四天王寺前夕陽ケ丘より
1月某日。いつものように物件を探していると、気になる間取りが見つかった。一言でいうと、“マンボウ”の形をした1LDKで、「壁沿いに配置しておけば間違いない」という家具家電の配置を困難にする代物である。
この住居空間にあるまじき形は、私の好奇心を強く刺激した。正直、「誰が住むねん」とすら思ったが、実際に向かった先には、予想外の光景がひろがっていた。
普通に住めそうやん
住居において、大前提であってほしい感想が出てしまった。しかし、ご覧いただいた読者様も、だいたい同じような感想を抱いたに違いない。なんだ、住みやすそうじゃないか。
角度を変えると、インテリアの配置もイメージ出来てきた。丸テーブルや半月型のダイニングテーブルを置いて、シンデレラフィットさせる未来すら見える。
キッチンは、ちょうどマンボウの目あたりに配置。ガス3口に魚焼きグリル付きで、ファミリー世帯もまかなえるスペックである。よく見ると、奥には新品のエアコンも設置済み。
四角形の6帖洋室
お隣には6帖洋室も確保。ここはスタンダードな長方形で、「さすがにベッドは四角いもんな」という配慮が反映されている。
収納はオープンクローゼット。足りない場合は、「賃貸DIY 収納」と検索すると、家もオーナーさんも傷つけずに収納が増やせるはず。
水回りとバルコニー
水回りはいたってFutooo!!!
新品のトイレは、ウォシュレット付きと申し分なし。
特筆すべきは、バルコニーの位置。玄関正面にある珍しい配置で、土間もやや広めに確保されている。
しかしながら、バルコニーはほぼ避難はしごのもの。日当たりに関しても、差し込む隙を与えないブロック具合で、もはや何向きなのか?という問いすら浮かんでこない。
ちなみに、東向きのサービスバルコニーも確保されていた。
天王寺区勝山から登場した52㎡の1LDKは、大阪メトロ谷町線『四天王寺前夕陽ケ丘駅』徒歩11分。天王寺区のいわゆる”ええ住宅街”にあたり、大きめの寺と多めの住宅に囲まれた住みよいエリア。
諸費用は、敷礼ゼロの賃料共益費込み12万円。
稀有な間取りから見つけた1LDKは、普通にキレイで初期費用も抑えられる一室。きっとあなたの好奇心も抑えられないはず。
以上、渋井不動産でした。