皆さん、聞いてください。今年1発目の「住みたい部屋」を見つけてしまいました。
いつも紹介してる部屋は住みたくないの?とか、1年にそう何発も見つかるもんなの?とかツッコミは不要です。ボケていないのにツッコまれた時の関西人は、”いばらぎけん”と言われた際の茨城県民に匹敵するほど空気がピリつきますので、何卒ご注意くださいませ。知らんけど。
服部緑地の西側
所在地は豊中市長興寺南。どこやそれ?のツッコミに備え、しっかり地図を用意しました。備えあればツッコミなし。
服部緑地の西側に位置する物件は、阪急宝塚本線『曽根駅』徒歩16分。北大阪急行『緑地公園駅』も徒歩23分ですが、こちらは緑地公園を縦断するため「ハイキングに行く」くらいの心構えを推奨します。場合によってはトレッキングポールもいるでしょうね。
要は、アクセスがまあまあ不便なのです。坂のアップダウンもあり、ノーアシスト自転車ならハムストリングスの発達が見込めるほど。いよいよの際は徒歩4分のバス停「履正社高校」より、緑地公園駅・曽根駅ともに10〜15分で到着します。
しかしながら、それでも住みたいと思わせる魅力が、当物件には確実にあるんです。曽根駅からレンタルサイクルを駆使してたどり着いた私が言うのですから、説得力は格段にありましょう。
が、そうまでしてやってきたにも関わらず、階段4階という最後の難関。神はどこまで私にハムストリングスを鍛えさせようとするのでしょうか。
けれども、上りきった先に待っていたのは最上階完全独立部屋。おまけに94㎡の3LDKとくれば、たまった乳酸もスッと流れていくのを感じます。
ルームツアー開始
土間を上がると、さっそく天へ伸びるハシゴが登場。部屋へお邪魔してまだ3秒ですが、どうやら脳はアスレチックにやってきたと認識し始めました。
そんなハシゴを上った先には、4帖ほどの天井裏収納。片手にハシゴ・片手に荷物を持つことを考えると、ここに荷物を運び入れるのはランボーの役目になりそうですね。機関銃を抱えてヘリのタラップとか上ってますし。
漫画やホームシアターなどを運び込んで、秘密基地のような巣ごもりもおすすめです。
驚異の30帖LDK
アスレチック収納の次は、さっそくメインの30帖LDKが登場。20帖を超えると「広いな」と感じるLDKですが、当物件においてはその1.5倍の広さを誇ります。
間仕切りを兼ねた大容量の棚も、30帖という広さにおいては大きいと感じるヒマもありません。その縮尺は、169cmと193cmという身長差のせいでサイズ感がバグられがちなコブクロのギターを彷彿とさせました。
さらには天井高もあり、最も高い天窓部分は5mを有に超える高さ。天井知らずの開放感とはこのことでしょうか。なんともお後がよろしいようで。
そして、LDKのお隣には2つの洋室が並びます。扉を開放しておくとここの帖数も加算されるカタチになり、これはいよいよ仮面をつけた男女の舞踏会が開かれる広さになってきました。
駆け足で洋室をご紹介したところで、LDKの後半戦へまいります。
先ほど洋室のバルコニーをご紹介しましたが、94㎡もの物件ですから、そんなもんで留まるわけはありません。
洋室のバルが東向きだったならば、LDKは南と西の引き回しタイプ。最も引き回されている角の部分では、最高潮の日当たりと抜け感が発揮されていますね。
ご覧の眺望により、日中を通して差し込む陽光が期待できるでしょう。最高に晴れ渡ったこの日、目の前の畑で農作業に勤しむジェントルが大きな白菜を収穫する姿も見受けられました。
キッチン+水回り
収納棚で間仕切られたキッチンは4口のガスコンロ付き。ビルトインされたオーブンレンジは使用不可。あしからずご承知おきください。
とは言っても、広々とした調理スペースや家電を配置できるカウンター、たっぷりの収納力を鑑みれば大したことではありません。
争奪必至の11帖洋室
では、ようやくラストひと部屋になりました。窓が主役の11帖洋室は、寝室にも仕事部屋にもなる広々とした居室です。
1人暮らしのワンルームでも広めに分類される帖数ですから、例えばお子様2人をひと部屋にしたとてパーソナルスペースは十分に確保されるかと思います。収納の位置を考えると、ベッドの配置が少し悩ましいでしょうか。
窓から見えるのは、公園の木々と抜け感のある青空。冒頭1枚目の写真は、当洋室の窓でした。もう遠い昔のようにも感じますが。
この景色を前にリモートワークや勉強に取り組めるなら、煮詰まったときも上手く思考の切り替えができそうな気がします。まあ、ちょっと欲を言えば、
カウンターはもう少し高さ欲しかったな。ってことだけです。椅子をセットする場合は、小椅子やスツールくらいのサイズをどうぞ。
お疲れさまでした。紹介は以上です。正直わたし自身も全く土地勘ゼロのエリアなんですが、「この部屋に住みたい」というテンションだけで過去イチくらいのコマ数を叩き出しました。それくらい”くらった”一室です。
諸費用は礼金1ヶ月の月額12.8万円。ちょっぴり駅から離れているからこそ、最上階完全独立部屋・94㎡の3LDKに月額12.8万円で住めるとなると、この立地も甘んじて受け入れられましょう。今なら近隣駐車場も空いているとかいないとか。
とにもかくにも、市内中心部では絶対に見つからない希少物件であることに間違いはありません。お問い合わせは渋井不動産まで、お早めに。