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『CAUTION』

本日も激渋な物件を紹介するわけなのだが、激渋過ぎてすでに問い合わせが殺到中である。問い合わせて頂いても、既に手遅れである可能性が高いから予め了承してくれ。それくらい希少価値の高い物件。

弊社代表が愛してやまない物件、実際に私は実物を見るのは初めてだった。

代表の妄想上の物件だと思っていた。

このビル、3Fに登ると表情を一変する。

3Fフロアのみ「尖ったリノベーション会社」に寄ってとてつもなく渋くトランスフォームしているのだ。3F以外は正直雑居ビルと相違ない。

ただ、この3Fフロアだけめちゃくちゃ渋い。

ほら、消火栓も京都のマクドナルドと同じ色になってる。

実に手の込んだリノベーション、いや、もうコレは「別次元への昇華」となぞらえたほうが正しいかもしれない。

敢えて他の階の共用部の写真は出さないが、相当かけ離れた共用部が待ち構えている。

そして目的の玄関を開けてみる。

どうだろう。

いや、まだよく分からないか。

左折すると、目の前に広がるぶち抜かれた天井に白い塗装の壁、無垢のフローリング

渋井不動産が追い求めてきた「渋い要素」がここまでシンプルにまとめられていると、かなり気持ちが良い。もう、逆に爽やかさや潔さまで感じる。

60平米を超えるビッグワンルーム、その広さは推定23〜25帖ほどだろうか。とてつもなく広い、広大だ。

その空間に造り置かれた「ジャイアントシェルフ」が素敵だ。ここに本を並べてもいいし、ぬいぐるみを並べてもいい。あなたのセンス・感覚をフルに解放する事ができる渋い設備である。

そして部屋の主役は、このアイランドキッチン。

おいおい、DJブースかよと思うほどセンターオブザ渋い箱に陣取るオールドスクールなキッチンシステム。これがまた渋いのである。

DJブースから見えるプチャヘンザ!な景色がこちら。

もう開放感とポテンシャルしか持っていないこの物件。果たして誰の住処になるのか、それは神のみぞ知る、このキッチンで作る味噌汁。YOYO。

渋い要素が詰まった上に、そこそこ日当たりがいいから困る。

こんな渋いガジェットが詰まりまくった上に、暮らす上で最高の住環境なのであれば、ここに一度住んでしまえば当分引っ越す事はないだろう。

この部屋の順番待ちは少々割に合わないかもしれないな。

そしてここで紹介するパントリルーム、この物件の魅力はこの水回りに詰まりまくっている。

脱日本をテーマに掲げているのだろうか。

海外(特に国は指定しないが、なんとなく欧米)のような洗練されたミニマム感。高級な感じじゃなくて、ジャンクな感じ。ジャン・レノが住んでいそうな雰囲気。

洗面台と鏡の距離感を見ても、ここを没個性的な日本人が使いこなす事は困難だとわかる。

「髭面のスキンヘッド」なあなたにしか使いこなせない、日本人的コンフォータブルな空間とはかけ離れた空間がここにある。

でも日本を忘れていない、手裏剣デザインの蛇口。
男三人くらいなら立ち話ができるほど、広く作られたお手洗い。

そして渋すぎたシャワールーム。

髭面のスキンヘッドに浴槽はいらない。お湯が出ればそれでいい。

そんな感じ。

最後に改めて紹介するこの天井。

冒頭で紹介した躯体を剥き出しにした上に、照明はスポットライトと蛍光管のコンビネーションという渋さ。これは百戦錬磨の尖った設計士にしか表現できない空間術。いやかっこいい。

将来自分で家を建てるならこんな天井がいい。そんな感じだ。

というわけで、堺筋本町の渋い家が奇跡の空室。弊社代表取締役店長が愛してやまない「渋いね、お宅」が奇跡の空室なのである。

気になるお家賃は共益費込みで10万円。

渋井不動産ファン待望の内装が10万円。安すぎる。

お問い合わせは渋井不動産まで。

以上。

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  • 堺筋本町の名作リノベーション、10万円。
  • 中央区

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