写真を見てわかるように、僕はいま大阪府南警察署に来ています。場所で言うと中央区東心斎橋です。出頭しにきたわけではなく、この近くのビルがかなりヤヴァいという情報を掴み、めっちゃ急いで来ました。誰かが「屋上付きで〜」とかなんとか言っていたのですが、急いでいたので最後の方は聞き取れませんでした。

なので今からこの目で確かめてやろうというやつです。

ビル自体はもうすぐ還暦を迎えるほど年季ＭＡＸですが、まさかのＳＲＣ造。「その時代のＳＲＣ造なんて国の遺産レベル」と渋井で囁かれるほど、ビル自体の希少価値もすんごいのです。

そんなことより早く屋上が見たい

花より団子、舘より渡派な僕は、そういうのより早く屋上へ行きたいのです。この何の変哲もない扉の向こうに屋上があるなんてにわかに信じがたいですが、行ってみましょう。

ワンルームと螺旋階段

２４㎡のワンルーム、本来なら室内広々となるはずがまさかの螺旋階段。屋上へのプレリュードでしょうか、割と生活スペースを圧迫しています。

ただ清潔感は大変良好で、築年数を感じさせません。

早く屋上へ行きたいのでここもササッと紹介しますが、正面の明かりが点いている扉がお風呂（洗面台付き）で、螺旋階段の向こう側にトイレ（ウォシュレット付き）があります。キッチンはコンロが無いですが最高でした。

そう思った僕は誰よりも小刻みに階段を駆け上ります。

広大なロフト

てっきり屋上へと導いてくれると思っていたのですが、行き着いた先はむっちゃ広いロフトでした。

螺旋階段なので上り降りは比較的ラクですし、これだけ広ければ寝室以外の使い方もできるかもしれません。

身長１７１センチですので、梁がないところの高さはおおよそ１８０〜１８５くらい。

導きのハシゴ

今までどの空間も防空壕のような採光の無さでしたが、この異常な日当たりを見るにココから屋上へと続いています。間違いない。こんなに確信したのはスタップ細胞の存在以来です。

時間がないのでショートカットして登ります。

ボス戦前のような扉

ＲＰＧならここで全員のステータスを回復する場面。今の僕はそれほど緊張感が高まってきています。では念願の屋上、とくとご覧あれ。

屋上 VS 南けいさつ

４０㎡以上はあるであろう広い屋上にテンションはアゲアゲですが、気になるのが正面に敵警察署があること。日々の警察業務を監視できるポジションですが、逆もまた然り。下手なことをするとすぐ御用です。

『扉が１つしか無い。』

周りを見渡しても、この屋上へ続く扉はさっきのアレのみ。そう、いわゆる専有の屋上なのです。あなたの、あなたによる、あなたのための屋上。何人たりとも侵入を許さない、自分だけのエデンがここにあるのです。

屋上も含めると計９０㎡以上はありそうなこの部屋が、なんと込６.２万円で住めます。新築やタワーマンションでは到底見ることのできない、渋井が追い求める価値がここにあります。

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