【北摂】石橋清志氏の名作建築、ゼファーヒルに住むという選択。

北摂

ごきげんよう、渋井不動産だ。

本日は大阪市西区からグンと足をのばして、大阪府豊中市まで来た。

豊中市は閑静な住宅が立ち並ぶ「北摂」と呼ばれるエリア。治安の良さ、教育や社会保障が充実している点から、ファミリー層に絶大なる支持を誇るステキな町だ。

その豊中市でも高級住宅地といわれている「上野坂」の物件を本日は紹介する。

上野坂は高台の地形となっており、移動手段は基本的に車。駅までの徒歩距離・時間を気にする人は住んでいない。

買い物時には日本初のニュータウンである「千里ニュータウン」へぶらりするか、新御堂を疾走して梅田やミナミへといったところ。

小学校は上野小学校、中学校は豊中第11中学校が校区になる。

*豊中市の中学校は校区ごとに数字で分けられており、1~18まである。かくいう筆者も豊中出身だが、ほどほどな人気の3中出身だ。豊中第11中学校は教育水準が高く、あえてその校区に引っ越す家庭も多い。

ZEPHYR HILL

そうこうしている間に、渋井不動産を豊中市上野坂まで引き寄せたマンション「ZEPHYR HILL」に到着した

大阪に眠る渋い物件を日々サーチアンドデストロイしている皆様ならご存知かもしれない。本物件は、あの建築家「石橋清志」氏の作品なのである。

府内の高級レジデンスを数多く手掛ける同氏。空間だけでなく、人柄も最高に心地よい人物なので要チェックだ。

石橋清志建築設計事務所HP
コチラ

そしてこのたび、石橋建築の中でも名作と名高い、和製バラガン邸と称されるこの希少物件に入居できるチャンスが訪れたというのだから、渋井不動産が愛車をぶっ飛ばして高級住宅地までやってきたのである。

非日常を味わう

アイアンの格子で用意されたオートロックを抜けると、別世界に誘われる。

先ほどまで豊中市の上野坂にいたはずが、南米のリゾート地やジブリの世界にトリップしたかのような空気感に包まれた。

共用部に続く道程も、敢えて屋根は設けずオープンな空間に。

生い茂った緑豊かなランドスケープが、日々生活する住宅を非日常的な空間へ昇華しているのだ。

そして空中廊下を抜けて目的の部屋へ急ぐ。

石橋清志という建築家が上野坂という高級住宅街で表現したかったレジデンス。

広大な敷地面積を贅沢に使用することで感じる特別感と高級感、そして唯一無二の世界観は絶対大阪市内では生まれない。

ゼファーヒルは、この場所に住む人のステータスを上げる、数少ない郊外型高級レジデンスだ。

マンションの構造について少し説明しておこう。

❏ 物件名称:ZEPHYR HILL(ゼファーヒル)
❏ 主用途:共同住宅
❏ 設計:石橋清志建築設計事務所
❏ 施工:株式会社藤木工務店
❏ 築年月:2001年11月
❏ 構造:RC造地下2階・地上3階建
❏ 受賞歴:第23回大阪まちなみ賞大阪府知事賞

建築家の本腰が入りデザインされた住宅は、デザイナーズやリノベーション、コンバージョンを問わず、一部の人達やクリエイターの趣向に尖ったイメージがあるが、ゼファーヒルは違う。

誰もが豊かなデザイン空間で心地よく生活できるよう、入念に設計されているのだ。人生の貴重な時間を費やす場所は本来こうあるべきだ、という本質的な感覚を訴えかけてくる。

そして敷地内、空中廊下を進むと突如現れる屋外型エレベーター。

青い空と自然に囲まれた空間に造られたエレベーターは、独特の異質感を放っているものの、とても美しく、荘厳な雰囲気を醸し出している。

エレベーターは地下まで走り、そこにシェルターのようなガレージが敷地内に用意されている。

エレベーターを目的階で降り、玄関までの共用部を抜ける。

光がほどよく差し込んでおり、この長く伸びた通路を歩いている間も整えられたランドスケープから四季の移り変わりを楽しむこともできる。

それではお部屋の中へ入ってみよう。

玄関から一歩入ると、上品な色合いのフローリングに白く塗装された壁。

スポットライトを敢えてムラに仕上げた塗装壁にバウンスさせることで、空間に品の良さを漂わせている。

玄関を抜けて右手、1階の洋室は約10帖

上部から共用部の自然光が差し込む設計になっており、日中は電気をつけなくてもいいほど。

3つ並んだ収納をパカリ。

前述の通り、デザインだけが優秀な建築ではなく、ちゃんと生活のことも考えられている。家族の衣服をしまうのに十分な容量だ。

メゾネットで展開される1階はこの洋室のみ。

続いて2階を覗いてみよう。

階段を上りきる手前、空間が広がってくると同時に期待感も高まってくる。

階段をのぼりきると、そこはLDKが約12帖

高く引き上げられた天井と、開口部が大きな掃き出し窓が相まって、その開放感は数値上の帖数を超える。

また、正面に見える開放的なテラスが印象的だ。

光のデザイン

天井部に用意された窓から空間に刺さるように光が注いでいるもちろん偶然ではない。

過去に紹介した物件もそうだったが、石橋建築は日中の光の反射までデザインとして取り入れているのだ。

採光も部屋のデザインに落とし込む緻密な設計も、この物件が和製バラガン邸と呼ばれる理由だろう。

テラス

大きな開口部から覗く、テラスを見ていただこう。

誰もが違和感を覚える、薄いピンクの壁が特徴的。

敢えてピンクを差し込むあたりも巧妙で、白で統一感を出すよりも差し色を取り入れることで、建築が持つ直線の美しさを表現している。先ほどの共用部でも同じく。

足元には石畳を並べ隙間を小石で埋める。伸びきった雑草でさえも、空間を彩る立役者のようだ。

そんなテラスからの景色。

ここで初めて「あ、そういえばここ豊中か」と思い出すほど。エントランスを抜けてから部屋の内部に至るまで表現された「脱日本」な建築に、一切の抜かり無し。

眼前に広がる低層住宅も渋く、大阪平野も一望だ。

部屋の中へ戻り、設備の紹介に移ろう。

キッチンはL字型のシステムステキッチンで、性能も抜かりない三口のガスコンロ。

キッチン周りの収納も多く、使い勝手も申し分ないだろう。

キッチン横から階段横の吹き抜けを通り、奥へと進む。

洋室の手前に置かれたパウダールーム。

洗面台が左右に大きく伸びており、最新鋭の設備にも負けない機能性。

あえてダウンライトを採用せずに、バウンスさせて光が漏れるように手元を照らす。なんとも上品だ。

バスルームにも抜かり無し。

浴室乾燥機付きで広大な床面積、そして広めに取られたシャワーエリア。

贅沢な空間設計が浴室までも、といったところだろうか。

では続いて、あの緑が覗く洋室に足を踏み入れよう。

廊下の突き当り、約9帖の洋室。

壁の一部がガラス張りになっており、外の景色が窓一面に広がる。

スポットライト側にリクライニングチェアーでも置いて、ゆったりとした時間を。

居心地の良さを生み出しているのは、明るい木漏れ日。ぶ厚い無垢の家具とざっくりとしたファブリック、そして本や置物を置いて特別な空間に仕上げて欲しい。

外の木々には鳥がとまり、秋には紅く色づくのだろう。

なんて素敵な家なんだ。

大阪の郊外に住むという選択肢の中で、北摂エリアは間違いない。私の大好きな建築家が作った名作ヴィンテージマンションも多いし、緑が多い街並みはファミリー層の人気が高い。

そして高級住宅街の上野坂には、ゼファーヒルのようにデザインと住み心地の良さを兼ね備えた物件もある。

石橋清志氏の数多く建てられたレジデンスの中でも、ひときわ異彩を放つ本物件。もしかしたらいつかは文化財に選ばれるかもしれない。

そんな場所を選んで住む。

ゼファーヒルでの生活、まったりとした時間を過ごしてみては。

お問合わせは、渋井不動産まで。
(物件番号:19755)

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