谷四で一人暮らし
突然ですが、皆さんは階段が好きですか。
何をもって“階段が好き”なのか一概には言えませんが、例えば「階段のフォルムが好き」という方もいるでしょう。あの段々になっている様が堪らない、上れば上るほど、ふくらはぎへ乳酸が溜まっていく感覚も良い。と熱を込めて小1時間は語れるかもしれません。
という訳で、本日はそんな階段好きに贈るお部屋を紹介します。膝に爆弾を抱えている方も、見るだけはタダなので見ていってください。
階段4階の1K
目的のお部屋は、先ほどの階段を4階まで上った先。ギリギリしんどいかなといった階数ですが、毎日上っていると慣れます。足腰が強くなるか、膝に水が溜まるかのどちらかです。
すぐ上は屋上なので、最上階角部屋。膝に水が溜まるのもチャラになる威力がありますね。さっそく見ていきましょう。
玄関ドアを開けると、ゆったりめの土間がお出迎え。シューズボックスはありませんが、ちょっとした物入れならあります。「玄米・たくあん・汁物」くらいの慎ましやかなキャパです。
では、土間あがって左手のドアを見てみましょう。
何の変哲もないトイレが鎮座。ボタン1つでお尻を洗浄してくれる「ウォシュレット」という機能がついています。
ちなみにウォシュレットの由来は「Let wash」(さあ!洗おう!)を逆さにした言葉で、「みんながお尻を洗うようになってほしい」というTOTO開発者さんの願いより名づけられたそう。お中元に丸々とした桃を贈りたいくらい、溢れんばかりのお尻愛ですね。まあ、このトイレはINAX製なのですが。
ほぼビッグワンルーム
メインの居室は、13帖の洋室。広すぎず狭すぎず、丁度いい塩梅です。会いたくて会いたくて震える西野カナでさえ、この丁度いい広さで暮せば、孤独を感じる夜は来ないでしょう。
本日はお天気がいまいちなので、参考までに4年前の日当たりも載せてみました。試しに、写真をスライドしてみてください。
収納は、可動式クローゼットが3台。可動式とは言え、下に車輪はついていないため、動かす際は大人2人で持ち上げてくださいませ。
上の段はハンガーラック、床に面した下の段は下着や靴下などの小物入れに最適です。
アナザービュー。改装ほやほやでは無いものの、もともと事務所使いだったお部屋を居住用にリノベーションしているので、設備や内装は比較的きれいめ。雑誌でいうと、AneCanくらいのコンサバきれいめ感があります。
では、正面に見える引き戸をスライドしてみましょう。
※AneCan:エビちゃんや押切もえなどの人気専属モデルたちが着こなすキラキラ女子のファッションを掲載した女性誌。1ヶ月着回しコーデに出てくる彼氏役は、たいてい広告マンや実業家。
このエリアには、浴室・キッチン・洗面台・洗濯機置場を配置。詳しくは、後の間取り図でご確認ください。
キッチンはコンロ持ち込みタイプ。料理・洗濯・風呂掃除など、マルチタスクを並行して行えるナイス采配と言えましょう。
浴室に乾燥機や追い焚きはついていません。また、当物件にはバルコニーが無いため、必然的に洗濯は部屋干しになります。
湯は冷めるもの、洗濯物は乾くものと、自然の摂理を受け入れられる方へ向けたスペックです。
洗面台と洗濯パンは、キッチンと対面する配置。蛇口が伸びるシャンドレ、ビカビカに光る照明が眩しいですね。
右手に見えるように、このスペースにも窓があります。こちらは北向きとなりますが、居室と合わせると三面採光。
バチバチの壁なんですけども。
「一寸先は壁」と言いたいところですが、一寸は3.03㎝なので「一寸以内に壁」といった方が正しいかもしれません。
ちなみに、日が入る居室側の窓には、床の色と同じ木目調のブラインドが設置済み。家具は天然素材やブラウン系で揃えると、プチプラでもシックな空間が生まれそうです。
ちなみに、向かいはオフィスビルです。人の目にさらされる日中は、ブラインドを下げておいた方が吉かも。
では、おさらい。中央区大手前から登場した35㎡のほぼビッグワンは、大阪メトロ谷町線・中央線『谷町四丁目駅』徒歩4分。昼はオフィス街・夜は住宅街の二面性をもつ、利便性の高いエリアです。
エレベーターが無い階段4階なものの、最上階角部屋と上る価値はアリ。
そして、敷金礼金ゼロの賃料共益費込み7.2万円と賃料も非常にリーズナブル。大阪市内ど真ん中で、35㎡の単身物件が7万円台前半の賃料なんです。なお、敷礼ゼロは今だけ。お急ぎ下さい。
以上、渋井不動産でした。