深いアート
ここは大阪市西区南堀江。街全体がストリートやファッションのカルチャーをモロに受けた、最先端オシャレスポット。すれ違う男性の7割はヒゲを生やしているし、女性の9割はインスタグラムをダウンロードしている。
そんなエリアのマンションなので、やはり多少のクセの強さがある。これは駐輪場に描かれた絵。右から「男性」、「イスキャンドル」、そして「牛」。永井豪漫画に出てくる魔界の牛をイメージしたのかと思っていたが、帰社後、とんでもないメッセージが隠されていることに気づいた。
頭の頭上に「へそ」なる縦線が描かれており、事態は急展開。モチーフが「牛」ではなく「ブーメランパンツ」だということが判明したのだ。
そして気持ちを高めてエレベーターに乗り込んだが、ここでもトリックの罠に落ちる。目的階は7階なのだが、エレベーターは6階までしかボタンがないじゃないか。
本当に存在するのだろうか。牛の件で被害にあったばかりなので不安だ。
SOHOとして、どうぞ
6階まで上ったところ、階段を見つけた。そこからワンフロア上れば、ちゃんと目的の7階が存在していた。
それにしても南堀江のカルチャーというのは大したもので、玄関前の共用部でさえこれほど雰囲気のあるものに仕上げている。さすがブーメランパンツを共用部に描くだけはある。
先に言うとこれから見る部屋はSOHO利用可。自宅としても事務所としても利用できる2WAY物件なので、他とは少し違う事務所を求めている人にはピッタリだろう。
よくお寺や神社に「通れば健康になる」通路があるが、そういった類のものだろうか。しかしここは南堀江のど真ん中、この通路を通ればヒップホップに目覚める可能性が否定できない。
ジャンクで広すぎたワンルーム
通路を抜けると広い洋室へとぶつかる。廊下部分を含め18帖の広すぎるワンルーム。
足元には年季の入った無垢材、そしてむき出しのコンクリートに白い塗装という、ファッションの聖地堀江らしいジャンクな空間だ。これだけ空間がキマっていれば、事務所として利用するときも内装をデザインする必要はないだろう。
正面がバルコニーへと出る窓なのだが、そこそこに陽が入ってくる。実はこの物件というのが、部屋によっては水深50mかと思うほど日当たりが悪い。しかし、わざわざ階段でワンフロアのぼって最上階まで来た甲斐もあってか、それなりの明るさを確保している。
広さは42㎡とあり、家賃は込9.2万円だ。(事務所利用は別途税)こんなインダストリアルでジャンクな自宅・事務所をお探しの方、南堀江も選択肢のひとつとしてどうだろうか。
現在この最上階は1室のみ募集中なので、お問い合わせは、お早めに。
お問い合わせは、渋井不動産まで。
賃 料 | 85,000円 |
共益費 | 7,000円 |
敷 金 | – |
礼 金 | 2ヶ月 |
所在地 | 大阪市西区南堀江四丁目 |
最寄駅 | 西大橋駅 |
築年月 | 平成1年6月 |
構 造 | 鉄筋コンクリート造 |
間取り | 1R |
面 積 | 約42㎡ |
種 別 | 賃貸マンション |
所在階 | 7階 |
E V | 有り |
駐輪場 | 有り |
駐車場 | 無し |
ペット | 不可 |
物件問い合わせ番号 | 41979 |