この吹田市寿町、【戦国時代に窮地に陥った武将が、神がかり的な奇跡で生き延びた】的な、さぞかしめでたい由来があるのだろうとネットを叩いてみましたが、ヒットせず。
正確な情報を得るには吹田市役所に聞く必要があったのでしょうが、ゆとり教育の黄金世代はそんなことできません。ただ、全国各地にも「寿町」という地名は存在し、その中で検索の一番上に出てきた『横浜市寿町』を参考にしようと思います。
大阪の西成、東京の山谷、横浜の寿
横浜市寿町は、日本三大ドヤ街でした。
ドヤ街とは:日雇労働者が多く住む街のこと。「ドヤ」とは「宿(ヤド)」の逆さ言葉であり、旅館業法に基づく簡易宿所が多く立ち並んでいることからそう呼ばれている。大阪でいうところの西成「あいりん地区」。
はるか東の寿町は、昼間からビールで飲み明かす的な寿でした。この吹田市とは全く関係ありませんのでご安心を。口直しにではありませんが、この春の芽吹きを感じさせる爽やかな日差しでリフレッシュしてください。
さて、それではお部屋に向かいますが、この左手で開きっぱなしになっている1階へと向かいます。
SO JUNK
それらが一切ない。
何が寿だと言わんばかりの、想像の斜め上すぎる部屋。辺り一面コンクリートは剥き出しで、無法地帯。松任谷由実がこの部屋に住んでいたら、「ジャンクさに包まれたなら」という曲を発表していたことでしょう。
全米ヒップホップチャート5週連続1位です。
この部屋の核
そして部屋の中心、あからさまにヤバイものを見つけました。
これは「マザー」と呼ばれる、このマンションの核ですね。
住人の性別・年齢・趣味趣向・指紋・声紋などのあらゆるデータがここに転送・保管されています。実際に見たのは初めてですが、中は謎の培養液でヒタヒタになっていると聞いたことがあります。
「培養液を長時間に渡って保存するには通常の液体と比べて莫大なエネルギーを要する」と、理系の友人が早口で言っていました。
確かにこの部屋、マンション1階なのですが、エントランスから階段を数段降りた半地下の場所になっているんです。なぜそうなっているか特に気をとめませんでしたが、エネルギー供給をしやすくするためだったんですね。
周囲をブロック塀で囲まれた堅牢なトイレですが、いかんせん天井が吹き抜け。オイニーも音もそよ風と共に吹き抜けてきますので、来客中の際は細心の注意が必要です。
それでは本当に培養液でヒタヒタなのか、「マザー」の中を見てみましょう。
❐マザー→風呂
❐培養液でヒタヒタ→浴槽がカツカツ
❐地殻エネルギー→関西電力
我々が今まで「マザー」と呼んでいたものは、ただのむき出しユニットバスということが判明しました。誰のせいでこんな騒ぎになったのか、今一度胸に手を当てて思い返してみてください。
この全てがむき出しのワンルームは、広すぎる25帖なのに共益費込でなんと6.9万円。しかも嬉しいことに敷礼0で募集しております。
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賃 料 | 66,000円 |
共益費 | 3,000円 |
敷 金 | 0円 |
礼 金 | 0円 |
所在地 | 吹田市寿町一丁目 |
最寄駅 | 吹田駅 |
築年月 | 平成1年10月 |
構 造 | 鉄筋コンクリート造 |
間取り | 1R |
面 積 | 約42㎡ |
種 別 | 賃貸マンション |
所在階 | 1階 |
E V | 有り |
駐輪場 | 有り |
駐車場 | 不可 |
ペット | 不可 |
物件お問い合わせ番号 | 38127 |