普段弊社広報担当ザワオに一任している弊社HPの執筆ですが、今日ばかりは私自ら筆をとらせていただきます。その理由は、もうお分かりですね。

そう、希少価値が高い一件に出会ったからです。

場所は大阪市西区江戸堀。

この度センスのイイオーナー様がセンスのいいビルをご購入されました。そのセンスの良さたるや、感度・アンテナの張り具合がほぼ渋井不動産と同じ。

渋井不動産の過去の記事でも紹介した、誰も見向きもしないボロビルにロマンを感じ、その唯我独尊な佇まいにポテンシャルを感じる稀有な感覚に溢れたナイスガイ。

セットバックしたエントランスの1階奥には、そんなセンスあふれるオーナー様の建築事務所が居を構えられる予定で、ただいま絶賛工事中です。

期待していなかった、エレベーターとの出会い。

センスのいいオーナー様ですから、エレベーターの有無を理由にこの物件をチョイスしていないことは明らかです。

買ってみたらたまたまそこにあったから、綺麗にしました。

そんなストーリーを感じるガジェットがステイしております。

これは嬉しい誤算でした。渋いを追い求めるが故に、渋いビルにはエレベーターが無いと決めつけていた自分を叱りたい。「おい、渋いビルにもエレベーターがあるじゃないか」と。

「俺はエレベーターがあっても階段派だぜ。」

そんな人がいるかどうかは知りませんが、ご紹介させていただきます。

丁寧に塗装をやり直し、アクセントに木材を貼る。ただそれだけの施工ですが、どこか清潔感も感じますし、これから何年か先にどんな経年変化を見せてくれるのか楽しみになるディティールです。

いざ本日の本題に参ります。KINPONに筆をとらせた話題の物件、その魅力をご堪能ください。

仕上げられたスケルトン、１４坪。

元の姿が検討もつかないほど、解体された室内。

ただそこに見えているのは、この渋いビル本来の躯体・躯体、アンド躯体。

（現在他区画工事中のため、資材等が雑多に置かれています。それらは視界に入らないよう、引き続き薄眼でご覧くださいませ。）

ビルが経験してきた時間が醸し出すこの佇まい。大阪市西区江戸堀というグッドリッチに建ち続けてきた自負さえも感じます。

このスケルトン状態をどう使おうか。アイデアに困ったらオーナー様にご相談くださいませ。オーナー様、現役バリバリの建築家ですから。

南向きで明るい、という理由も大きいと思いますが、なんとなくこのビルは気の流れが良い。居心地が良いのです。

新しい場所で事業を展開する社長様にとって物件の賃料や趣よりも大事にしなければいけないポイントでしょう。

中学校を囲む木々の色は移り変わり、冬が終われば卒業式の準備。そんな風に四季を感じられるのも魅力的ですね。

解体後移設した蛍光灯も良い塩梅に無骨さを演出してますね。もちろん入居後はショップラインやシャンデリアにしていただいても構いません。その時施工方法に困ったら、オーナー様に相談してみてください。

オーナー様、現役バリバリの建築家ですから。

ストックや何用に使っていただいても構いません。皆様の感性を爆発させてください。

こちらは無骨なスケルトンとは変わって、現役バリバリの建築家であるオーナー様によって見事ヌクモリティ溢れる空間に仕上がりました。

倫理的な理由で省略いたしますが、女性用のお手洗いも見事な仕上がりになっておりました。ぜひ、現地でご覧くださいませ。

この空間は誰のものになるのか。ただ一つだけ言えることは、そう長く空室は続かないだろうということです。

オーナー様の人柄とセンスも相待った、希少価値抜群の未完成な箱。

その広さ１４坪で９万８千円でございます。現状渡しで敷金・礼金０という、オーナー様とハグしたくなる条件も見逃しなく。（ちなみに、敷金を25万円ほどお預けいただければ、オーナー様が良い塩梅に内装を仕上げてくださいます。）

ぜひ渋井不動産を読み続けているあなたに入居してほしい、そんなスケルトン。事務所としてはもちろん、アトリエや教室に活用しても◎。

お分かりですね。お問い合わせはお早めに。

以上