久しぶり、卵井不動産だ。
☆卵井不動産とは…
希少価値を追い求める渋井不動産が辿り着いたニッチな桃源郷、それが卵井不動産(エッグイ不動産)。今回の物件も癖が強かった。
南堀江1丁目に佇む「堀江最古の賃貸マンション」が、この度満を持して全面フルリノベーションを完了。1962年築なのに、RC造5階建。渋いな。
ではさっそく、新設されたオートロックをくぐり抜けよう。
おぉ、共用部渋ぅ。
50年以上の月日が経過してもなお、朽ちること無く鉄筋コンクリートのかっこいい躯体が剥き出しになっている。
今回の全面改修、オーナーさんがかけた情熱が一味違う。
竹原義二/無有建築工房監修のもと「そこに住む人が住居を完成させる」をコンセプトに、デザインと遊心をふんだんに取り入れた卵井不動産を完成させたのです。
そして、今回募集の物件はコチラ。
【502号室】
1962年築だから、もちろんエレベーターはない。
階段で5階まで駆け上がる。息が切れる。自分の運動不足にやや落ち込む。
そのあたりも今回この物件が卵井不動産に選出された理由の1つである。
玄関を開けよう。
玄関を開けると、そこは躯体と無垢材のハーモニー。奏でるアンサンブル。
限界まで引き上げられた天井には50年の月日が刻み込まれ、美しく貼られた無垢材は、今回入居してくるあなたのことを優しく包んでくれる、そんな感じ。
本物件はSOHO利用を前提としてデザインされたため、置かれた設備は至極シンプル。
「住む人が完成させる」とは、敢えて未完成に残した内装を入居者で味付けして欲しいという粋な図らい。
もちろん和室のままこのスペースを使ってもいいし、板間にしてもいい。なんならハイセンスにパープルのカーペットを敷き詰めてもいいだろう。
少々さっぱりした紹介だったが、南堀江最古の賃貸マンションが入居者募集中。
実際に現地で見て頂ければわかると思うが、中身は天下一品と同じくらいコッテリで癖になる。好きになる。
D.I.Y.した空間で人を招いて、大いに儲けたい。しかも立地が良くて尖った物件で。
そんなアナタにピッタリ。
今回の卵井不動産、気になるお家賃は共益費込10万円。
週末、この屋上では入居者同士の交流階やワークショップ、BBQ大会も行われるらしい。
こんな尖った卵井不動産に住む皆様なら、おそらくあなたとも気が合うはずだ。是非積極的に参加して欲しい。
前回は全面改装時に出た古材や建具を使った家具作りをしたらしい。
なんだか、凄く楽しそうだ。
以上。
お問合わせは渋井不動産まで。