植田が注視した分譲賃貸
つぶらな瞳の彼は、渋井不動産の「植田店長」。小枝不動産、せやねん、やすとものいたって真剣ですなど、数多のテレビ出演と引き換えに、「それまで築きあげてきた”キャラ”を失う」という悲劇に見舞われた苦労人です。
今ではすっかり「植田店長」というニックネームも板につき、番組が求める受け答えや、自分がオイシくなるいじられ方などを習得。さらには、新旧キャラを自在に使い分ける”七転び八起きスタイル”も確立しました。
そんなタダでは起きない彼が、ずっと目をつけていた「淀川区の分譲賃貸」が待望の内覧開始。さっそく見てきました。
フルリノベモノ
こちらは、2017年にフルリノベーションされた73㎡の1SLDK。まず目を奪われるたのは、手間暇かけて組まれたヘリンボーンの無垢材です。植田店長曰く、「なんか床が格好良かった」とのことでした。
そして次に特筆すべきは、小上がりになったこの部分。なんでも床下収納になっているそうで、散らかりがちなリビングをスッキリと保てる工夫がなされています。植田店長曰く、「床下を全部開けるのは諦めた」とのことでした。
キッチンはIH3口。食洗機は性能保証ナシで、修繕や撤去は不可とのこと。
電気のスイッチやコンセントもポイントのひとつで、色や位置などにちょっとしたこだわりを感じます。植田店長曰く、「気付かん位置にあった」とのことでした。
これにて、約18帖LDKの全貌はおしまい。続いて、キッチン横の洋室と、キッチン裏手の水回りも気になってきました。
キッチン横には2.8帖の洋室がスタンバイ。寝室としてはあまりにコンパクトすぎるものの、ウォークインは別途確保しております。何かしらで活用できそうな気もしますが、植田店長曰く、「物置以外の活用法が思いつかんかった」とのこと。
洗面台は廊下に配置。”あえて”パテ掛けをあらわにした壁は、近年、店舗などに多く取り入れられている内装です。2019年に渋谷パルコでオープンしたメゾンマルジェラなど、目にした方も多いかもしれません。
トイレや居室の壁にもこういったアクセントが取り入れられており、居住空間でありながら、非居住空間のような印象が強め。例えばここに、ハンドソープや歯磨き粉、コップが並んでいたとしても、そうそう生活感は出ない気がします。
洗面台は廊下に、とは言ったものの、もっと言うと、”帰宅して靴を脱いだ勢いで手が洗える位置“に配置されていました。手洗い・うがいが当たり前になった現代だからこそ、生活様式に沿った動線がとられていますね。
土間の延長線上には、ウォークインクローゼット。帰宅してすぐコートを掛けておけば、お部屋に花粉などを持ち込む心配も無いでしょう。
コートを脱ぐが先か手洗いが先か、パートナーと事前に決めておけば、入居後に論争が巻き起こることもありません。
ライブラリースペースあり
では最後に、気になりすぎるココをご覧くださいませ。
お察しの通り、ライブラリースペースがあるんです。ドア付きで、ホコリや日焼けもシャットアウト。円形になっていることにより、独特な音の響き具合も楽しめるとか。
広さは、ちょうど椅子一脚分。ここに籠もっている間は、この2帖いっぱいに自分だけの世界が満ちています。まさに、没頭するにふさわしい空間ですね。
後半は植田店長のことを忘れて、自分の世界に没頭していましたが、お部屋の魅力が伝わりましたでしょうか。
アクセスは、阪急線『十三駅』徒歩11分。JR線『塚本駅』は自転車で7分の距離感です。駅からは少し歩くものの、エントランスからお部屋までしっかり清掃が行き届いており、レトロな雰囲気も味になる良い分譲マンションでした。
諸費用は、敷金1ヶ月・礼金1ヶ月の賃料共益費込み月額14万円。10年の定期借家契約なので、しばらくは2人の時間を楽しみたい新婚さんにもぴったり。
植田店長が目をつけていた淀川区の分譲賃貸、久々にパキパキのフルリノベーションが登場です。以上、渋井不動産でした。