Q.写真の「文」マークは一体何を示しているでしょうか?
大喜利でも何でもないので真面目に答えていただいて結構ですよ。はい、正解は「学校」です。愚問でしたね。本日はそんな「文」にゆかりのある土地にやって参りました。
阿倍野区文の里
そうです。阿倍野区は文の里にやって参りました。「文の里」の由来は文字通り、付近に高校が多かったからだそうです。なかなか単純です。「知」に思いを馳せる文化度の高い街なのでしょう。確かに今から向かう物件の近くにも「明浄学院」というお嬢様系の女子校があります。賑やかで良いじゃないですか。
文の里名物、「善意の傘」です。突然の雨で傘を持っていなかったという経験は誰にでもあるはず。そんな時はこの善意の傘に遠慮なく甘えちゃいましょう。地元の人たちの優しさがひしひしと感じられますし、文化度の高さも伺えます。きっと優しい街なんでしょう。
まったくの余談ですが、筆者は中学生の時、この街の地元ヤンキーに絡まれて死んだフリをしたことがあります。そんな思い出深いこの街に「新築みたいな古民家が現れた」という最新情報を小耳に挟んだので早速行ってきました。
築90年の風格
その物件がこちら。
築年数はなんと90年。数字だけを見ると「ホンマかいな」と疑いたくなりますが、どうやらホンマらしいです。いくら医学が発達したとはいえ、人間ならば大往生と呼べる年齢です。フルリノベーションによって生まれ変わっているため、パッと見は確かにフレッシュで新築のようですが、紛れもなくこの街に於ける歴史の見届け人であり、私たちの大先輩です。
そんな大先輩に敬意を込めて、お邪魔します。
玄関ドアはここから見ても分かるほど広く確保されており、その広さは土間だけでなんと約7帖。7帖もあれば、ベッドとソファ、ローテーブルとテレビが普通に置けてしまいます。
自転車であれば、ギチギチに詰めると10台は置けそうです。玄関の間口も広いので大型バイクでも難なくピットインできるでしょう。盗難率の高いバイクをお持ちの方も安心できます。さすがの窃盗団も、家の中にまでは入ってこないでしょう。
土間の広さが分かったところで、左手に見えるドアをガラリして中を覗いてみましょう。
太陽の部屋
ここがサンルーム、直訳すると「太陽の部屋」です。その名の通りクソ暑かったです。ここに入っただけで、おそらく800キロカロリーは消費したと思います。サンルームだなんてナウい呼称で紹介していますが、入居半年後にはただの物置きと化しているのに5ドル賭けれます。
階段を上った先には、6.8帖の洋室と7.3帖の和室が待っています。歯切れの悪い2部屋のうち、まずは洋室から見ていきます。
6.8帖の洋室
ご覧の通りFutoo!!の四角い洋室です。「6.8帖ならもはや7帖と言えばいいのに」とも思いますが、その正直さが愛らしいですね。クローゼットの大きさも申し分ありません。こちらの洋室からはバルコニーにエスケープできます。見てみましょう。
7.3帖の和室
最後にこちら。築90年の面影を感じられる洗練された和室です。畳の数は6枚ですが、床の間を含めると7.3帖の広さになります。もちろん畳は新品で、い草の香りは階段部分にまで香ってくるほど。
おさらい
さて、2階も見終えて土間に戻ってきたところでおさらいに入りましょう。
本日ご紹介した築90年のリノベられた戸建は総面積91㎡の2LDK。噂通り「新築みたい」でしたが、やはり建具などの建てつけや、細かいところには築年数を感じさせる箇所も幾つか見られました。0.9世紀もの間ここに建っている木造民家ですから、当然といえば当然です。最寄り駅は谷町線「文の里」駅から徒歩約5分。一応3年間の定期借家契約ということになっておりますが、更新もできるとのことなので、別にそこまで気にしなくて大丈夫かと思います。
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(物件番号:47283)