京町堀で手厚いサービス

今、ネット界隈で「平成1桁ガチババア」という言葉が流行っているようです。それで言うと、ワタクシも「平成1桁ガチジジイ」にあたります。
令和もすでに7年目を迎え、平成であっても“レトロ”なんて言葉が使われるわけですから、時代の流れというのは早いものですね。

今回はそんな平成よりも前、昭和を感じる佇まいの物件をご紹介します。とは言っても、平成になるちょっと前の80年代後半に建てられたマンションです。

こちらは、ビジネスホテルさながらの共用エントランス。めちゃくちゃ「FRONT」って書いてありますもんね。バブリーな肩パットスーツに身を包んだサラリーマンが、チェックインする様子が目に浮かびます。

驚きなのが、1階共用部分にフィットネスルームやリラクゼーションルームが用意されていて、入居者であればいつでも無料で利用できるとのこと。
器具だけが雑然と置かれていて、フィットネスルームというか初期のチョコザップといった感じですが、タダで身体を鍛えられるのはありがたい限り。

64㎡・最上階・角部屋

最上階10階にやってきました。「絶対に単身向けではない」と一撃でわかる広さの土間がお出迎えしてくれます。

さすがに玄関に近すぎる巨大クローゼット。昭和っぽくないかと見せかけて、着物を仕舞えそうな引き出しの存在で一気に昭和感がアップしました。それにしても、玄関に近い。「玄関着付け教室」も開講できそうな勢いです。

南向きかつ印象的な窓

曲線を描く大きな窓が印象的なLDKは15.5帖。ノーマルな新築マンションではなかなか見られない、80年代ビジネスホテル風な空間です。

南からは暖かな陽が差し込みます。遠くには靱公園のテニスセンターも見えますね。平和で落ち着いたエリアであることを再認識できる眺めです。スラム街にバスケコートはあっても、テニスコートはないですもんね。

家具・家電付きの選択肢

先ほどから気になる、ビジホ感を加速させるデスクとイスですが、こちらの家具は希望があれば、無料で設置可能とのこと。置いてもいいし、撤去でもいいです。

THEビジネスホテルな色味のカーテンも撤去可能。ホッとしないでください。「あ〜よかった」じゃないんですよ。花＊花か。

それに加えて、TV、洗濯機、電子レンジ、冷蔵庫は1点ごとに月額1,000円（税別）プラスで設置できるプランも。しかも、設備の扱いになるので、故障した場合は管理会社側が修理・交換してくれるという手厚さ。

自分で選べないという条件にはなるものの、短期的に住む予定の方にとってはいいかもしれません。実際、前の入居者は単身赴任の方だったようなので。

とはいえ、2人暮らしをオススメしたい当物件。なぜなら、3人以上の家族での入居が不可だからです。
カップルの皆さん。ふすまを開け放つと20帖を超えるリビングで、新たな家族が増えるまでの時間を、広々優雅に過ごしてください。

独立された6帖洋室

玄関付近に戻り、リビングから離れた6帖の洋室を見ましょう。先述の家具付きプランの旨みを全力で噛み締めた前入居者が置いていったベッドがありました。こだわりがない方にとっては全然問題ないクオリティー。エアコンもあって快適で、間違いなくここが寝室です。

北向きのこちらのバルコニーも日当たり良し。なぜなら遮るものが何もない校庭ビューだからです。相手が学校となれば、突然高い建物が建つ可能性も低そうです。

二つの意味で落ち着く水回り

最後に水回り。浴室のタイルが一気に80年代に引き戻してくれますが、独立洗面台は、よく見る普通に新しいやつです。

トイレも、どこか懐かしいプリッとフォルムのウォシュレットで落ち着いた印象ですが、注目は黄色のコールボタン。急に具合が悪くなるなどの緊急時にこのボタンを押すと、なんとすぐに某警備会社が現場に駆けつけてくれます。手厚いサービスすぎて感涙モノですが、酔ってベロベロになった際に間違えて押さないように。吉田沙保里に投げ飛ばされますよ。

家具・家電付きの選択肢に、充実の共用設備。タワマンでもないのに至れり尽くせりのサービスを受けられる、西区・京町堀の2LDK。
アクセスは、大阪メトロ中央線・千日前線『阿波座駅』徒歩5分。

諸費用は、敷金1ヶ月分・礼金2ヶ月分の賃料共益費込み月額12.8万円。
ここに光熱費が一律で月額17,000円（税別）、2人入居の場合は6,000円（税別）プラスです。家電を付ける場合は先述の通りです。

80年代風の内装に、部屋の印象を決めるカーブ窓と、サービス面以外でも魅力たっぷりのお部屋。
西区に住みたいカップル、短期間だけ住みたいビジネスマン、どなたでもご連絡お待ちしております。

以上、渋井不動産でした。