2017年最初のグッドリッチオブザグッドリッチ。
西区南堀江1丁目の心臓とも呼べる立地に鎮座する、このヴィンテージマンションから現れた一室を本日は紹介しよう。
それにしても、ヴィンテージという言葉がこれほどまでしっくり来るエントランスは久々だ。
シルバーに光る横引きシャッターにカモフラージュされているが、おばあちゃんがとても似合う。
塗り壁とタイルのコントラストが美しく、エレベーターは最新の品を準備した。エレベーター内にはカメラが仕込まれ、エントランスからモニターチェック。
安易に鼻くそをほじれない仕様になっており、このマンションは共用部で一切気を抜くことが許されない。
まず最初にご覧いただきたいのは、この大容量クローゼット。
単身用としてはやや大き目のサイズ感だが、何故か玄関に置かれている。
本来であれば部屋の端を陣取るはずだが、入口を抜けてすぐ出会う。
出勤前、靴を履いてからコーディネートを選べる仕様。おしゃれは足元からを地で行くスタイル。
ナイスだ。
この写真で気づいていただけると思うが、シャワールームと天井の間にはスキマがある。
うっかりアッパーな角度でシャワーすると、部屋中がビショビショになるかもしれないドキドキ感。
しかし心配ご無用。天井も壁も、塗装仕上のため、濡れてダメになることはない。
部屋の中で一際幅を利かせたキッチン。
無垢材に埋没されたシンクと激弱一口コンロの間には、周富徳も頷く調理スペースが用意されている。
洗い物をしながらインターフォンの対応ができ、フルフラットに近いキッチンの上に布団を敷けば、友人を寝かせることも可能。
見事な多機能ぶりに脱帽だ。
バルコニーから、たちばな通りに面する「アーバンリサーチ」が丸見え。
ものすごい脚力を持つアーバンリサーチの店員さんはこの部屋に住むべきだ。バルコニーからビルの屋上までジャンプすれば1秒で出勤できる。
アーバンリサーチの店員さん、見てますか?
そんなオシャレタウンの真ん中でオシャレな暮らしをしてみる。
22㎡の空間を全て作り直した「剥き出しの部屋」は、その第一号入居者を探している。
この空間に共益費込6.7万円で住めるのであれば、たちばな通り周辺で働いている皆様は今すぐ引っ越す準備をした方がいい。
シャワールームまでクリアにし、嘘偽り無くさらけ出した部屋が、ヴィンテージマンションの一角に登場だ。
気になる皆様は、渋い不動産までお問い合わせを。
以上。