「ARGO」2周年おめでとうございます。

本日8月11日、渋井不動産がご仲介をさせていただいた古着屋『ARGO(アルゴ)』が、2周年を迎えられました。おめでとうございます。

ご仲介を担当したのは、キンポン。物件探しやアメリカンヴィンテージへの熱い思いについて、店主の島田さんに広報部のキョンがインタビューしました。

ARGO

『ARGO』は、アメリカンヴィンテージを中心に扱う中央区森ノ宮にある古着屋。入口両サイドのショーウィンドウが目を引くお店です。

argo-3 – 【公式】渋井不動産 — 店内の全アイテムが似合うであろう店主の島田さん

ーキョン
2周年おめでとうございます！
「森ノ宮」というアパレル店を持つには少し珍しいエリアですが、どういった経路で来られるお客さんが多いですか？

ー島田さん
通りがかりの方もいますけど、SNSを見て目がけてくるお客さんが多いですね。あとは紹介とか。玉造の方に知り合いの「PASS GALLERY & COFFEE」というお店が春にできて。最近この界隈もちょこちょこお店が増えてきている印象ですね。

argo-18 – 【公式】渋井不動産 — ソウルミュージックの流れるなかキョンがインタビュー

ーキョン
近くにケーキ屋の「99%」もできましたしね。元々、中央区の森ノ宮あたりで物件探しをされていたんですか？

ー島田さん
最初は中津や福島で考えていたんです。大阪公立大学の新キャンパスができる話が出ていたこともあって、森ノ宮もうっすら考えてはいたんですけど。他にも不動産屋は回ってましたが、なかなか見つからず。ショーウィンドウを作りたかったので、路面店舗かつある程度広い物件を探していました。中津や福島では路面が全然なかったんですよね。

そこで渋井不動産さんへ行って、キンポンさんと打ち合わせをして5分くらいで「一軒いい物件があるんで行きませんか」ということで連れてきてもらったのがここ。実際ハコを見て、確かにいいなぁって自分の中でお店のイメージがふくらみました。

argo-21 – 【公式】渋井不動産 — 20坪ほどの広さ商品数は多いながらも余裕ある空間

ーキョン
森ノ宮は当初想定していたエリアではなかったとのことですが、一番の決め手は？

ー島田さん
一番はハコの良さですね。広さは大体20坪くらいなんですけど、ショーウィンドウを造る広さがあって、路面ということでハマりました。車で来られる方や近所の方がお客さんで多いんですけど、アメ村には行きづらくなったご近所の方が、「森ノ宮に古着屋ができて嬉しい」と言ってくださることが多いです。予想していなかった反応ですが、森ノ宮にして良かったなと思います。

argo-16 – 【公式】渋井不動産 — ショーウィンドウは撮影場所として活用も

ーキョン
ということはお客さんの年齢層は高めなんですね。

ー島田さん
40代以降の方が多いです。大学ができたら学生さんも来てくれるようになるかもしれないですけど。

ーキョン
確かに店内のレイアウトも、商品数が多いわりに見やすい工夫がされている感じがします。それが落ち着いた雰囲気を醸し出してるなと。

ー島田さん
レイアウトは時々変えていて、什器は知り合いのアンティークショップのお店から巡ってきたり。

argo-10 – 【公式】渋井不動産 — 現役のアンティークレジは阿波座にあるショップDONNYで手に入れたもの

ーキョン
古着だけでなく、什器も人の手から渡り歩いて島田さんのところへやって来たんですね。そう考えると歴史が刻まれて感慨深いです。商品も店内もヴィンテージ調で統一感があって。ずっとレコードで流されている音楽も、お店と島田さんの雰囲気ととてもよく合っていて素敵です。

argo-17 – 【公式】渋井不動産 — 店名はシカゴで設立されたアーゴレコードから

ー島田さん
ありがとうございます。ブルースやソウルなどブラックミュージックが好きなんですけど、『ARGO』という店名は、このETTA JAMESなどがリリースされた「ARGO Records」というレコードレーベルが好きなのでそこから。略されない短い単語がよくて。ギリシャ神話に出てくる巨大な船が”アルゴ”といって、黄金の羊の毛皮を求める冒険のために造られた船なんですけど、英雄たちが乗り込んだとされているらしく、その意味も含めてこの店名にしました。

ーキョン
それで読み方を「アルゴ」にされた訳ですね。アメリカの古着だけでなく、音楽やカルチャー全般に影響を受けられてるんですね。買い付けはアメリカですか？

ー島田さん
そうです。カリフォルニアのLAに。次は9月に2週間ほどかけて買い付けに行く予定です。買い付けは年に2回ほど。月一で開催される大きなフリーマーケットがあって、それに合わせて行くようにしています。
元々自分が憧れていたのがアメリカで買い付けている古着屋さんなので、アジアなど他の国へ行くことは考えてないですね。セレクトの基準は”自分が気に入ったもの。自分が着たいもの”になっているかな。