まっちゃまち筋商店街
ここは中央区松屋町、通称「まっちゃまち」で親しまれる場所だ。考えてみれば「まつやまち」と正しく発音する人に出会ったことがない。むしろそう言われると「どこそれ?」と聞き返してしまうほどだ 。ま、それは大袈裟であるが。
写真のアーケードは長堀鶴見緑地線「松屋町」駅を出てすぐの「まっちゃまち筋商店街」で、その名の通り松屋街筋に面して南北に1キロほど続く商店街だ。人形や花火、和紙などの専門店が100軒以上並んでいる。夏の風物詩といえば花火なので、今のシーズンは大いに賑わっていることだろう。
この商店街で松屋町筋から少しだけ東に逸れると「空掘」というエリアになる。昔ながらの日本家屋が多く残っており、それを改造した古民家カフェが若者の間で密かなブームになっているそうだ。
「我、覇者なり」というラオウ的思想をお持ちの方にぜひとも住んで頂きたい。
エレベーターの中は涼しかった。
1階ならでは
「1階」と聞いただけで脊髄反射的に検討リストから除外してしまうのは少しもったいない。1階ならではのメリットをもう一度考えてみよう。
まず、足音などに気を使わなくていいし、エレベーターの渋滞にも巻き込まれないので、地震が起きた際にも真っ先に避難することができる。もっとも、この物件に関して言えばその限りではない。一目で分かる1階ならでは魅力を秘めている。
それに考えてもみてくれ。この玄関ドアのカラー。弊社の案内車両、Y30グロリアと同じカラーじゃないか。この時点で期待度満タンだ。
土間を上がってすぐ右側には洗面とバスルームがあり、その奥にはトイレがスタンバイ。しかし、今回は紹介の都合上、水回りは割愛させていただくことにしよう。なぜなら、もっと見てもらいたいモノがあるからね。一応説明しておくと、トイレはウォシュレット付きで、風呂に追い炊き機能はない。洗面台に関してはFutoo!!そのものだ。
※Futoo!!:普通に良い。
注意点として、現状エアコンがない状態なので、お好みの一品をチョイスしてくれ。
というのも、この部屋には扉がないので、思春期の息子さんが大変気の毒だ。お子さんが思春期を迎える頃までには、どうか扉を取り付けてあげてほしい。その理由は察してくれ。私からお願いできることがあるとすればそのくらいだ。
サービスルーム
リビングからも和室からもアクセスできるこの空間。本来ならバルコニーがあるべき場所であるが、残念ながらバルコニーではない。なので、ここではサービスルームとでも言っておこう。
広さとしては約10㎡といったところ。シングルベッドを縦に2つ並べれるほどの広さなので、思い切って寝室にするというのもキザだ。
バルコニーがないと聞いて肩を落としたそこのあなた 、落ち込むにはまだ早い。バルコニーよりもスペシャルなものを用意した。そう、あの扉の向こう側にこそ、冒頭で触れた「1階ならではの魅力」が隠されているのだ。
自給自足可能
その魅力とはこの庭のこと。「南船場は俺の庭」とドヤ顔で語っても許されてしまうほど、しっかりした庭だ。プチトマトやカイワレであればそこらへんのバルコニーでも育てられるが、この庭なら大根でもスイカでも栽培できるだろう。これには食べ盛りのお子さんも納得の表情だ。
(合法な範囲での栽培に限る)
フェンスとフェンスに結び付けられた白い紐は洗濯物を干すためのものだろうか。原始的で素敵じゃないか。
ちなみに、庭に残された植木鉢やその他の残置物はちゃんと撤去してくれるのでご安心を。もらっておきたいものは遠慮なくもらっていただいて結構だ。
おもむろにパラソルを広げたところで本日のおさらいに移ろう。
中央区南船場一丁目に潜む2DKは59㎡の庭付き。長堀鶴見緑地線「松屋町」駅まで徒歩5分、中央線「堺筋本町」駅、堺筋線「長堀橋」駅の両駅も徒歩8分ほどなので大阪の東西南北を制することができる。これには遊び盛りのお子さんも納得の表情だ。
敷金ゼロの礼金20万、賃料は管理費込みの10万円のポッキリ価格で募集開始だ。この賃料で中央区の庭付きに住めるチャンスはまたとないだろう。
お問い合わせはお早めに、渋井不動産まで。
(物件番号:48191)