嶺上開花1周年
弊社がご仲介させていただいた嶺上開花(リンシャンカイホウ)が、今年4月に1周年を迎えられました。おめでとうございます。
本日はご仲介を担当したディレクターのGOが、嶺上開花の店主 矢野さんにインタビューしてきました。開業にいたる紆余曲折や、ジン・ラリーで1位になった話、絶品メニューまで、おすすめのジンを挟みつつご紹介いたします。それでは、どうぞ。
独立のきっかけと下積み時代

ーGO
1周年おめでとうございます。矢野さんが自分でお店をやろうと思ったきっかけって何かあるんですか?
ー矢野さん
10年ぐらい前にワーホリでオーストラリアに行ってたんですけど、その時の仕事が歩合制やったんですよ。そういう給与形態の方が僕には合ってたんで、そんな仕事を求めて日本に帰ってきたけど、完全成果報酬ってなかなかなくて。

ー矢野さん
だったらもう個人事業主しかないやんって、独立を目指しました。飲食を長くやってたんで 、まあ飲みに行ったりとか、よく遊びに行くところでやっぱ飲み屋やなと。
ーGO
じゃあ割と若い時から独立は考えてたんですかね?
ー矢野さん
そうですね。それ前提で動いてましたね。前に勤めてたところも全部イチからメニュー作ったんですけど、ここの練習や思ってやってたんで。

ーGO
下積みみたいなものは何かされてたんですか?
ー矢野さん
18ぐらいから飲食業を始めて、今20年ぐらいかな。もともとは天六のマッシュアップに勤めてて。そこで料理の基礎を教えてもらったんですけど、やっぱり結構ハードで。20代で若かったのもあって、それが嫌になってしまって、そのまま逃げるように海外へって感じなんです。

ー矢野さん
で、3年後かな。29くらいで帰ってきたときに、マッシュアップのオーナーと銭湯でたまたま会って。そんでそのオーナーさんの会社に戻ってみたいな。
コロナ禍でその会社もちょっとお休みにするというか、一回解散ってなったんで、知り合いのところで働いてきますって言って、3年ほど堂山で働いて、独立したって感じですね。
物件探しからオープンまで

ーGO
それで渋井不動産に来てもらって、結構いろんな物件を見に行ったじゃないですか。
ー矢野さん
そうですね。谷町の物件がめちゃめちゃ条件良くて悩みました。でもやっぱ北エリアでずっと仕事してきた人間が、全く知らん、もう言うたら武器を捨てて、わざわざ谷町に行く理由あるんかなと。
あれから僕、夜に街歩いたりしたんですけど、なかなか自分の出すカラーは合わへんのちゃうかなと思って。しゃべりだから僕自体が。

ーGO
確かにね、まあそのカラーの違いも。
ー矢野さん
僕に関しては地の人間なんで、場所はやっぱり譲れなかったっすね。その条件が一番強かったです。何回も打ち合わせしてるタイミングで、「天満の2階でええとこ空いた」ってなって。言われた当日ぐらいに内覧して、申し込みした感じです。見てから決断までは早かった、結局。天満でええ場所って、ホンマなかなか無いですし。

ーGO
内装も弊社で担当させてもらったんですけど、お店づくりのイメージとかはありましたか。
ー矢野さん
立ち飲み形態で、”大阪で一番ジンを置く”っていう構想は最初から決めてました。あとは、ちょっとウッディな感じでお願いしました。デザインもほんま理想通りやってくれてありがたいです。
ーGO
今でも忘れないですわ。ここの搬入めっちゃ大変やった(笑)
大の男4人がもうぜいぜいヒーヒー言いながら、これいけるかなみたいな。
ー矢野さん
今でもまだあのロープの跡、残ってますからね(笑)
関西ジンラリー 1位を獲得

ーGO
あとは昨年、KANSAI GIN RALLYで1位になってましたよね。
ー矢野さん
ありがたいことにね。&GINっていう南森町のお店のマネージャーさんが、クラフトジンを売りにしてるお店ができたらしいと、うちに来て下さって。僕もジンが好きなんで気が合って、ジンラリーの主催の方を紹介していただいたんです。
そのイベントは”ジンをみんなで広げようの会”なんです。参加店舗がジンをどんだけお客さんに普及・認知したか、っていうのをインスタで集計取って。「嶺上開花っていうお店でイベント参加してます」って声掛けて、インスタ載っけてもらったら、店舗に1ポイント入る。

ー矢野さん
お客さんも参加店舗をいっぱい回ってもらって、行ったお店の数がポイントになります。去年優勝したときは、ジンラリーからプレミアムジンをいただきました。
その表彰式で、あまから手帳の編集長さんとお知り合いになって、嬉しいことに、あまから手帖のWeb記事版に載せてもらったんです。ホンマいろんな縁が縁を呼んでくれました。
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絶品料理ができました

ー矢野さん
ほな料理いかしてもろてええですか。これは、爆発海老(バオシャンシャー)です。中華料理のちょっとエビ入れたやつで、最後すごい熱した香味油をかけて、ネギとパクチーの香りを油につけて旨味を出します。
ーーここで油をかける

ー矢野さん
タレも自家製なんです。最初はそのまま。味変でレモンをかけてもらったら、かなりエスニックな味わいになります。いきなり東南っぽくなるので。ネギと混ぜて食べるんですけど、パクチーが苦手ならそのままでもどうぞ。
ーGO
せっかくなんでパクチーも一緒にいただこかな。
ー矢野さん
苦手な方でも食べれるっていう方は結構多いので、もしかしたらいけるかも。

うっまっっっ!!!!!
ーGO
え、パクチー全然いけます。なんやったら、ちょっとパクチーハマりそう。えーすごいな、こんなに風味出るんや。すごいな、パクチーいけるもんやな。すごいな、ちょっと感動したな。(ここでGOの語彙力が崩壊する)
ー矢野さん
実はこれ、常連さんだけの隠しメニューなんです。なんでメニューには載ってないんですけど、渋井さんのブログ見てくれた方なら出しますよ。バオシャンシャーって”爆発するエビ”って書く造語なんで、”嶺上開花のエビのやつ”とか言うてもらったら。

ー矢野さん
僕、「東アジア料理」とか言って、結構ニッチなジャンルやってるじゃないですか。中華や韓国料理って感じじゃなく、日本料理も置いてて、今まで聞いたことないようなジャンルの。
去年、ガチャガチャ呑み カンパイ万博編に掲載してもらった時に、参加店舗のエントリーNo.001やって。1番前や嬉しい〜!と思ったら、世界の料理がジャンル分けされてて、1番上に「東アジア料理」というカテゴリーが出来てたんです。
いやいやいやいや、ええ?!って。そんな言い方してる人おった?と思ったけど、もしかしたら俺が言うてるから?ってなりました。それはちょっと嬉しかったですね。

ー矢野さん
続いて、皆様がよく知ってるポッサムです。うちのお肉は1回圧力で炊いて、お野菜とかの旨味を入れてから1日冷蔵庫で熟成させるので、柔らかくて食感も良く食べられると思います。
白菜の芯との相性がめっちゃ良いんで、よければエゴマと一緒に食べてください。真ん中にあるのはサムジャンです。お味噌しっかりめにつけていただいて。あとはお好みでどうぞ。

ーGO
お酒が止まらんな⋯。レモン絞ったら全然ちゃう。めっちゃうまいです。レモン絞った方が好きかも。めっちゃうまい。すごいっすね、矢野さん。なんか、めっちゃ料理うまいんですね。(語彙力)
ー矢野さん
ありがとうございます。嬉しいです。ポッサムだけ食べに来てくれるお客さんも結構います。そのタレも、醤油ベースのやつも全部作ってるんですよ。自分の好きな醤油があるんで、それブレンドしてちょっと味入れして、昆布で炊いたり。結構お寿司屋さんで使う技法ですね。なので日本人の口には合うと思います。

ーGO
こっち系の料理はどこで学んだんですか?
ー矢野さん
これ僕、全部経験の足し算みたいな感じです。中華系はこのお店から始めたので、勉強しながらですね。自分の持ってる技法を掛け合わせて。
ーGO
これは前も食いましたけど、ほんまに美味い。うわあ。白菜ほんまにむっちゃ合うんですね。なかなかポッサムで白菜っていう、そういう発想はなかったなあ。
「嶺上開花」の由来

ー矢野さん
僕、麻雀好きなんですよ。嶺上開花って麻雀の役の名前なんですけど、中国語で「山頂に咲く花」って意味で。 お店が2階で、内装にお花も添えてくれてるんで、なんかええなと思って。
ーGO
これでも、麻雀知らない人だったら読めないですよね。
ー矢野さん
そうなんです。 100人に対して90人にふんわり覚えてもらうより、 100人のうち10人に強烈な印象を与えて忘れられない名前にしたいって思って。麻雀好きな人は絶対読めるし、忘れない。あとは中華っぽいイメージがすごく湧きやすいので。

ー矢野さん
まず僕がしないとあかんことは、オープン1年目、2年目で強靭なファン層を作るっていう。それが絶対任務なんで、そこに向けての発信ですね。大衆にバーってやるより、僕を目掛けてきてくれるお客さんを。今はもう、来てくれたお客さんをもっと幸せにすることしか考えてないですね。
ーGO
飲食店って最初の数年が大変って言いますけど、嶺上開花は大丈夫です。とりあえず食べに来てもらったら、美味さ分かりますもん。

嶺上開花
【住所】大阪市北区池田町7-7 好きやねん天満ビル2階
【営業時間・定休日】Instagramをご確認ください
【HP】https://www.instagram.com/rinsyankaihou_tenma/