このマンション自体は築10年経過しているが、一見しただけではそんな風には見えない綺羅びやかさ。チクフルなビルやマンションも好きだが、やはり清潔感があるに越したことはない。
今回の「+α」は何か
しかし、ただキレイなだけでは渋井的に何か足りない。物件の希少価値を求める我々は「+α」の要素が重要なのである。それは「見た目は普通の部屋だけど、屋上に建てられている」であったり、「古いビルだけど、場所は良いし広くて安い」といった具合である。
では今回の「+α」は何なのか。実を言うと、今いる場所はマンションの最上階。もう察しがついた人も多いのではないだろうか。
それでは早速、中を見てみる。
これから見る部屋は単身用の1Kだ。なので玄関土間は最低限の小ぶりな仕様となっている。背丈のあるシューズボックスが備え付けられているので、靴を散乱させずに済むのは嬉しい。
ちなみに今お見せしているのはお隣の部屋の写真。というのも、これから募集が開始される部屋はコレの反転タイプ。広さや設備面は同じなので、頭の中で反転させるも良し、鏡にスマホを反射させるも良しだ。
ガスの2口で調理もサクサクかと思いきや、肝心の調理スペースがほぼ皆無。普段あまり調理しない方は気にならないかと思うが、もし「バリバリしたい」という方は、シンクにまな板スペースを設けるなどの工夫が必要だ。
浴室乾燥機付きではあるものの、浴槽が狭いのだ。三角座りとまではいかないが、足を伸ばしての入浴はできない。まぁ一人暮らしならシャワーでことが済むだろうし、そこまで影響はないと思う。
鉄骨に囲まれたルーフバルコニー
この鉄骨に囲まれた重厚感のあるルーフバルコニーだ。
室内のテイストとは真反対の、無骨でワイルドな空間。自分で言っときながら気づいたのだが、「鉄骨」なのに「無骨」と骨抜きにしてしまった。日本語の罠だ。
バルコニーの広さは室内同様の6帖ほどあるので、かさばる荷物を置いておくことはもちろん、椅子とテーブルを並べてこじんまりした夜会を開催することもできる。もちろん、騒ぐことはNGだが。
使い方は自由
青空を遮るように、頭上を走る鉄骨が男心をくすぐってくる。おそらく、この「囲まれてる感」というか、絶妙な閉塞加減がいい塩梅で秘密基地感を演出しているからなのだろう。
もしここで日焼けをしたら、V字の焼け跡になるのだろうか。
礼金は1ヶ月、賃料は月額6.8万円という価格でこの秘密基地を占領できるのだ。
ただのルーフバルコニーではない、希少な鉄骨ルーフバルコニー。
お問い合わせは、渋井不動産まで。
(物件番号:47788)