スメルトンとは?
「住める」+「スケルトン」
類稀なるセンスと知識の咀嚼で渋井不動産が語源化した、この世で一番魅力的な空間を指す言葉である。
建物が持つ躯体を最大限活用し、最低限の住める設備をDo inした「痒いところに手が届く」内装だ。
その人気は凄まじく、今回のように記事にすれば即Sold out、こんな空間に住みたかった人にはたまらない物件なのである。
今回の舞台は帝塚山
最新のスメルトンが鎮座するのは大阪市住吉区帝塚山中4丁目、シティ生まれシティ育ちの私にはピンとこない住所だが、弊社の東大阪コンビ「植田店長・ヨーコ」によると、めっちゃいいエリアらしい。
最寄駅は阪堺電気軌道上町線 帝塚山三丁目駅が徒歩3分。
いわゆる路面電車という情緒溢れる乗り物。
エリアによっては「チンチン電車」というスラングで呼称するらしい。
ちなみに学生時代、通学で利用していた弊社のヨーコは「チンデン」と呼んでいた。最もドープなスラングである。可愛い顔とは裏腹に、ゲトー育ちのヒップホップな奴だ。
そのほか交通面は南海電気鉄道高野線 帝塚山駅も徒歩4分。
なんば方面からのアクセスもよく、最寄りの帝塚山駅まで南海電車で約10分と考えると、確かにアリな立地だ。
マンションから徒歩1分の距離に万代池公園が広がり、鬱々とした時にはランニングができるというオプションも見逃せない。
外観のオーセンティックなデザインを裏切らない共用部。
もはやロストテクノロジーといっても過言ではないほどの意匠が散りばめられ、壁のスタッコ仕上げも好みである。
床のカーペットもこの雰囲気にぴったりだ。
早速内装をチェックしていこう。
前述のスメルトンの定義を思い出して欲しい。
スケルトンの空間に最低限の設備のみ、しかしこの部屋はやや設備が良すぎたきらいがある。
壁を仕上げる際に使用するボードを固定する「だんご」を剥がした跡そのままに白く塗り上げた躯体。
その丁寧な仕上げには脱帽するが、スメルトンを求めるなら塗らなくてよかった。躯体そのままのギラっとした渋さが欲しい。
最低限のシンクにIHコンロを置けるのであろうスペース、この「最低限さ」は評価するが、背面のガルバリウム鋼板がおしゃれすぎる。
おそらくココを工事した工務店が、KINPONデザインの物件を数多みて研究した結果「ガルバリウム鋼板」を採用したのであろう。
本来外壁に使用する材料を内部に使用するというトリッキーさはKINPONだけで十分だ。
床のコテ抑えも気を遣いすぎだ。
スメルトンの限界、床材を剥がしただけの床にクリア塗装のみ。
その男らしい仕上げを渋井不動産は求めてきた。綺麗に仕上げられた床はスメルトンの流儀に反する。美しすぎる。
洗面室もこの通りである。
縦型洗濯機であれば機種を選ばないが、ドラム式だと少しスリムなタイプを選んで欲しい。詳細なサイズは内覧時に巻き尺片手にどうぞ。
浴室はジムにあるタイプのシャワー室のみ。
過去には「そこに浴槽が置かれているだけ」というスメルトンもいたので、スメルトンの定義で言えば高級な代物だ。
再度室内の紹介に戻る。
写真中央、やや右寄りに置かれた腹筋モチーフの扉で先ほど紹介した水回りにアクセスできる。
玄関は写真右端である。
広さは水回りも含め約40㎡。
本来なら1DK程度の間取りにするところを、大胆にワンルームに仕上げた。
本物件は「住める」+「オフィス」=「スメフィス」という一面も持っているので、自宅で仕事をするクリエイター諸君にも強くお勧めできる。
そして仕事で息詰まった時は窓の外に目を向けて欲しい。
眼前のグリーンは桜である。春の訪れをこれでもかと訴求してくる桜が咲き乱れ、納期の締切に追い込まれたあなたの心を必ず癒してくれるはずである。
いかがだろうか。
スメルトンを追い求めたが、住みやすさを考慮した心遣いゆえにスメルトンになりきれなかったベイビーが、帝塚山エリアからオギャーした。
※家賃90,000円 (共益費含む)
※事務所利用OK(別途税・業種要相談)
※無料トランクルームあり
※駐車場あり(15,000円+税)
※駐輪場あり(無料)
敷金は免除、礼金は賃料の2ヶ月分と、思い立って引っ越しを決めるあなたの背中を押す条件も見逃せないな。
以上、お問い合わせは渋井不動産まで。