9月に入ると、なんだか新しい季節の始まり感がより一層強いように感じます。例えば5月から6月よりも、8月から9月のほうが「新シーズン到来感」があるような気がします。
なぜなんだろうと考えた結果、「学生は新学期が始まるからだ」という、誰もが思いつきそうな結論にいたりました。若い頃に植え付けられた「9月は再スタート」という記憶。それの影響で、9月はなんだか気持ちが切り替えられているのかなと思います。
台風21号
さて、そんなことがどうでもよくなるくらいの台風が来ていますね。
気象庁によりますと、今回来ている台風21号は「今年最強レベル」と言われているほど、えげつないやつらしいです。
なので本日は『台風についての知識を深めていこう』という回です。
バーベキューをしながら。
ひとつに「ちゃぶ台がひっくり返ってしまうほどの強風」ということで【台風】と名付けられた説があります。これは僕が10秒で考えた説なので、数ある語源説の中でもかなり弱めの説です。
有力な説のうちのひとつは【ギリシャ神話の風の神「typhon(テュホン)」が、「typhoon」となり、「台風」となった。】らしいです。
台風の強さについて
台風の強さは一般的に「中心気圧付近の風の強さ」によって決まるようです。必ずしも「中心気圧が低い=強い」というわけではないようですが、統計上、低ければ強い傾向にあります。皆さんにわかりやすいように、歴代の阪神タイガースで例えます。
990hPa〜 1987年〜2001年までの阪神
960〜990 2016年以降の阪神
930〜960 1951年〜60年までの阪神
930以下 1986年のバース
風速◯mってどれくらいの強さ?
風速には「最大風速」というものがありますが、これは【10分間の平均風速の最大値】のこと。風は強いときもあれば弱いときもあります。それを10分間計測した値の、平均値の最大のことです。また、「瞬間最大風速」というのもありますが、これは文字通り【計測中に吹いた瞬間的な風で、最も強いもの】のこと。
では風速◯mとはどれくらいなのか。わかりやすく阪神タイガースで例えてみましょう。
6〜9m/s 甲子園に吹く「浜風」がこれくらい。
10m 追い風だった場合、赤星の内野安打での打率が3割5分を超える。
20m 追い風だった場合、赤星の内野安打が6割を超える。
50m 追い風だった場合、赤星を肉眼でとらえにくくなる。
降水量について
普段天気予報でよく耳にするのが「1時間に◯ミリの雨が降る」というフレーズ。実際の降水量もミリの単位で表示されます。わかりやすいように、阪神タイガースで例えてみましょう。
1ミリ 甲子園でギリ試合が続けられる。
2ミリ 糸井が屋外での筋トレを諦める。
5ミリ 和田が浮気相手の家へ通うのを諦める。
ちなみに急なスコール時は10ミリくらいです。
たまにある50ミリとかは、雨に打たれた鳥谷が故障者リスト入りするレベルです。
中心気圧 915hPa
最大風速 55m/s
(関西圏上陸時の)予想雨量 60〜80ミリ
「1986年のバースほど強力な気圧があり、その風は赤星を高速まで導き、降る雨は鳥谷ですら怪我するレベル」というわけです。どれだけヤバイ台風かが、わかっていただけたかなと思います。「焼きたてのアルトバイエルン」の旨味くらいヤバイ。
食料の備蓄や窓の補強などは、今のうちに行っておきましょう。西日本上陸予想は9月4日の午前中です。さすがの僕も、その日ばかりはバーベキューを諦めます。
皆さん気をつけてください。
以上、オザワの防災コーナーでした。