中津に住むということ
中津といえば、「御堂筋側」と「阪急側」で異なる風景がひろがる街。阪急梅田や茶屋町も射程圏内に捉えた御堂筋線『中津駅』周辺は、オフィスビルやタワマンが連なる都会的な街並みと言えるでしょう。
対して、阪急線『中津駅』周辺は平屋や長屋が密集した昔ながらの光景がひろがり、レトロな雰囲気を活かした店舗がぽつりぽつりと点在。写真の中津商店街も、近年そんな趣に魅入られた人々により新しいお店が増えている場所のひとつです。
今回久々に商店街へ立ち寄ったところ、「これはひと記事書けるな」というほどお店が増えていたので、これはまた近日中に。筆者は常にネタを欲しており、隠さないスタイルでやらしてもろてます。
後日書いたひと記事:「中津」ってどんな街?街並みとお店を見てきた【中津商店街編】
というわけで、本日はまさにそんなレトロな雰囲気を担っている長屋を紹介しましょう。ご覧の通り、もうどこまでがワンブロックで、どこからが別ブロックなのかわかりません。人類みな屋根の下。
アクセスは阪急線『中津駅』徒歩6分・御堂筋線『中津駅』徒歩8分。『大阪梅田駅』までも徒歩13分なんですが、あの大都会から13分でこの街並みに変わるなんて誰が信じられましょうか。
最寄りのスーパーはゴリゴリのローカル店「サンプラザ」。中野だけでなく、中津にもサンプラザはあるんですね。ちなみに店舗はココ(本店)と布施の2ヶ所。
オリジナルブランドも豊富に取り揃えた業務用スーパーで、毎週火曜の午前中には生鮮朝市が開催されています。
設備強めのリノベ1DK
お待たせしました。ようやく物件に到着です。
立体的な黒いポストに経年を感じさせない白い壁を見ると、築年数不詳とは名ばかりのリノベーションが施されているのは一目瞭然でしょう。
さっそくお邪魔すると、まずは6帖のダイニング・キッチン。室内もやはり、「築年数なんてコメケエコトはいい」なんて思わせてくれる真新しさに満ちています。
広さだけ見ると34㎡の単身サイズですが、各設備は1人暮らしに不釣り合いなハイスペック。需要に対して生産が追いつかないメーカーのような、嬉しい悲鳴が出ました。
ワイドなシステムキッチンは遠近法のバグでもなんでもなく、豊富な収納力とガス3口・魚焼きグリル・食洗機まで備えた結果の賜物です。
お隣は6帖洋室。寝室にするにも十分な広さで、ちょっとしたドレッサーや本棚などベッド+αも置けそう。
しかしながら、お察しの通り、日当たりは皆無です。その点さえご了承いただくと、これから紹介する設備や”おまけ”が享受できます。
まずは、洋室の奥の水回り。ミラーに対して洗面台のサイズ感が気になるものの、「三面鏡と洗面台って別々で売ってんだな」という気付きがもたらされたのでセーフ。
なんなら、トイレなんてタンクレスのシュッとしたやつですからね。もちろんウォシュレット付きですし。
バスルームもご覧のように広々なんです。浴槽は1216サイズで、足を伸ばしてゆっくり湯船に浸かれます。浴室乾燥と換気窓もついて、湿気問題も随分和らぎそう。
ロフトあり
ではラストに、おまけのロフトも見ておきましょう。「流しそうめんの角度やないか」などと思わせる階段の傾斜も、あくまでも”おまけ”ですからね。下りる時なんて転がるほうが早そう。
もちろんこれは行き過ぎた比喩なので、昇降の際はくれぐれも地に足をつけて一歩一歩踏みしめていただきますようお願いいたします。
「もしかして収納が無いのではないか」そんな不安も、このロフトを見たあとでは杞憂だったと気付くでしょう。
二面にわたり張り巡らされたポールハンガーは、手持ちのアウターやシャツをピッシリと並べるだけで収納が完了する優れもの。「じきに着るのに畳んで仕舞わなければいけない」そんな不条理を解決してくれる魔法の棒です。
なお、夏場の空調問題は、「コンセントは引っ張ってきましたよ」という最大限の譲歩でなんとかしていただければと思います。
では、おさらい。阪急線『中津駅』徒歩6分、御堂筋線『中津駅』徒歩8分より登場したリノベ長屋は、梅田徒歩圏内でありながら趣のある街並みが嗜める立地。
ゆとりある1人暮らしが叶う34㎡の広さと、それ以上に揃えられた設備のスペックは、あなたの生活にこれ以上ない快適さをもたらすに違いありません。
以上を踏まえた諸費用は、敷金1ヶ月の賃料共益費込み月額7.5万円。ちなみに事務所利用も相談可。
繰り返しになりますが、月額7.5万円で、食洗機付きのキッチンやタンクレスのトイレ、収納力抜群のロフトがついてくるのです。このコスパ、絶対に見逃せない。
以上、渋井不動産でした。