洗面台ですが、普段使いには何の問題もないかと思われます。
西区立売堀に現れた2DKは35㎡。熱闘甲子園を彷彿させる室内ですが、お気に召されない場合は、ご自身で塗り替えるのもいいでしょう。むしろここまで読んだ方は、自分でやりたい派の方ではないでしょうか。
気になる条件は敷金ゼロの礼金2ヶ月、賃料は共益費込の8.8万円での大募集です。
で す が、それは一般的な業者のクリーニング・壁紙の張替えなどが入った場合の話。もし「現状このままでいいよ。DIYするし。」という場合は、礼金はゼロになります。つまり、DIYがお好きな方にとっては非常にありがたい条件となっております。そんな2DK、思う存分あなた色に染め上げてください。
お問い合わせはお早めに、渋井不動産まで。
(物件番号:48589)