1993年の米騒動
こんにちは、広報担当のオザワです。
連日に渡る悪天候、なんでも今年の夏は「(梅雨前線の停滞による)冷夏」だということで、その影響で天気が乱れまくっているのだとか。これは農家にも大ダメージを及ぼす出来事で、1993年の冷夏のときには深刻な米不足に陥ったのです。当時の政府はタイ米を大量に輸入して事態を収束させようとしたのですが、まさかのタイ米が日本人の口に合わないという原点かつ深刻な問題が発生。さらにタイ国内ではタイ米の価格が高騰するという、完璧なバッドエンドを迎えることになりました。オー米ゴッドとはこのことでしょうか。違うかもしれません。
日本とタイの国交を揺るがす冷夏、「もしまた米不足になったらどうすればいいのか」を考え、食の聖地『天満』へとやってきました。
『どうかこのタイ米を、日本人の口に合うようレシピを考えてくれませんか?』
天満ならきっと、美味しく調理してくれる料理人がいるはずだと商店街を練り歩き、すぐに問題が発生。天満は飲み屋街なので、こんな真っ昼間から営業している店がありませんでした。そして同時に、歩いている中で体温が上がり汗をかいたためか、手の中でタイ米がふっくら炊きあがるという、サイババの後継とも言える能力に目覚めました。
※サイババ:手からいろんな物を出せるすごい人。タイ米を出せるかは不明。
そう踏んだ僕は、食料問題から天満の物件調査へと切り替えることにしました。本日の物件は北区同心二丁目の、割とキレイめなエントランスが特徴的なマンション。平成11年築のRC造ということでオートロックが立ちはだかっていますが、タイ米をネチャネチャと鍵状に作りあげ、鍵穴に差し込んだら開きました。タイ米万能説の誕生です。
IHの1口コンロが隣のシンクと急接近しているのがおわかりでしょうか。そう、このキッチンは調理スペースが皆無なのです。そのスペースはタイ米を二粒ほど横に並べたぐらいしかないので、調理の際はシンクにひと工夫仕掛ける必要があります。
ちなみに冷蔵庫を置くスペースはこの右下部分しか無いです。
反対から見てもその広さは何も変わらず、ただただ6帖でした。エアコン付きの6帖1K。サイババの後継と謳われた僕が、こんな何の変哲もない部屋を紹介していいのか。確かにフローリングは炊きたてのタイ米のようにツヤツヤですが、その1点だけで物件紹介できるほど世の中甘くありません。
なんとかストロングポイントを探そうと辺りをキョロキョロ見渡すと、この状況を覆す一筋の光が差してきました。
兵糧として使えるビッグバルコニー
一歩外に出ると、非常に大きなバルコニーが姿を現しました。
ここにもう一部屋1Kが作れてしまうほどのビッグバルコニー。空は相変わらず鈍い色をしていますが、ここを流れる風は心地よく、最上階たる特権をその身にひしひしと感じることができます。
冒頭に米不足の話をしましたが、ここに物資をたらふく貯蔵しておけば米騒動の心配もありません。あなただけの巨大な兵糧として使うことができます。
南向きのビッグバルから東向きのミニバルへと続くL字バルコニーですが、どうやら洗濯物を干すのはこのミニバルの方らしいです。ビッグバルコニーの方は入居者の想像力を活かして、自身にとって有効的なスペースとして活用してください。
賃料は込6万100円、礼金は8万円で入居者募集中です。室内は19㎡しかないですが、それを凌駕するバルコニーも一緒に手に入れることができます。天満の住居と巨大な兵糧、その2つを手に入れた新生活を始めませんか。
お問い合わせは、渋井不動産まで。
(物件番号:46398)