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愛、育んでいますか。

ここは大阪市北区兎我野町。数多のホテルが立ち並び、昼でも夜でも多くのカップルが闊歩している、ラブリーなエリア。「さっき初めて会ったの?」というくらい初々しく手を繋いでいる男女を見ると、今日の晴れ渡った天気のように温かい気持ちになる。次の「愛・地球博」はここで開催すればいいのに。

そんな兎我野町より、本日は選りすぐりの部屋を紹介しよう。

まず細暗い路地に入る。

急激に日当たりが無くなるこの路地は、人の出入りを拒み、外界との交流を絶ちたがっているような雰囲気。

この路地を突き当りまで行く。

すると、怪しいプレハブに到着。

中からモモヒキを履いたお爺ちゃんが出てきそうな、このレボロな家が本日のメインディッシュ。

※レボロ:レトロ≦ボロい

玄関扉に気になるシールが。

こんなプレハブ小屋に、「システム」と呼ばれるほどの文明が搭載されているのだろうか。インターネットが通ってるかすら怪しそうなのに。

玄関を開けての率直な感想は「お、イケそうやん」だった。

「生ゴミが散らばっていてもやむ無し」という地面すれすれのハードルに設定していたため、この(普遍的な)キレイさは嬉しい誤算だった。

ではまずは1階から見ていく。

見間違いかと思うほどコンパクトな室内。

基本的な設備はこの1階部分にあるので、まずは正面の扉を開けてみる。

もちろん三点ユニット。

ここも思っていた以上にキレイなユニットバス。「セパで和式便所か三点ユニットか」だったら、こっちのほうが良いだろう。

そしてユニットバスの外にはシンク。キッチンが無く、ただシンクだけがポツンと突っ立っており、1階はいわば「広めの脱衣所」と言える。

「じゃあどうやって生活するのか」ということになるが、キッチンを設けるしかない。自分で。

この家はDIY可。自分で改造し、思い通りの室内を創り上げることができる。なんなら飲食などの店舗利用も可ということなのだから、自由度はかなり高い。

※店舗利用の際、ガスなどは相当な引き込み工事が必要になるかと思われます。『この細暗い路地奥で商売をやっていけるのか』、十二分にご検討いただいてから、お問い合わせください。

そして「東側と南側に窓」という、響きだけで明るい室内を連想するが、ここは一味違う。
南側の窓を開けるとおびただしい数のレンガに出会う。

「これが南側の景色だよ」と言って彼女に見せたら、巡り巡って振られそう。

東側もどっこいだが、洗濯竿が吊ってある。ただ日当たりはアレなので、洗濯物が乾くのに1日半かかりそうだ。

ちなみに、この家には洗濯パンが無いので、それも自作する必要がある。

それでは2階を見てみよう。
2階はタイルカーペットが敷き詰められた快適な空間で、広さは約7帖。

割と新しめのエアコンも付いており、寝室としては何も問題ないスペックと言える。

壁に貼られた世界地図で、ざっくりと地理を把握できる。

気に入らなければ、DIYでえぐり取ろう。

そしてすでにDIYの手が伸びているポイントを見つけた。

前住人の「ちょっとでも生活を豊かにしてやんよ!」というヤル気が、この【階段に吹き抜けにフタ】という柔軟な発送を生み出した。

このように、どんどん自分のアイディアで室内を改造していけば、住心地が段違いに良くなるはずだ。

愛の溢れる兎我野町で見つけた家は、創造力が沸き立つ物件だった。

DIY可、SOHO可、店舗利用可。

自分で創る兎我野のプレハブは、賃料6.5万円で登場。入居者の鋭い感性で、素敵な空間を完成させてくれ。

お問い合わせは、渋井不動産まで。

(店舗利用や事務所利用の場合は、別途税がかかります)

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  • 「TGNでDIY」6.5万円。
  • 北区

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