NONFIXが、4歳になりました
謹啓 晩春の候、いよいよご清栄の趣、大慶に存じます。平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
さて、おかげさまで弊社(株式会社NONFIX)は本年5月20日をもちまして、創立4周年を迎えることと相成りました。これもひとえに、皆様方のご支援、ご配慮の賜と心より感謝を申し上げます。
4周年といえば、年齢で言うならば4歳、学年で言うと幼稚園の年中さん。まだまだ世間からは、言葉を覚えたての糞ガキ集団と思われる存在でございます。日頃お越しいただく大切なお客様、お取引先の業者の方々、僕たちの家族。日頃、弊社に関わってくださる皆様が、僕たちにとっては親のような存在で、これまでに沢山のお褒めの言葉を頂戴したり、ときには厳しくお叱りをいただいたこともございました。そんな皆様からのご支援、ご指導があったから、僕たちは今日を迎えることができたのだと、心より感謝しております。誠にありがとうございます。
誠に勝手ではございますが、明日から一年、また皆様のお力をお借りしながら、精進していきたいと考えております。今後とも何卒、株式会社NONFIXならびに渋井不動産をよろしくお願い申し上げます。
西区新町から、北区中之島へ
さてさて、4周年の記念行事といたしまして、弊社は西区新町の本社オフィスならびに渋井不動産、西区土佐堀のデザインオフィスを統合する形で、北区中之島へ移転いたします。
新住所:〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島3-5-20
なんと偶然にも、弊社の設立記念日である5月20日に相応しい住所であると興奮の上で、移転を決定した次第でございます。
場所は関電ビルの足元、国立国際美術館のすぐ近くです。大阪の歴史の中でも常に中心的存在であるこの「中之島」という立地で、大阪で「何かが一番」の不動産業者になり、大阪史の1ページに「NONFIX」「渋井不動産」の名を残すことができればと考えております。
まだ移転先(中之島新オフィス)の工事が完了しておりませんので、完成までは新町のオフィスも稼働させながら、日頃の業務を行っております。お取引先業者様、お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご来社いただく際は、予めお電話かメールにてご連絡をいただけますと幸いでございます。何卒よろしくお願い申し上げます。
(お取引先業者様には、改めて詳細の通知差し上げます)
なお、外観・内観の全貌は完成次第お届けする予定でございます。「クリエイティブ」と「不動産」のハイブリッド企業として面白い空間を作りたいと考えておりますので、皆様どうぞご期待くださいませ。
何かが、滲み出てくる企業になる
今日はここで、弊社が運営する「渋井不動産」の由来をお伝えいたします。
まずは言うまでもなく、渋い不動産という意味です。僕は、この定義も曖昧な「渋い」という言葉が好きで、お店の名前を「渋井不動産」に決めました。
「お金をかけて計画的に作られたもの」でなく、「時間と経験が作り出した 何か が滲み出てきたもの」を見た時、人は「渋いね」というんじゃないか。今は、そう解釈しています。
物件で言うならば、やはりまずは「築古」でしょう。長い年月をかけて蓄積された「歴史」が良い形で現れていて、それを全て新しいものに変えてしまうのではなく、良いところは残したまま現代の暮らしにフィットさせているような(まだまだフィットするような)物件であったり、
「築浅」であったとしても、その希少価値が高く、いずれ築古になったときに「渋いねぇ」と言ってもらえるような(このまま自然体のままで生き抜くだろうと感じる)物件を集めて、お客様に提供しています。
ここまでは、想像に難くない由来です。
創造的で、冒険的な企業を目指して
実はもうひとつ「渋井不動産」に込めた意味(かなり無理がある)があります。
まずひとつ目は「クリエイティブ」であること。「クリエイティブ」ってすごい漠然とした言葉だなぁと思うのですが、建築・デザイン・音楽・ファッション・コピーライティング・ブログ・写真など、僕たちが日頃扱うコンテンツ・業務が全て「クリエイティブ」なものであって、実はめちゃくちゃ「創造的」じゃないとダメなんじゃないのと思うわけです。これはかなりハードルが高くて、それぞれ研ぎ澄まさった超人がいる中で「俺らクリエイティブやで」なんて安々と言えるものではないのですが、今は「それを志して、頑張ろう」というレベルです。
そしてふたつ目が「ベンチャー」であること。これは「冒険的」という意味で、いつまでも「停滞せずに、前を向いて突き進もうぜ」という思いがあります。スタートアップや創業間もない中小企業に使われがちな「ベンチャー」という言葉ですが、僕は今後30年、40年経ったあとでも「冒険的」でありたいなと考えています。勿論、不動産を扱う以上「地域に密着して、長く同じ地でやり続ける」という思いも無いことは無いですし、大事だと思います。ただ僕は、どっちかというと「地域よりも物件と人に密着したい」と考えます。そうなると自分たちの居場所は、実はどこでも良いわけで、その時々の環境に応じて進路を変えながら、場所を含め全てにおいて「冒険」を続けていこうと志したわけです。
「クリエイティブ」と「ベンチャー」は、渋井不動産の精神。そう「Creative Venture」です。
もうおわかりですね。渋井不動産って、実は「クリエイティブでベンチャーな不動産」で「Creative Venture 不動産」なので「CV不動産」だから「渋井不動産」なわけです。
これはかなり無理があると思われがちですが、事実、僕は社名について「NONFIX」か「CreativeVenture」にするか、かなり迷ったあげく「NONFIX」に決めました。それは「自分の精神とか進むべき道とか、最初に決めると後から後悔しそう。」という思いもあって「型にはハマらないぜ」という意味の社名にしたわけです。
まぁ由来について講釈を垂れても何も産まれませんから、黙って「創造的で、冒険的な企業を目指して」頑張ります。今後とも株式会社NONFIXならびに渋井不動産を、何卒よろしくお願い申し上げます。
おわりに(自己紹介 中之島ver.)
ということで弊社は、中之島に拠点を移して5年目を走り出します。なんだか歴史が深そうで、美術館もあり、アートに近い立地。
最後に、そんな中之島の地で商売をやる上での「自己紹介文」を下記のとおり変更いたしましたので、お知らせ申し上げます。
弊社(株式会社NONFIX)は、渋井不動産を運営する宅地建物取引業者です。弊社は、クリエイティブに属する、またはその趣向、感度の強い個人・法人にとって最も心理的距離の近い不動産業者であり、不動産業に属する個人・法人にとっても、最も身近なデザイン業者であることを目指しています。
「クリエイティブ」と「不動産」のハイブリッド企業としての感性を活用することで、「日本の住まい事情」と「不動産という業界に対するイメージ」を、さらに「楽しく」「おもしろく」「格好良く」することを目的とする企業です。
以上
平成30年5月20日
株式会社NONFIX
代表取締役隊長 浅井 一兵