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谷町筋沿い一棟ビル

本日は、「えげつないくらい狭小な敷地に建つ、えらいかっこいい建物で募集がスタートした」ので、ご紹介です。まずは、場所をご確認ください。

円安ですね。

大阪だけは景気が良さそう。万博楽しみですね。

そしてこちらが該当の谷町九丁目ミシュラン出身のシェフがいるスペイン料理「上六ワイン」など、飲食店が軒を連ね、深夜まで賑わうエリアです大阪のド中心でほぼ交差点の路面は、なかなか個人では手に入れられません。そんな超ええ立地にこんな攻めまくったビルをデザインしたのは、どこの誰か気になりますよね。

建築・設計は実力派住職

建築・設計は、桑原年弘建築設計事務所あべのハルカスが建った年に「大阪都市景観建築賞(通称:大阪まちなみ賞)」を受賞した『さつき保育園』を手がけた敏腕建築家によるものです。他にも数々の賞を受賞された桑原氏は、なんと藤次寺の住職という顔も持つ、異色な経歴の持ち主。建築家としては、京都工芸繊維大学大学院博士課程を修了し、住職としては、「日本最大の木彫りの地蔵菩薩の復元」に携われたりと、かなりの器量を発揮しています。そんな桑原氏のデザインへの想いに少し触れてみましょう。

 お寺の境内で育ちました。ものごころつく前から何かしら「和」的なるものや「祈り」の風景を見てきました。 そうしたことはすべて僕自身の無意識に刻み込まれているのだろうと思います。気がつくと、小さいころに縁側で観た「光」や「影」、「風」をデザインしていたりします。

引用元:桑原年弘 桑原年弘建築設計事務所 アーキテクツ・スタジオ・ジャパン

外観や内装からは、そんな「和」や「祈り」の要素を随所から感じ取れます。こだわりはこちらの黄金に輝く階段。よく見てください。一段目が浮いているんです。「階段の魔術師」と呼ばれる村野藤吾を彷彿とさせると思いきや、桑原氏は学生時代に村野藤吾を研究し、「村野藤吾建築設計図展」のカタログを共著するほど。ここには村野イズムが継承されているわけですね。

人通りの多い谷町筋沿いで視認性◎

一階部分は、給排水の引き込み済み。音響設備も整っていて、BOSEスピーカーが埋め込まれています。(やっぱそこはBOSEなんですね)
あなたはキッチンの設置とテーブルセットを置いて、お店をスタートさせるだけ。

2階は5坪で、トイレと洗面台、ストックルームも完備されています。

カウンターテーブルも設置

大きなテーブルを置いて”半個室”として利用することも可能です。
これだけ意匠を凝らした谷町筋沿いの一棟ビルを賃貸で借りることができるなんて願ってもない機会。ただ、そこそこの条件であることはお伝えしておきます。オーナーが住職ということなので、煩悩がないことを祈りましょう。(笑)

最寄り駅は、大阪メトロ谷町線・千日前線『谷町九丁目駅』からすぐのグッドリッチ

業種は、飲食可(重飲食不可)で、ワインバーやビアバー、カフェやパティスリーなど、目を惹く外観を活かしたお店作りができそうです。夜は夜で雰囲気のある灯りが特徴的な建物。こちらも桑原氏の「光」の演出が表現されています。

谷九のアイコニック的な店舗になり得る、天王寺区・谷町筋沿いの一棟ビル。ぜひ現地でご確認くださいませ。

以上、渋井不動産でした。

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  • 建築家兼住職が手がける、谷九駅前の新築一棟ビル。飲食可で募集スタート。
  • 天王寺区

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