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ここは都島区内代町。年季の入った戸建てがそこら中に立ち並び、昭和レトロな雰囲気が漂うエリア。

今いる場所は屋上、本日紹介する物件のトップオブトップから始めようと思っている。スッキリ爽快な11月の青空を眺めると気分も晴れやかになってくるが、ここに来るまで色々あった

でも紹介したくなったのは価格以上のバリューが感じられたことと、渋井の即戦力マックスがやたら推してきたから。4:6くらいだろうか。

WIDE DOMA

まず玄関を開けるとこの広い土間スペース。

築浅の戸建てでは、居住スペースの問題でここまでゆとりのある土間を見ることは殆ど無い。「そこにそんな広いスペースなんていらない。その分居室を広くしてもらったほうが嬉しいに決まってるじゃん。メイのバカ!もう知らない!」と言った感じだろう。

でもこの物件は恐らく、そんなカルチャーが浸透する以前の建物。やっぱり土間は広いほうが、余裕を感じられて良い。

小上がりさんをヨイショすると、左奥に白い扉、その右手にガラスの引き戸、そして写真中央にまた白い扉が見える。

まずは一番左奥の扉から。

やたら距離を感じるトイレ。

そして左手の洗面には蛇口が2箇所、ひとつはぶっ飛んだ場所に付いている。もはや床を殺す気マンマンといった感じだ。

ガラス戸を開けるとこれまた距離を感じる位置にキッチン。

万が一に備え、消火器は2本用意。

キッチン横を覗くと何やら和室の宴が始まっている。
せまっ!

和室へと赴こうとしたが、通路がムチャクチャ狭いじゃないか。

ものさしにされるジョブズ

幅の参考に、iPhone7+を置いてみた。

ほぼ2個分であることがわかると思う。

「土間のスペース削れ」と思った。

これが和室。

正面の襖は押入れだが、問題は右手。ウソだと思った。

畳と風呂の奇跡のコラボ

風呂だった。

畳の部屋に風呂なんて聞いたことがない。でもココはそれでまかり通ってしまう奇跡。しかも憎めないのが、やたらキレイであること。

今回の募集に合わせて新調したとのことだが、他にも手直しするところがあったと思う。でもちょっと嬉しい。

そして2階へ。
階段を登りきると、本性を現したかの如くディープな雰囲気
6帖の和室

天井に貼られたガムテープがいい味を出している。この雰囲気は、ある意味求めていたところ。

もう一部屋も6帖和室

こっちは壁の色のせいか、少し暗めの雰囲気。

そして、2階の廊下にあるガタがきている引き戸を開けると・・
満身創痍な壁に囲まれた階段。

少し前に「20年ぶりの大型台風」が大阪に来たことは記憶に新しいと思うが、よく耐えたなという印象。

登った先にあるこの扉は耐えてなかった。

ギリギリ死亡、という感じ。

しかし、セキュリティに関しては万全のトリプルロック

扉自体の耐久力がアレなものの、必死で外部からの侵入を防ごうとする姿勢は涙無しでは語れない。

そして屋上に到着、というわけだ。

長かった。

この「ガタが来かけの内代町貸家」だが、屋上にハードなセキュリティが敷かれているところがある。そこは隣人の敷地なので、入らないようお願いする。

土間が広くて賃料5万、お風呂が新品で5万だ。

「まぁ住んでみるか」と軽い気持ちで入居するのも、いいかもしれない。

お問い合わせは、渋井不動産。

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  • 「ガタが来かけ」の内代町貸家、屋上付きで5万。
  • 都島区

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