
ある日、渋井不動産に
ー植田店長
(どこかで見たパターンだ・・・)

再び、かなり強気な履歴書が届いた。

面接当日。

ー植田店長
よろしくお願いします。
ートモ
よろしくお願いします。


ートモ
これを持ってきました。私の誇りです。


ー植田店長
(誇られても・・・)

ー植田店長
わざわざ履歴書をお持ちいただき、ありがとうございます。お名前は『トモさん』と呼べばよろしいでしょうか?
ートモ
はい、トモでお願いします。
ー植田店長
ではまず、志望動機を聞かせていただけますか?

スッ

ートモ
所属していたオーケストラが解散して、自分が輝けるホームを探していました。なかなか難航していたんですが、ふと原点に立ち返り、ホームを探すなら不動産屋しか無いと思いましてね。
ー植田店長
あ、普通に家探しだったんですね。

ートモ
で、自分の感性と合う不動産屋を探していたところ、渋井不動産を見つけて、『ココが自分が輝けるホームだ!』と直感で思ったので志望しました。
ー植田店長
あ、ちゃんと転職活動だったんですね。では、トモさんの強みはなんですか?

ートモ
ステージで培ったトークスキルを活かして、物件が持つSOULをホールまで届けることができます。
ー植田店長
お客さんのことをホールって言うのはやめてください。

ー植田店長
続いての質問なのですが、これまでの職歴を教えていただけますか?

ートモ
音楽活動の傍ら、ラーメン屋で働いていたことがあるので、ひとつの肉塊から何枚のチャーシューが切れるのか、瞬時に判断することができます。

ートモ
この目でね・・。
ー植田店長
そのチラ見やめてもらえます?

ー植田店長
そういえばずっと気になっていたのですが、そろそろサングラスを外してもらえますか?トモさんの素顔が見えず、どんな人物なのかイマイチ分かりにくいので。

ートモ
・・・いえ、今はまだ外すことはできません。渋井不動産に入社が決まったときに初めて、サングラスを取ろうと決めているんです。
ー植田店長
それはなぜですか?

ートモ
これが今の自分のアイデンティティ、だから。

ー植田店長
(ハッ)




ー植田店長
(そうか・・・。サングラスを愛する人がどういう人か、俺はまた忘れてしまっていたのかもしれない・・・。)

ー植田店長
わかった、トモ。サングラスはもう外して、「渋井のトモ」という新たなアイデンティティをかけてくれ。これからよろしく。


ートモ
こちらこそ。
トモが入社しました

というわけで、渋井不動産に「トモ」が入社しました。
USJのパフォーマーやトランペット指導者、オーケストラのステージマネージャーとして活躍していた彼女は、音楽業界のみならず、ラーメン業界にも詳しい人物。表舞台で輝くことはもちろん、あなたの物件探しを終わらせるため、舞台裏でも丁寧にサポートさせていただきます。
渋井不動産の新たなディレクター「トモ」、今後の活躍に乞うご期待くださいませ。