去る9月5日(火)、渋井不動産がご仲介させていただいた『Kiranah Yoga Studio』が2周年を迎えました。おめでとうございます。
というわけで今回は、「Kiranah Yoga Studio」のオーナー様であるako先生に、ヨガインストラクターになったキッカケや、個人スタジオを構えるまでの紆余曲折を聞いてきました。
ヨガスタジオはもちろん、ネイルサロンやアパレルショップなど、”女性が独立してお店を構える“ことが珍しくない今だからこそ、今回のお話が多くの方にとって何かの原動力になれば幸いです。
Kiranah Yoga Studio
まずはスタジオの情報から。
2021年9月5日にオープンした『Kiranah Yoga Studio』は、Alignment(アライメント:理想的な骨や骨格筋の配置、姿勢)に留意した、Vinyasa(ヴィンヤサ) ・Hatha(ハタ)・pilates(ピラティス)のレッスンを開催するヨガスタジオです。
なんといってもKiranah Yoga Studioの魅力は、靱公園の目の前という絶好のロケーション。昼は窓いっぱいにひろがる緑に心洗われ、夜は街の光が灯る幻想的な雰囲気に心が静ります。
ーおまつ
ako先生が、ヨガの先生になろうと思ったキッカケは?
ーako先生
もともと、ヨガはDVDとか見てやってたくらいで。でも子供を産んで、「人が生まれて死んでいく」っていう事に興味をもって。
哲学というか、母親になって「どう生きていくか」みたいな。そこまで深く考えたことなかったから。
結局、自分の軸みたいなものを持ちたいなと思って。それで本屋に行ったら、「瞑想」がいいっていうのを知って。
ーako先生
それはどこで習えるんやろうって思った時に、中村天風(なかむら てんぷう)さんの本で「ヨガは瞑想する」って知って。
それまでエクササイズの印象が強かったけど、実はヨガって凄く哲学的で、深いものやった。それやったら、講座に通って先生になれるくらいの勉強をしようと思って。
だから、元々ヨガをやってたから講師にっていうよりは、「瞑想」っていう明確なスタートがあった感じかなあ。
綺麗になりたいからヨガを始めたと思われがちやけど、芯を強く持ちたかったの。
ーおまつ
お子さんがいらっしゃる中でインストラクターになるのは大変だったと思いますが、そこからさらに「自分のスタジオを持つ」となった転機を教えてください。
ーako先生
もともと色んなスタジオで教えてて。西区界隈が多かったけど、遠いところでは西宮とかも行ってた。
子供が小さいうちはレッスン終わったら急いで帰って、急いでご飯作って、またレッスン行って。めっちゃしんどかったし、とにかく必死で。
ヨガ1本でやっていけない時は、アパレルと掛け持ちしてたり。
ーako先生
そうやっていく中で、「プライベートレッスンをして欲しい」って何人か仰って下さって。なら、セミプライベート(2〜3人)くらいのスタジオを出来たらなって。
でも、最初は諦めてたんよね。色々見に行ったけど、予算とか合わなかったから。「別にすぐじゃなくても、また良い物件があれば」って言ったら、渋井不動産のシュワちゃんが、「絶対今やりましょう」って言ってくれて。それで新町のスタジオを見つけて、そこから(個人スタジオを)スタートしたの。
ーおまつ
なるほど。そこから生徒さんが増えて、「Kiranah Yoga Studio」を?
ーako先生
それが面白いのが、新町でレッスン終わったあと、靱公園のあたりをウロウロしてたら、RENTって書いた路面区画を見つけて。
気になって覗き込んでたら、年配の方に声をかけられて。それがそのビルのオーナーさんで、しかもRENTの看板を出してたのも渋井不動産やった。
その時は、私の名前とか連絡先も伝えず、ただ軽く話したくらいで。でも、オーナーさんが渋井さんに電話しはったんやろうね。「新町でヨガスタジオしてる女性が見に来てたよ」って。
そしたら、ピンときた渋井さんから電話が掛かってきたの。「今日ね、靱らへんいました?」って探り探り(笑)
ーako先生
そっからは、グワーッて早かった。あっという間に動いた感じ。
実は、最初に提案してもらった堀江三丁目の物件を借り逃して。新町の時は最大で8人入ったけど、常にその人数いるわけじゃないしな・・・そんな人来るかわからんし・・・とかグズグズしてたら埋まっちゃって。
その2~3か月後かな?ココの区画の写真がブワーッて送られて来て。これは1回見たいなと思った。で、実現しました。
ーおまつ
内装に関してのこだわりはありましたか?
ーako先生
ニューヨークで行った、真っ白な公園前のスタジオに憧れてて。そしたら、本当にその通りの理想のスタジオになった。
あとは絶対に、藤田 二郎さんの絵を置きたくって。前々から「スタジオするときは描いてください」ってお願いしてたの。
藤田 二郎 氏・・・calm、nujabesなどのジャケットを手掛けるアートディレクター・グラフィックデザイナー。渋谷ストリームエクセルホテル東急館内アートワーク、2020年伊勢丹新宿店ディスプレイデザイン、そして渋井不動産の看板デザインなど、様々なアートディレクションを担当する。
FJD AD&Design,Artwork/Instagram
ーako先生
コロナ禍で二郎さんがスタジオに来れなかったから、絵のイメージはZoomでスタジオの雰囲気を見てもらって。
でも私がNujabes好きなの知ってるし、(どんな絵がいいか)分かってくれたんやと思う。
一応、「フワッとした絵とパキッとした絵、どっちがいいですか?」って聞いてくれはって。ヨガのスタジオでパキッと奇抜なのは違うなって思ったから、ぼやーっとした感じのがいいって。そしたら光の光線みたいな絵を描いてくれて。
二郎さんもスタジオの名前聞いて、「アートとぴったりで良かったです」って。生徒さんたちも、「パワーを感じる絵やね」って言ってくれたり。
※スタジオ名「Kiranah」は、サンスクリット語で「太陽や月から降りてくる光の筋」の意。
ーおまつ
最後に、スタジオ名の由来を教えてください。
ーako先生
「Kiranah」って光の筋やから、生徒さんたち皆輝いて欲しいっていうのと、自分自身もそういう存在でいたいし、そして光がバーッと出るようなスタジオにしたいって思いがあって。
「一筋の光」と言うか、直感で。悩んでるときでも、光に当たったらパってなるし、暗闇のトンネルも光が見えたら出口やし。「光」ってとても好きな言葉だったから。
というわけで、改めて『Kiranah Yoga Studio』2周年おめでとうございます。インタビューとチーフのヨガデビューにご協力いただき、ありがとうございました。
今回お話を伺ったことで、物件探しには様々なドラマがあり、「物件探しを終わらせる」ということは、タイミングやご縁だとしみじみ実感しました。
これから独立を考えている方や、増店・移転をお考えの方。「理想のハコ」と「理想の内装」を叶えるなら、まずは渋井不動産までお気軽にご相談ください。
以上、渋井不動産おまつでした。
Kiranah Yoga Studio
【住所】大阪市西区靱本町一丁目15−20 大洋ビル6F
※クラスのスケジュールはInstagramをご確認ください
Instagram/HP