野田で始める一人暮らし
みなさまは、「地獄谷」をご存知ですか。福島区の新橋筋商店街の西側にひっそりと存在する飲み屋街で、初めて足を踏み入れる際には、少しの勇気と度胸が必要なスポットです。
その由来には諸説あるそうですが、個人的には「路地が入り組んでいて、酔っ払うと出てこれないから」という説を推したいです。
ほかにも、特高警察説や闇市説など見つけたものの、これからこの近くの物件をご紹介するので、物騒な説はすべて無かったものとさせていただきます。
とはいえ近年では、メディアでも度々取り上げられている「地獄谷」ですから、その強烈なネーミングを差し置いて、普通にグルメなお店も多め。開拓する楽しみに溢れた地獄になりました。
冒頭でご覧いただいた新橋筋商店街も、散策しがいのある渋さに満ちています。
意外と整ってます
そんな地獄谷から徒歩3分。たどり着いたのは、平成18年築の鉄骨造4階建てマンションです。
階段4階というネックはあるものの、オートロックや宅配ボックスもしっかり完備。誰がなんと言おうと、扉の横に鎮座しているのは、正真正銘の宅配ボックスなのでございます。
お部屋は、最上階のワンフロア2戸。出入口に屋根をつけてあげよう、という配慮が、立地もあいまって、どこかものものしい玄関を誕生させていました。
意外と普通です
お部屋にお邪魔すると、いたってノーマルな11帖ワンルームが登場。キッチンなんて、IH3口の魚焼きグリル付きですからね。主菜・副菜・汁物まで同時進行できます。
バルコニーは南向き。屋根をつけてあげよう、という配慮が、再びものものしい雰囲気を再び生み出していますが、”多少の雨なら洗濯物が濡れない”という利点で、相殺させていただければ幸いです。
意外と綺麗です
ではラストに、各設備をご覧いただきましょう。
ウォシュレットこそ無いものの、トイレは洋式で独立した空間に確保されていました。
特筆すべきは、バスルームに浴室乾燥機がついているということ。小窓からは自然光が差し込み、湿気とは無縁の生活が想像できるでしょう。
以上よりお気づきかと思いますが、もはや序盤の地獄が霞むほど、普通に暮らしやすいお部屋でしたね。ここに住めば、「地獄谷が天国になる」という変化も起こるかもしれません。
では、おさらい。地獄谷すぐより登場した32㎡のワンルームは、大阪メトロ千日前線『野田阪神駅』徒歩3分。阪神線・JR線『野田駅』も徒歩6分で、梅田・難波は電車1本のアクセスが叶います。
諸費用は、礼金15万円・賃料共益費込み月額7万円ぴったり。
地獄近くで見つけたワンルームは、安くて広くて、意外と普通に暮らしやすいお部屋でした。お手頃な最上階角部屋をお見逃し無く。
以上、渋井不動産でした。