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前回のおさらい

植田店長が見つけた天満のいい路面店

植田店長のしたり顔に、特別な拒否反応を示すKINPONです。
ごきげんよう。

「いい物件のテナント情報があるから早く記事にしてくれ」
「ただ金曜に全貌を公開してくれ」

というクソめんどくせぇオーダーを出してきたので、もちろんビンタしておきましたが、その情報を聞くと「たしかにエエやん」と感じたので、予告編を書いたのが前回。

そして運命の金曜日がやってきました

大阪メトロ堺筋線「扇町駅」。

「カンテレ」「大阪北区役所」「扇町公園」にアクセスする人が降りる、比較的乗降者数が多い駅。「JR 天満駅」に乗り換えする人も多く、駅周辺は時間帯を問わず賑わっております。

そこから徒歩7秒かからず

目的の物件に到着しました。

「駅出口から徒歩7秒」というのは誇大な表現でもなんでもなく、成人男性なら「あぁ、7秒かからなかったな」と体感してもらえるはずです。

しかもそのポジショニングがよく、大阪メトロ堺筋線「扇町駅」1番出口を出て商店街方面に向かう道中に、ファサードを向けております。

きゃんわいいブロックパターンのガラスが入った扉を開けてみましょう。

そのサイズ、6.65坪。

この一枚で全貌がほぼ公開されたコンパクトな路面店。

「おぉぉぉい!20坪くらい期待してたぜ、おぉぉぉい!」

と怒りの皆様、ごめんなさい。
しかし、このサイズ感を探しているけどイイ条件・立地のテナントに出会えていないジプシーが多いことも知っているのです。

ほぼ内装が仕上がっている

きゃんわいい扉もですが、入ってすぐの「木毛セメント板」も見逃せません。

木毛セメント板(もくもうせめんとばん)とは、リボン状に細長く削り出した木材をセメントペーストで圧縮成型した建材です。関東大震災後、塗り壁の下地材用の建材としてドイツから輸入され使用されるようになりました。
木材に比べて耐火性が高く、生産性が高いところも相まって、今も広く普及している建材です。

本来は下地材として使われますが、表面にクリア塗料を塗るだけにしておいて「木毛セメント板」のテクスチャーを楽しむもいいかと。

階段下は「お手洗い用の排水」を準備しており、これから開業する入居者の設備費用をギュッと圧縮できるオーナーさんの心遣いを感じます。

階段下を囲ったコンクリートブロックも憎い演出ですね。もうそのまま使いましょう。

なのでこの黄色いボード面を塗るか、否かというところ。
個人的にはこのままでもいいです。

スケルトンそのままなのに「引き算効いてて上手いなぁ」とお客さんを錯覚させることでしょう。

ここでコーヒースタンドをするなら

内装費用は200万円ほどでしょうか。
カウンター周りの給排水設備、空調設備、照明に関わる電気工事は必要になってくると思いますが、どんな物件を借りるよりも圧倒的にコスパ良く開業していただけると思います。

ただ上階にオーナー様がお住まいのため、

・煙モクモク系
・23時以降の営業

はNGとなっておりますので悪しからずご了承くださいませ。
前述のコーヒースタンドやカフェなどいかがでしょう。ケーキやパンの販売なんかもいいですね。

というわけで、植田店長がゲットした「天満橋のいいテナント6.65坪」の全貌は以上です。

「あ、めっちゃいい。」

と思ったあなた、あなたの問合せをしたり顔で植田店長が待っている。

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  • 天満のいいテナント6.65坪、その全貌をどうぞ。
  • 北区

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