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本日7月22日、渋井不動産がご仲介をさせていただいた、洋服と雑貨を中心とした隠れ家的なお店『HIGE(ハイジ)』が、1周年を迎えられましたおめでとうございます。

ご仲介を担当したのは、渋井不動産ディレクターのGO。弊社が仲介した『THE MUSEN IN SHOCK』や、『HIGE』がスタイリングを手がけた大阪のバンド『DENIMS』など、共通の知人が多い二人。古着の買い付けの話や天満という場所を選んだ理由、オリジナルブランドについても店主の大谷さんにたっぷり伺いました。

HIGE

店名を裏切らない立派なおヒゲの店主 大谷さん

GO
1周年おめでとうございます。もう1年経つなんて、あっと言う間な気がしますね。
周年のイベントに『かけがえのない日』と『THE MUSEN IN SHOCK』がフード出店されて、いろんなショップと親交が深いですよね。

大谷さん
おかげさまで、イベントやPOP UPをしたり、自分のペースでゆるくやらせてもらってます。イベントは自分から声をかけたりもしますが、6月に開催された「PARCO MEETS JAM」は、南堀江の古着屋『wit』から声をかけられて。西田辺でPOP UPをしたり、来月もイベントを予定してたりと、毎月のように動いてますね。

ディレクターのGO 右手ラックはオリジナルブランド エヌシー

GO
同年代でお店をされている方が多いんですね。大谷さんが自分のお店を持とうと思ったのはどのような経緯ですか?

大谷さん
20代の頃から店を持ちたいとは漠然と思っていました。卒業後はアパレル会社に勤めて、鞄メーカー、アパレルのリメイクを経て、独立に至ったんです。海外買い付けのノウハウがゼロだったので、知人の買い付けの同行からスタートしました。

GO
そのような流れで買い付けを始めるんですね。買い付けはどこまで行かれてるんですか?

大谷さん
国内と海外であればタイにも行きます。バンコクとか。安く仕入れられるかといえばモノや場所によりけりで。ローカルなマーケットに行けば掘り出し物があるんです。タイってアメリカやヨーロッパ古着、それにアジア古着など実は何でも集まってくるんです。

GO
その『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティが着てそうな赤のジャケットもタイで仕入れたものですか。かっこいいですね。

後ろ見頃がアシンメトリーになったジャケットを試着するGO

大谷さん
このジャケットは国内で入手したもので。Maharishiというイギリスのブランドの2000年代頃のものです。僕はMaharishiやGriffinなどイギリスのブランドが好きで、時代的にわりと細身のものが多くて。こんなふうに時代を感じるギミックの利いたアイテムとかもあったりして面白いものが多いんです。

こちらはポケット内にイヤホンコードを通す穴が

GO
いや〜逆に今こういう面白いの欲しいですね!大谷さんは元々古着が好きだったんですか?

大谷さん
そうです、元々古着が好きなので、店を持つなら古着屋かなと思ってました。Ralf LaurenやPatagoniaとかヴィンテージデニムとかは他のお店でたくさん扱っているので、『HIGE』では、変なプリントのTシャツとかおじいちゃん世代が着ていた日本のシャツとか、僕が好きアイテムをセレクトしてます。「カッコ良すぎない」「着る人の気分を気持ち上げてくれる」くらいの服が好きなんです

テロテロの生地と細部まで凝ったデザインがいいと大谷さん

GO
わかります。年代とかどこの国のものとか、つい目がいってしまいますけど、先入観なく自分が気に入ったものを長く着れることが大事ですよね。

大谷さん
ほんとそうです。年代の希少価値より、そのモノ本来の魅力を感じてもらえるようなセレクトを意識しています。客層は大体30〜40代が多いんですけど、古着屋特有のギチギチに並べられた商品の中から掘り出し物を探す感じが、僕が年齢的にしんどくなってきたこともあって。
自分のお店は、「見やすい物量と居心地の良い空間」をコンセプトにしたいなと。外から見たときに商品が詰まっていると見栄えも良くないですし。

元々すりガラスだったのをクリアに変えて視認性を高めた

GO
元々は路面で探されてましたよね。この物件は路面ではないですが、窓が大きくて明るくて、角地で視認性も結構あるな、ってなって
場所は堀江とかいわゆるアパレルエリアから少し外れたエリアを考えてましたよね。

大谷さん
そうです。天満エリアにしたのは、純粋にまちの雰囲気が気に入ったから。実は、このビルの一番の古株である1階の寿司屋の大将と僕の妻がまさかの同郷という偶然が重なり、一気に距離が縮まり、テナント同士の交流が盛んになったのも良かったですね。それにカメラスタジオやヘアサロンなど、近隣店舗とのつながりも深くなってきているので、ここにして良かったです。

このビルの元オーナーのセンスが光る楕円窓

GO
界隈の繋がりが増えていくのはいいですね。お客さまはご近所の方が多いですか?

大谷さん
この辺りに住まれている方が口コミや友人を連れてきてくれたりとか、SNSを見てこられる方がいらっしゃいますね。天神橋筋あたりの飲食店で食事した後、散歩していたらたまたま見つけて入ってくれる、みたいなお客さまもいたりして。

GO
案外2階でも看板見て入って来られるんですね。最近このあたり飲食店が増えてきてません?エリア的に盛り上がってきてるんじゃないですか。

大谷さん
そうなんです。しかも店のすぐ近くにもうすぐスーパーライフができるんですよ。人通りが格段に増えるなと思って楽しみにしてるんです。目の前にマンションも建設中で。駅からの動線上に『HIGE』があるので、ふらっと見に来られるお客さんが見込めるんじゃないかと期待してます。

GO
それは熱いですね。そうやって物件を選んだ当初にはなかった嬉しいまちの変化が、功を奏することがあるので、物件選びって奥が深いなと感じます。
一度聞いたら忘れない店名の『HIGE(ハイジ)』の由来って何ですか?大谷さんが考えられた?

大谷さん
僕じゃなくて、新世界にある「THEモンゴリアンチョップス」っていうブランドをしている旧友が勝手に命名したんです。店を持つ前から。笑
それで、いざ店名を考えなあかんって時に、だんだんHIGE(ハイジ)って名前にしっくりきてる自分がいて。「Hideout Geeker(オタクの隠れ家)」という意味合いにもハマって付け加えました。

GO
オタクの隠れ家が先行じゃないんですね!笑 
今後絶対ヒゲ剃れないですね。よくよく聞くとむっちゃいい名前ですね。覚えてもらいやすいですし。

90年代日本のデッドストック生地を使用したオリジナルブランドのシャツ

GO
オリジナルブランド『N.C.(エヌシー)』の制作やイベント出店など大忙しかと思いますが、今後どんなお店にしていきたいですか?

大谷さん
ショップカードにも書いてるんですけど、” communication space”を推していきたくて。気軽に来られるようにコーヒーなどのドリンクの提供をスタートしたいんです。お客さまからも要望が多くて。古着屋という枠組みを超えて、ふらっと集える居心地の良い空間を作りたいです。
あとは、オリジナルグッズを作りたい。誰にデザインを依頼するかは決めているので楽しみにしていてください。

GO
楽しみにしています!つい長居してしまうほど、話し上手な大谷さんのお店なので、” communication space”というがしっくりハマる気がします。これからもイベントで顔を合わせる機会が多そうですが、今後も引き続きよろしくお願いします!

悩んだ挙句アディダスのナイロンジャケットをお買い上げ

HIGE

住所】大阪市北区天満2-14-11 DIO 201
【営業時間】13:00-20:00

【定休日】不定休(休み・営業時間変更はInstagramよりご確認ください)
【公式オンラインストア】https://hige-osaka-web.shop

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  • 『HIGE』1周年、おめでとうございます。

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