ほぼ難波、大国町

あれは昔、初めての一人暮らしを神戸でスタートさせた私が、なぜか江坂まで通勤していた頃のこと。その日は大阪某所の現場へ直行だったが、集合時間の5分前に起床するという大失態を犯す。
慌てて上司に電話すると、「おはよ〜!今着いた!どこおるぅ?」とご機嫌に問われてしまい、「家です」と回答したところ、「エッ?!ア⋯エッ⋯」と、ちいかわのようなリアクションをさせてしまったことを機に、大阪へ引っ越すことを決意。決めた物件が『大国町』にあった。

当時、大阪の地理に詳しくなかった私は、内覧中にナンパしてくるような不動産屋に紹介されたロフト付き物件を「天井が高い」という理由だけで契約してしまう。なお、その不動産屋とは、物件の引き渡し日を忘れ去られるという一悶着があったため、最終的には強めのクレームで着地した。
時を経て自分が不動産屋となり、女の一人暮らしにおいて、大国町という土地が敬遠されがちだという事実を知る。知らずに住んでいた当時は、「難波から歩いて帰れるの超便利!」と割とハッピーに暮らしており、知らぬが仏・住めば都を体現していたのであった。
ペット飼育可マンション

というわけで、本日は大国町の物件にやってきた。入口には立派なオートロックがあり、当時のわたしならば「エントランスが分譲っぽい」という理由だけで契約しているかもしれない。
もちろん、エレベーターや宅配ボックスも完備。もっと言うならば、小型犬1匹も飼育可能(条件変更あり)なので、一人暮らしでも相棒と一緒にご入居いただける。

お部屋は9階。立派なエントランスでのテンションを爆下げして申し訳ないが、中はテナントビルのような雰囲気を醸し出していた。お察しの通り、あの電車の連結部分のようなものの先にあるのが、本日の玄関扉である。

室内へお邪魔すると、こぢんまりとした玄関がお出迎え。本来であれば、シューズボックス折戸のミチミチ加減を嘆くところ、私は根っからの関西人なので、折戸が玄関ドアにツッコミを入れているように見えてどこか憎めないのだ。

では先に、玄関左手の水回りから見ていこう。

トイレはウォシュレット付きで文句なし。それ以上でもそれ以下でもなく、ほかに言及する点は見つからない。

そんなに寄せるかね、と疑問が湧く位置の洗面台。実はトイレの扉がないため、ここは洗面台とトイレが同一空間にあるアメリカンセパレートである。
そうなると、余計に距離はとってほしい。子どもたちが巣立った熟年夫婦くらいの距離感でいてほしい。

27㎡+18㎡の居室スペース


メインスペースは、8帖の居室に9帖のロフトがついた二段構え。もちろん、私が住んでいたロフト付きワンルームとは全くの別物件であるものの、自分が未だに「天井の高い物件に心躍ってしまう」のは認めざるを得ない。
冬は手足が痺れるほど下階が寒くて、夏は息苦しくなるほど上階が暑い。そんな点もひっくるめて、高けりゃ高いほどいいと思っている。

キッチンはIH2口の必要最低限。シンクのサイズを考えると、取手がとれる鍋やフライパンを導入したほうが吉。でっかい寸胴でカレーをつくりたいという欲求は、入居と同時に捨ててほしい。




ロフトとは言ったものの、上階にも十分な広さが確保されている。最も高いところで175cmほど高さがあるため、よほど長身でなければ極端にしゃがむ必要もないだろう。
なにより嬉しいのは、上下階にエアコンが付いている点。動作確認こそできなかったものの、これが稼働すればココも立派なひと部屋として活用できる。

ロフトへの昇降が、しっかりと”階段”なのも大きなポイント。よくあるハシゴが掛かったオーソドックスな場合、荷物を持って上がるのも一苦労である。
その点、当物件ならば、上階にベッドやソファを運ぶとしても比較的イージーだろう。9帖の広さを考えれば、ベッド+収納スペースなんてことも叶う。

では、おさらい。浪速区より登場したロフト付き物件は、大阪メトロ御堂筋線・四つ橋線『大国町駅』徒歩2分。文句なしの駅近に加え、スーパーやドラッグストアもすぐ。なんなら難波も徒歩圏内で、生活至便な立地である。
諸費用は、敷金1か月・礼金2か月の賃料共益費込み10.5万円。しっかり費用はかかるものの、実質1LDKのような間取りを考えると、腑に落ちる設定かもしれない。
ペットとも住める、大国町のロフト付き物件。心躍る天井高でお待ちしております。
以上、渋井不動産でした。
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