光が差し込む地下1LDK
渋井から受けたぜヘッドハンティング、全然わからんネットバンキング。どうも、不動産ライター界の若武者ことエイキチです。
『谷町六丁目駅』から徒歩8分のところに、地下だけど光が差し込む物件を見つけてきたのでご紹介します。
「地下で光入るわけないやろ。なぞなぞか。」「わけわからんこと言うな。酒飲んでんのか」といった治安の悪い野次を一蹴したいので、早く写真を見てもらっていいですか。
築44年とは思えないカラフルなエントランス。「築古の割に」なのか、「築古だから」なのかはわかりませんが、まるでピクサーの世界観のような色使いに胸を弾ませてください。
エレベーターをスルーして階段で降りたところに今回の物件が。映画『モンスターズ・インク』を想起させるビビッドオレンジの扉を開けましょう。
パステルカラーのリビング
室内は、共有部分と打って変わってパステルカラーな優しい仕上がりです。直前にチカチカした目を、8.5帖のリビングで是非休めてください。
水回りはギュッとして
風呂、トイレ、洗面台は一箇所にギュッとしています。「3点ユニットか、、」と思ってしまうたびに、SMAPの『KANSHAして』のサビ部分を脳内再生しましょう。「感謝して〜♪ギュッとして〜♪」と口ずさめば、自ずとありがたみが生まれると思います。
12.5帖の元和室
“和室確定演出”である、ふすまで仕切られた隣の洋室は12.5帖。若干の長細さはあるものの、寝るには充分のスペースです。雰囲気に引っ張られて布団を敷いてしまいそうですが、一応洋室なのでベッドを置きましょう。いや、まあ別にどっちでもいいです。
まさかの野球場ビュー
先ほどからチラチラ見えていた日差しの正体を解き明かすために、バルコニーに出てみましょう。冒頭の「地下だけど光が差し込む」は一体どういうことなのでしょうか。
目の前は野球場でした。所在階は地下1階なのにも関わらず、バルコニーがある東側は地上1階です。この状況を引き起こしたのは、大阪街マニアにとってはすっかり常識となっている上町台地の存在です。
大阪城周辺から住吉大社周辺にかけて、南北にまたがる上町台地により生じた坂が原因でした。
要するに入口の西側が高く、バルコニーの東側が低くなっているからこういった造りになったんですね。急にNHKの『ブラタモリ』みたいになりましたね。草彅くんがナレーションしていると思ってもう一度読み直してください。
アクセスは、大阪メトロ谷町線・長堀鶴見緑地線『谷町六丁目駅』徒歩8分。
諸費用は、礼金1ヶ月分の賃料共益費込み6.3万円。家賃もさることながら、初期費用も比較的抑えめで一人暮らしにもピッタリ。そして当物件、SOHOも可。安くで事務所利用出来るなんてありがたすぎますね。
ちなみに、本記事タイトルの「メロディー」というワード。最後の最後に触れますが、このお部屋、なんとピアノなどの楽器の使用が可能です。グランドピアノの搬入は現実的ではなさそうですが、電子ピアノならいけるでしょう。地下という構造と野球少年の掛け声で、楽器の音は目立たなさそうです。
地下1階だけど日当たりの良いカラフルなマンションで、暮らしという名のメロディーを奏でてみませんか。
以上、渋井不動産でした。