シェア
L
9月未明、大阪市西区にあるレトロマンションリノベーションが行われる事件が発生し、渋井不動産が現場に駆けつけました。

場所は北堀江一丁目、ファッション中心地「堀江」と呼ばれるこの地域で、大胆にもその犯行は行われました。

我々調査員は、独自のルートから犯行現場の侵入に成功。

犯行は約1ヶ月の長期に渡って行われ「全面リノベーションしてやった。一部で留めたくなかった。」と犯人は供述しています。

現場の玄関床タイルを見ただけでも、事件が広域に及んだことが汲み取れます。

その痕跡をたどるように、我々は部屋の中心へと足を踏み入れました。

ぶち抜きワンルームの15帖。

二人暮らしも可能な、この広い空間を持て余すこと無く ・・・と考えただけでも背筋が凍りつきます。

無残にも天井はぶち抜かれ、その躯体を覗かせていました。

RC造の躯体を白く塗装し、そこにショップラインを走らせる。任意の場所にスポットライトが揺れるなんて。

我々調査員は、そのあまりの残忍さに固唾を飲みました。

(カメラマンが反対側から犯行現場を映す。驚きを隠せない一同。中には涙ぐむ人まで。)
「採光の良さはあえて残してやった。そのほうがヤバさが増すと思ってな。」

緻密に計算された凶悪な手口は、我々不動産仲介業者でさえ固唾を呑むほど。

しかし、犯人はある場所では犯行を行いませんでした。それがこの室外。

平穏無事、あるがままの姿を残したこのバルコニーは、レトロマンションさながらの雰囲気を今も漂わせています。

出窓部分も無事で、我々スタッフも胸を撫で下ろす。

もしここにウッドデッキを敷かれていたらと思うと・・

そしてついに辿り着いてしまった。この事件最大の犯行部分に。

犯人は部屋の内装だけでは留まらず、設備面にもその魔の手を伸ばしていました。

「あぁ、たしかに新しく導入したよ。システムキッチンを。設備も全て新しくしないと気がすまないタイプなんだよ。」

自身の犯行の美学を淡々と語る犯人。その口調はまるで名探偵コナンの終盤のよう。

水周り部分もやはり・・
もう見てられません・・
ここで最後に、犯人から最後のメッセージが渋井スタッフ宛に届いておりますので、皆さまにお伝えします。

「やれるだけのことはやった。全てを新調し、8万8千円だ。」

この短いメッセージに込められた意味はいったい・・

渋井不動産は引き続き、この部屋を詳しく調査してまいります。

最新の進捗・およびお問合わせは渋井不動産まで。

シェア
  • 踊るフルリノベ大捜査線。〜北堀江1丁目8.8万円編〜
  • 西区

渋井不動産の最新情報をチェックする