北区にある最上階ルーフバルコニーの部屋、8.5万円。

復活

過去に渋井ブログに登場し、俊足で埋まってしまった部屋が再度登場した。その足のはやさから「福本豊」「サバ」の異名で騒がれた物件だ。

場所は大阪市北区大淀中。最寄りの阪急神戸線中津駅まで徒歩１５分と、まぁまぁアクセスが悪い。それなのにすぐ埋まってしまったのはなぜなのだろう、と考えながら読み進めていってほしい。

では、まずはマンションエントランスから見て欲しい。オートロックを抜けると感じる心地よさ、２月だと言うのになんだか暖かい。

そう、エアコンがフル稼働している。

この廊下（短め）を暖めるだけに搭載されたエアコン。普通は天井埋め込み式のものを設置しがちだが、それだと値段が高くついてしまう。でも廊下（短め）は快適にしたいという思いから、家庭用のエアコンを搭載するにいたったのだ。

住人にとっては、ありがたい思いやりだ。

さぁそれでは部屋に向かおうとエレベーターに乗る。するとどうだろう、おかしな点がある。

え？どこが変なのかわからないって？そりゃそうだ。はたから見れば何もおかしな点はない。ただ、今回の物件に関して言えば変なのだ。

向かう部屋は８０１号室。なのにエレベーターは７階までしかボタンが無い。これは変だと言わざるを得ない。

「変だ！変だ！」とエレベーターの中で叫びながら、とりあえず７階に到着。

すると、エレベーター降りてすぐのところに上の階へと続く階段が現れた。８階の住人専用の階段、これは男心をくすぐる。

そして８階に到着すると玄関扉が１枚だけあった。８階はワンフロア一戸なのだ。

明らかに特別扱いされた、オーナーズルームと言っても過言ではないこの部屋。そしてこれから室内を見るのだが、ここからは渋井も未知。実は過去に空室として募集していたとき、室内は絶賛工事中だった。なので、工事が完了して実際に住める準備が整った姿を見るのは初めてなのだ。

期待を胸に膨らまし、玄関扉を開ける。

「ガチャリ」と言いながら玄関を開けると、そこには小ぎれいな空間。

左手に造作された棚があり、そこをシューズボックスとして利用するのだろう。そして右手はトイレ、クローゼットと続くのだが、理由は後で説明するとして今回は省略させていただく。

そして１０帖の洋室に到着。

以前はこの部屋の中心に浴槽が放置されているほど工事中だったが、やっと小ぎれいな姿を見ることができた。この部屋は１Ｋなので、ここがリビングでありダイニングであり寝室だ。広さ的には一人暮らしなら何ら問題ないだろう。

そしてＩＨ２口のキッチン。

室内洗濯パンに独立洗面台。

お風呂。

めちゃくちゃ普通じゃないか。

工事が終わってもっと渋い内装に仕上がったのかと思っていたのに、小ぎれいで住みやすい１Ｋだった。ちなみにトイレを割愛した理由も、めちゃくちゃ普通のトイレだったからだ。

前回の埋まりの速度は何だったのだろうか。小ぎれい好きの人がたまたま空いた瞬間に入居しただけだったのか。

実は、そうではない。

この部屋にはあるモノが付いてくる。

※佐々木希の写真集とかではありません。

特大のルーフバルコニーだ。

部屋とほぼ同じくらいの広さはあるこのバルコニーが、自分専用のものとして付いてくる。最上階ワンフロア一戸の特権を、ここで大いに活用してほしい。

角度を変えてみると、右手にシティタワー西梅田が見える。

あそこに住んでいる人はスカイラウンジやコンシェルジュのサービスなど、様々な贅を満喫できるのだろうが、これほどのルーフバルコニーは無い。

タワーマンションに住むのはもちろん憧れるのだが、渋井はどうしてもこっちの部屋の方に魅力を感じてしまうのだ。

そして最後にもうひとつ補足しておく。

冒頭で見た玄関扉の脇に、このようにＬ字のこじんまりしたバルコニーもある。あのルーフバルコニーがあれば必要ないんじゃないかと思うかもしれないが、ここもある特典が付いてくる。

※郷ひろみの写真集とかではありません。

小さいバルコニーから北側への抜けた景色。夏場、ここは淀川花火大会が見える特等席になるのだ。大小のバルコニーを使って、ここでしか体験できない暮らしが待っている。

賃料は込８.５万円、これから来る夏が楽しみな部屋が、前回俊足で埋まってしまった部屋が、このタイミングで登場。

お問い合わせは、渋井不動産まで。