東芝ビルが募集開始

日々渋い物件を追い求める渋井不動産が、本日足を運んだのは西区南堀江四丁目。築年数が60年を超えるヴィンテージビル「東芝ビル」。構造は安心のRC(鉄筋コンクリート)造。実は先日掲載したこちらの物件が西館。そして当区画があるのはお隣、兄貴分の本館です。

本日はその3階部分の事業用区画に空きが出たとの報を受け、南堀江四丁目へカムバックいたしました。

広さは9坪。北東に向いた採光口からは緩やかに自然光が入り、フォトスタジオとして検討しているアナタにはもってこいの物件です。

改装可能なハコを借りて、天井を抜き、塗装する。一般的にはこういった手順でオリジナリティを出すケースが多いのですが、このハコはすでにその準備ができております。

コンパクトオフィスを構えたい、デザイン系・建築系の事務所にも最適。なんかいいアイデアが降って来そう、そんな空間です。

こんな渋いハコ、正直何を置いてもハマります。試しに青りんごをひとつ転がしてみてください。ほら、絵になるでしょう。
室内に無駄な造作は一切ありません。濃紺の扉とストーブのカラーがリンクして、一体感を感じさせます。ついでに申し上げると、エレベーターなんてものもありません。

共用部分にある小便器ですら、かの有名なマルセル・デュシャンのソレにしか見えません。芸術的な佇まいとは言い過ぎでしょうか。

魅力的な入居者様が集まるヴィンテージビル。築年数も還暦を過ぎ、新築ビルや築浅ビルとは比較にならない不自由・不便などがあることでしょう。それでも入居希望者が絶えない理由は、やはりここにしかない魅力、長く居れば居るほど湧いてくる愛着があるからではないでしょうか。

そんな古さ・渋さに胸をときめかせる事業者様の入居を、このビルは待っています。

以上、渋井不動産でした。