靭公園の広すぎた１Ｋ、5.7万円。

説明しよう、「卵井不動産（えっぐい不動産）」とは、「希少価値が高すぎてマイノリティにしか受け入れられない」という曖昧な定義の元、希少価値の高い不動産だけをセレクトした新しい物件ジャンルである！

ここは西区西本町。本日は靭公園スグの好ロケーションから卵井不動産をドロップ。

デザイナーズマンションやリノベーション物件のような所謂「見た目」ではない、その「条件」を求める人が集まるのが「卵井不動産」であるが、ここもまた、見た目よりも条件という方々っぽいチャリと車が停められている。期待して良いだろう。

レトロという名の、マイノリティが好むキーワード。ただ古いだけじゃんって言う人は、退出命令が下るので注意して欲しい。

どうだこの感じ。「絶対元々畳やん。」という引き戸が二枚、渋い感じに設置されてる。どうやらこの奥が広すぎた部屋のようだ。

広い。実に16帖を軽く超える部屋は畳をフローリングに張り替えて、残念ながら万人受けを目指しているようだ。畳のままの方が渋いのだが、ここは「今風」を意識。

逆アングル。広い。板張りの天井が渋い。

既に気付いていただろう、この南向きの巨大な窓を。5.7万円の家賃の部屋に同じ大きさの窓があるなら、ぜひ見せて欲しい。絶対無い。

「便器ちっちゃ。」と思わないで欲しい。実際に、かなりちっちゃい。しかし、便器がちっちゃいことにより壁・そして床が広く取られており、アートを飾るなり便所を渋く仕上げるのには絶大なポテンシャルを持っていることに気付いていただきたい。

「うわ、銭湯みたいな風呂。」と思わないで欲しい。実際にかなりレトロなものが完備されている。しかしだ、左のモップを見たらわかるように、めちゃくちゃキレイに掃除がされている。輝くタイルを見ればわかるだろう。しかも窓が付いているじゃないか。それでもここがウィークポイントだと言う方がいたら、退出命令が下るので注意が必要だ。