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sumica PASTRIES&COFFEE

北区中津にある、プラントベース&グルテンフリーの焼き菓子とコーヒーのお店「sumica PASTRIES&COFFEE(スミカ ペイストリーズ アンド コーヒー)」。オーナーの角(すみ)さんは、数店舗の飲食店勤務ののち、間借りやマルシェへの出店を経て、お店を構えられました。
仲介を担当したのはキンポン。開業に至った経緯やコロナ禍での物件探しなど、広報部のキョンがインタビュー。この夏人気の季節のパフェもいただいたので、慣れないフードリポートも合わせてぜひ温かい目でお楽しみください。

蝶ネクタイがお似合いのオーナー兼パティシエの角さん

-キョン
こちらのお店はグルテンフリー、プラントベースとのことですが、全てグルテンフリーなんですか?角さんご自身が小麦アレルギーなんでしょうか。

-角さん
私は違います。以前勤めていたカフェが某テーマパークに勤める海外のパフォーマーが常連客のお店で、ヴィーガンやグルテンフリーのスイーツを作って欲しいと、当時の店主からの要望があったんです。それでコロナ禍で業務が落ち着いたことをきっかけに試作を始めてみたら、とっても評判が良くて。「これはいける!」と手応えを感じて、間借りや出店などを並行して始めるようになりました。

グルテンフリーに興味を持ち始め熱心に話を聞くキョン

-キョン
ということは、その海外のお客さまを相手にしていたことが、グルテンフリーを始める出発点になった、ということなんですね。

-角さん
そうです。日本人のお客さまを相手にしていたら、知る機会もなかったかもしれません。いざグルテンフリーのお菓子作りを始めてみたら、ヨガをされている方や健康意識の高い人は、そういったスイーツ店を探されている方が多くて、ここまで求められてるんや、ってことに驚かされました。お子さんがアレルギーの方もお客さまでいらっしゃいますね。

砂糖はオーガニックシュガーを使用 コーヒー豆はLANDMADE

-キョン
やっぱり小麦アレルギーとかヴィーガンの方が多いですか?

-角さん
そういうわけでもなく、まちのカフェとして来てくださってるんだと思います。コーヒーだけ飲みに来る方もいらっしゃいますし。今年から季節のパフェを始めたんですけど、予想を上回る反響で、びっくりするぐらいみなさん食べに来られます。「パフェがメニューに追加されてめっちゃ嬉しいです!」という声もいただいたりで、この夏はとても忙しくさせていただきました。笑

-キョン
わぁ〜。今日はその”いちじくのパフェ”をいただけるとのことで、早速ですがお願いします!

自家製パンナコッタとグラノーラにいちじくをのせます
いちじくパフェとジュレラテをいただきます

〈キョンの実食リポート〉
ほうじ茶アイスのほろ苦さとカシスシャーベットの酸味、そこにいちじくの奥深い甘味が合わさって、多幸感あふれる味わいになってます!ジュレラテは、コーヒーゼリーより舌触りがなめらかで、ストローで吸うことができて、初めての口当たりでした。大満足です♪

-キョン
ごちそうさまでした。満足感があって、人気なのも納得です!
満席とか並ばれることもあるんですか?

-角さん
お口に合って良かったです!パフェを始めてからは店内で食べるものなので混むこともありますが、1組並ばれるくらいですね。並ばれると店内のお客さまもプレッシャーを感じてゆっくりできないので、それはこの立地にして良かったことでもあります。駅近だと行列になっちゃうこともあるかと思うので。

-キョン
確かに、席数もあまり多くはないので、テイクアウトと店内で適度に混み合うくらいが理想ですよね。そもそも渋井不動産で物件探しをしようと思ったきっかけは何だったんですか?

-角さん
以前勤めていた「9 Borden Coffee」の友人が部屋探しを渋井不動産さんにお世話になったり、渋井不動産さんが仲介された「Lattiera 」も知人のお店だったりで、周りで関係が深い方が多かったんです。自分も物件を探すなら渋井不動産さんかなと思ってました。ただ、物件を探し始めたのがコロナ禍中で、飲食店は自粛で休業しているものの、物件自体は空かない、動かないって状況で。

-キョン
そういう時期だったんですね。エリアは中津あたりで?

-角さん
そうですね。北区・福島区で考えていました。中津は間借りでイベント出店を定期的にしていたので、お客さまも来やすいだろうと。路面店舗で探していたので、ここは最初の条件とは違ってたんです。10坪くらいの広さで坪単価1万って条件はみんなが求めてる物件なので、他の不動産屋へ行ったり、都島区にエリアを広げたりしたんですけど、コロナ禍という時期もあって時間はかかりました。
キンポンさんに提案されて北区と福島区で路面店舗を1件ずつ見に行ったんですけど、あまりピンとは来なくて。それで、条件とは違うけど…と言って連れてきてもらったのがここだったんです。

-キョン
そうだったんですね。コロナ禍でだいぶ苦労されたんですね。

-角さん
この物件、午後から案内が1件入ってたみたいなんですけど、私が午前中に案内してもらって。そしたら、朝の陽の光がすごく入ってきてて、それに階段もこの区画にだけ繋がる階段だったところも良くて。20坪以上あるので、思ってるよりは広かったんですけど、坪単価で見ても、悪くないなって。それでキンポンさんの後押しもあって決めました。

-キョン
お〜なんかタッチの差って感じですね。確かに2階にしては、このアーチ状の大きな窓の存在感もあって外から目を引きますよね。

-角さん
そうなんです。元々あった窓なんですけど、店内が明るくて、視認性もあるので気に入っています。住宅街なんですけど、今はSNSを見て目がけて来てくださるので、意外と路面でなくても問題ないなって思います。ご近所さんももちろん来られます。

イラストは元同僚のイラストレーターによるもの

-キョン
結果的にこの物件にして良かったわけですね。2周年迎えられてどうですか?

-角さん
早いというのが一番。1年目はただただがむしゃらにやってたので、2年目はお客さんを飽きさせないためにいろいろ工夫をしています。パフェをやってみて気づきも得られました。1人でお店を回しているので、新メニューを考えるのとか、味見してくれる人がほしいなと思うことはありますね。

-キョン
確かに。1人でも多くの意見があったほうがいいですよね。グルテンフリーのお菓子作りは、小麦粉やグラニュー糖、卵などを使ったものと違う大変さはありますか?

-角さん
そうですね、ヴィーガンって動物性のもの…例えば卵も使えないんですけど、何で代わりをすればいいの?って最初は勉強ばかりで。

-キョン
うわ〜確かに。クリアしないといけない工程が多そうですね。sumicaのドーナツは焼いてるんですか?

-角さん
焼きドーナツです。それは卵も小麦粉もナッツ類も乳製品も使ってないです。

-キョン
それでこんなふうに成型できるんですね。それが難しそうです。こちらの洋菓子類はどこかに卸したりしているんですか?

手土産にも最適

-角さん
実はこのお店をオープンする前から卸先が決まっていて、4〜5ヶ所のカフェに卸しています。先ほど出てきた「9 Borden Coffee」にも卸してるんですけど、そこで食べた方からうちにも卸してほしいと依頼が来たりして。

-キョン
卸しもそれだけされてお店の営業も、と考えるとお1人では相当大変ですよね。

-角さん
もう無理や、仕込まないと間に合わない!ってなった時は、早めにお店を閉めることもあります。1人だからできることでもありますね。私と話したくて来てくれるお客さまもいらっしゃるので、1人でお店を回したいと今は考えています。”地域に根付くカフェ”を目指しているので、そうなれてたら嬉しいですね。まだまだこれからですけど、頑張ります!

角さんと話したくて来られるお客さまも多いということが納得の愛らしい人柄の角さん。新メニューも考案中とのことなので、今後も目が離せません。引き続き楽しみにしています!

sumica PASTRIES&COFFEE

【住所】大阪市北区中津七丁目3-7 三恵第五ハイツ2階
【営業時間】11:00-17:00

【定休日】水曜日・木曜日+不定休(詳細はInstagramをご確認ください。)
【公式HPhttps://www.sumica917.com

https://www.instagram.com/p/C_rbtxlyb4b/?img_index=1
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  • 『sumica PASTRIES&COFFEE』祝2周年。地域に根付くカフェを目指して。

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