靭公園エリアのバブリーな1LDK、10万円。

これまで連日に渡って階段物件の紹介した渋井ブログ。市内にもまだまだ階段物件が残っており、それらがどんなポテンシャルを秘めているのか感じ取れただろう。

しかし、今回やっとエレベーターにめぐりあうことが出来た。我々も「冷静に考えると、階段はちょっとしんどいかも」という、皆さんからの見えないプレッシャーは感じていたので、ここらで階段物件は一時休憩とする。

さて、本日やって来たのは大阪市西区靱本町二丁目。西区を代表する緑地帯「靭公園」と、市内を東西に走る「中央大通」の間にあるマンションで、最寄りの阿波座駅までは徒歩２分だ。

ラベンダーのかほり

ドアを開けるとナチュラルな建具と玄関脇にある薄紫のシューズボックスが目に入る。

万人受けするヌクモリティと、小脇に７０代のおばあちゃんが染めがちなラベンダーカラーを採用することで、老若男女の幅広い世代にとって住みやすい部屋であることを暗示している。

ちなみにラベンダーは「ハーブの女王」と呼ばれており、初夏〜秋にかけて咲き乱れる。花の香りはリラックス効果があり、安らかな眠りへと誘ってくれるらしい。

おばあちゃんはなぜラベンダーカラーに染めがちなのか、またひとつ真理に近づいた気がする。

さて、ラベンダーの話でリラックスというワードが出たので、リビングを見てみる。

正方形に近い間取りのリビングは、広さが１４帖とまぁまぁ広め。空間の色味や素材もクセがなく、非常にシンプルだ。

そのリビングの角にあるこの収納。

あるものがこの中に収納されているので、パカリしてみよう。

ラベンダーの花言葉「あなたを待ってます」

まさにそれを再現したかのような、パカリの中でハーブの女王が待機していた。ガス２口のシステムキッチンで、お上品な雰囲気をまといながら調理できる。ただ毎日のことなので、開けっ放しにしといたほうがいいと思う。

そしてリビングに隣接する扉をガラガラＧＯすると

７帖の洋室がある。

リビング・洋室ともに変なアクセントクロス等が無く、実際に住むイメージが湧きやすいかと思う。この洋室にはダブルベッドも悠々置けることも補足しておこう。

それでは続いて洗面台へ。

いちいちラベンダーに触れるのが面倒くさくなってきたのでそこは割愛するが、壁一面の大きな鏡に、バーカウンターのような幅のある天板。まるでホテル仕様の独立洗面台になっており、毎朝のセットが自ずとキメキメになりそう。

お風呂もゴージャス感のある仕上がり。

大きなシャワーヘッドからはそれなりの圧がある水流が期待でき、浴室乾燥もガンガン乾かしてくれそうだ。

浴槽が少しバブリーなテイストではあるが、ちゃんと理由がある。

それはこの浴槽がバブリーな機能を搭載しているからだ。

これを使えば日々の疲れもまさに水泡と化すという、奇跡の箱。泡を出すパターンも様々あるので、月曜日は左上の「腰・足先のほぐし」、火曜日はその下の「腰のほぐし」と、曜日によって入浴に変化をもたらすことができる。

中段、肩にコバエが集まっているような図のマッサージがよくわからないので、そこは実体験で確認してほしい。

最後にバルコニーだ。

普通に広さはあるが、日当たりに恵まれていない少し残念なバルコニー。アンチ紫外線の方には、願ったりかなったりなのかもしれないが、その点だけ予め知っておいてほしい。

この部屋で唯一の弱点は太陽に恵まれなかったこと。

しかし、それでも紹介したのはこの部屋の賃料がリーズナブルだったからだ。西区の靭公園エリアの１ＬＤＫで、広さも５２㎡ある部屋が込１０万円という安さ。

普段から渋井ブログをご覧いただいている方にとっては部屋のインパクトがやや薄いかもしれないが、そんな人もこの賃料を見れば「住みたい」と思える一室ではないだろうか。

恐らくこういった部屋を求めている人は多いだろうし、西区でこのクオリティでこの賃料の部屋が出ることは、地味に少ないのだ。

お問い合わせは、渋井不動産まで。