100㎡・3LDKの暮らし
ぼんやり道を歩いていると、住宅の窓に目がいくことがあります。このマンションひとつひとつの窓にそれぞれの生活があって、毎日絶え間なく日常が営まれているんだなと。
本日は、JR東西線『大阪城北詰駅』から徒歩4分の場所にある、都島区片町のSRC造9階建てのマンションに住む、「広井家のある木曜日」を覗いてみましょう。
※これから登場する人物や物語は全てフィクションです。物語は夜ですが、写真はピーカン。そのあたりのギャップはみなさまの想像力で埋めてください。
広井 ひろし | 55歳・経営者 |
恵子 | 50歳・パート |
まどか | 24歳・社会人2年目 |
咲凪 -さな- | 17歳・高校3年生 |
-まどか
咲凪、絵の才能あるんやから、高校卒業したら専門学校でも芸大でも好きなとこ行きなさいよ。
-咲凪
でも、家業はどうすんの。お姉ちゃん今の仕事楽しいって。私が継がなきゃ誰が継ぐのよ。
-まどか
元々3年社会人として勉強したら、家継ぐつもりやったし。咲凪はそんなこと気にしやんでいいの。
-咲凪
でも、うちお金ないやろ。
-まどか
お金のことなんて、高校生のあんたが気にしたってどうしようもないやん。
家業は私が継ぐから、あんたは好きなことやりなさい。わかった?
-咲凪
お姉ちゃん・・・。あ、お父さん帰ってきた。
-ひろし
あ〜疲れた。なんや、珍しいな、みんな揃って。
-恵子
おかえりなさい。疲れたでしょ。ご飯温めるね。
-咲凪
私、先お風呂入ってくるわ。
(ソファに座ってスマホをいじる まどか)
-恵子
ちょっとお父さんのご飯よそってくれる?
-まどか
え〜私も疲れてんのに・・・。お父さん、これくらいでいい?
-ひろし
おぅ。いやー今日、冷や汗かいたわ。得意先の息子さんの名前間違えてしもて。そもそも息子じゃなくて娘やってん。
-恵子
あなたはほんっと人の名前を覚えるの苦手よね。
-ひろし
仕方ないやろ。そもそも変わった名前が多すぎんねよな〜。多様性の時代とか言って。
-恵子
はい、はい。(・・・あんたも子どもにつけてるけどな)
-まどか
お父さん、咲凪のことなんやけど。あの子、ほんとは絵の世界で勝負したいんやと思うねん。本人の口からは言わんけど。
-ひろし
・・・。
-まどか
それでさ、私やりたいようにさせてあげたいなって。お父さんも咲凪が子どもの頃からずっと絵を描くの好きなの知ってるやろ。
-ひろし
だからって、そんな簡単な世界じゃないやろ。
-まどか
そうなんやけど。でも夢中になれることを見つけるってすごいことやと思うねん。応援してあげたいってゆうか。
-ひろし
それで、お前はどうするんや? 社会人経験3年積んだら、うち継いでくれるんやったよな?
-まどか
うん。そのつもりやったんやけど。私さ、今の会社辞めたくない。やっと、自分にもできそう、やりたいって心底思えることが見つかってんもん。
-ひろし
えっ、でも就職する時に”3年”って約束したよな。
-まどか
そうなんやけど。お父さんのことは尊敬してるし、家業を継ぐってあの頃の気持ちに嘘はないんねんけど・・・。
-ひろし
ちょっと考えさせてくれ。
-咲凪
ふーっ。今日もととのった〜。ん?どうしたん。みんな怖い顔して。
-ひろし
風呂入ってくる。
-咲凪
長いね、あの顔は。40分コースかな。
-まどか
いや、1時間いくな。
-咲凪
ハズレた方がアイスおごりなー。
-恵子
そんなの賭けないの。
では、ひろしが入浴している間に、ひろしと恵子の寝室と水回りを紹介しましょう。
-咲凪
お父さん、もう1時間経ってるのに全然出てこんやん。
-まどか
言ったやろ。あんたの負けー。アイス買ってきて。白くまね。
-咲凪
えーー。なんで高いやつ…。ローソンまで歩いて2分って、近くてほんまよかったわ。
-ひろし
はぁーーっ。長く入りすぎたな。やっぱ家にサウナあるって最高やな!
(冷蔵庫を開け) プシューッ。
-恵子
私にも1本ちょうだい。
-ひろし
なんや、珍しいな。
-恵子
たまには、ね。何かおつまみ作るわ。
広井家のお話はここでおしまい。
ひろしが通勤に利用する、JR環状線・京阪線・大阪メトロ長堀鶴見緑地線『京橋駅』も徒歩10分。しかもほとんど雨に濡れないルートです。大阪メトロ谷町線『天満橋駅』も徒歩14分なので、3駅5路線と交通至便も良く、大阪城ビューの3LDK。なんと言っても、広井家の心をつなぐサウナルーム付き(性能保証なし)。広井家のように「木・日曜はサウナの日」と家族会議で決めるも良し。
諸費用は、敷金1ヶ月・礼金2ヶ月の賃料共益費込み月額20.5万円。
以上、渋井不動産でした。