都島区・猫専用1LDK
我こそは、猫の奴隷だ。
そう豪語する猫好きマゾヒストの皆さま、お待たせいたしました。お待たせしすぎて年が暮れようとしておりますが、焦らされることにも悦びを覚える皆さまにとっては、むしろご褒美なのかもしれません。
ご褒美ついでに言うと、賃料はエリアの相場より少し高めです。己の節制が猫様の快適な生活に繋がるなんて、なんて理想的な主従関係と言えましょうか。
アクセスは、JRおおさか東線『城北公園通駅』徒歩8分。駅から南へひたすら真っ直ぐ、ココイチとすき家とセカンドストリートを越えたあたりに現れる、まあまあデカめの分譲マンションです。
マンション自体はやや年季が入っているものの、清掃が行き届いた共用部を見ると、分譲ならではの丁寧な管理状態が伺えます。
一人暮らしも、二人暮らしも
室内は53㎡の1LDK。扉をガチャリした写真1枚で、「だいぶ大胆な間取りやな」という事実が露呈しましたね。LDKが21.4帖あるという情報は、ここ玄関先で解禁しておきましょう。
土間の線引きは、脳が判断するタイプ。壁沿いには一段上がったラックゾーンが設けられ、恐らく洗濯機置場かな?という蛇口もスタンバイ。
“恐らく”というのは、令和6年1月フルリノベーション完了予定という先行情報のためです。年内のうちにこの情報を掴んだあなたは、2023年の行いが良かったマゾヒストかと存じます。良かったですね。
シルバーのステンレスキッチンはガス3口に魚焼きグリル付きで、上下ともに収納も揃っています。
奥へ進むと、14帖ほどのリビング・ダイニングスペースが登場。ここへきて、「猫様のための部屋」という当初の触れ込みを改めて思い出しました。
壁には猫様のためのステップが散りばめられ、天井ではキャットウォークが弧を描きます。東向きの大きな窓は、腰の高さまでの柵も設置済み。
ちなみに、バルコニーはございません。しかしながら、こたつで丸くなりたい派の猫様にとって、バルコニーの有無はさほど関係ないかと思います。
抜け感のある景色に猫様が魅入ってしまわないよう、窓の鍵はチャイルドロック的なものを導入するほうが望ましいでしょう。
寝室、分けられます
4.5帖洋室は、現状、ウォークスルーになっております。どちらの間口もややスリムなため、ベッドを運び入れるのは少し苦労しそう。猫様のように、変幻自在なボディならいいのに。
洋室をスルーした先には、水回りが一堂に会します。洗面台と風呂場の距離感なんて、年末年始に久々に集まった同級生たちの距離感にそっくりですね。
各設備は新しいものに入れ替わっており、清潔感に言及するのも野暮なほどの輝きでした。
では、おさらい。都島区友渕町より登場した53㎡の1LDKは、おおさか東線『城北公園通駅』徒歩8分。大阪や新大阪駅も電車1本のアクセスで、バス停も目の前です。ホームセンターや動物病院もすぐ。
諸費用は、敷金1ヶ月・礼金2ヶ月の月額11.5万円。愛猫が快適に暮らせるこのクオリティならば、この賃料設定も納得の一言です。
以上、渋井不動産でした。