リバーサイドで新生活を
2022年を振り返ってみると、月に1度は「川が見える部屋に住みたい」と言っていたような気がします。
特に年の後半は畳み掛けるように川沿いのお部屋を紹介したため、リバービューを見ればどの岸から見た景色なのか分かるようになりました。USBを毎回一発で挿せるくらい地味に嬉しい能力ですね。
市内に住む限り、目の前に高い建物が建って眺望が遮られたり、日当たりがなくなってしまうのは半ば仕方のないこと。しかしながら、今回ご紹介するのは、半永久的にロケーションが確約されたひと握りの部屋です。
その希少価値が伝わった暁には、年内滑り込みのお問い合わせをお待ちしております。
2021年8月、完成
先日の記事で「渋井もたまには築浅を紹介するよ」的なことを言っておきながら、舌の根も乾かぬうちに再び築浅に舞い戻ってきました。ワールドカップの決勝でももう少し日数あいてたのにね。
エントランスの配色に多少クセがあろうと、開放感のある天高が問答無用の高級感を演出。自動ドアの配色がバンブルビーだと気付いてからは、この天高ならトランスフォームできそう、ということばかり考えていました。
バンブルビー・・・トランスフォーマーの主要キャラ。ロボットなのに愛嬌があり、わたしの母性本能をピンポイントにくすぐってくるキャラクター。
ちょいと大人の一人暮らし
ご紹介するのはJR環状線『桜ノ宮駅』徒歩7分、桜の名所で知られる川沿いの一室。一人暮らしにすっかり慣れ、「次の引越し先は景観の良いところへ」と望む方は、ぜひとも春が来る前にここに住んでいただきたいです。
白を貴重とした廊下には、ずらりと並ぶ扉。うちひとつはシューズインクローゼットで、27㎡のサイズ感に反した収納力が期待できそう。
キッチンはガス2口のバンブルビー。魚焼きグリルよりも収納力を優先したのは、「魚を焼くなら収めきれ」という安達祐実の助言があったのかもしれません。
川と天井高とわたし
居室は4.5帖(手前)と3.5帖(奥)を縦に並べてた奥行きタイプ。わたしたちは今、「別に部屋分けんでも良かったんちゃう?」という気持ちで、心がひとつになっているはずです。
一段上がった天井は3.4mの高さを誇り、”なぜ部屋が分かれているのか”に加え、”なぜ上部がパァパァなのか”という疑問も追加されました。
角度を変えると、幾何学模様のアクセントクロスが出現。引き戸の必要性に取り憑かれたわたしには、ドアをつけるか否かの葛藤が壁に表れているようでなりません。
3.5帖側にはクローゼットも完備。ベッドをどこに置けばよいのか、その最適解は未だ見つからないものの、奥で横向きに置くとクローゼットが開かないということだけは断言できます。
そしてこちらは、当物件のメイン。緑が過ぎるバルコニーです。
バーンとリバービューをお見せしたかったのですが、あまりにもフェンスが緑すぎてスッといけませんでした。ちょっと広めだよ、という点も、あまり入ってこないと思います。
眺望は抜群のひと言。目の前に川が流れる限り、この眺望はなにものにも遮られることはないでしょう。
お向かいの紅葉は「毛馬桜之宮公園」で、Google Mapsによると”桜並木で知られる公園“とのこと。春には、桜色に染まる対岸をお楽しみくださいませ。
背の高いビル街はタワマンやリバーサイドホテルたち。分譲マンションや3つ星ホテルの人々が夜景を望めるとき、こちら側もまた対岸の夜景が望めるのです。
水回りさらっと
ではラストに、水回りをどうぞ。洗面台は蛇口の伸びるバンブルビーで、申し分のない使い勝手。
風呂はチラリとしか見えてませんが、青い以外の特徴はありません。機能面でいうと浴室乾燥機付きです。
トイレはウォシュレットがあるという点のみ覚えて帰ってください。壁紙のあれこれについては、水に流していただければ幸いです。
北区天満橋より登場した27㎡の2Kは、JR環状線『桜ノ宮駅』『天満駅』徒歩7分ほど。決して駅近とは言えないかもしれませんが、このロケーションならむしろ歩きたくなる景観と言えましょう。
諸費用は、礼金1ヶ月の月額8.6万円。そしてインターネット無料です。
引っ越し先は景色の良いところ、そんな条件をご所望ならば、「カーテンを開けて住みたくなる部屋」はいかがですか。ちょっぴり難解な間取りと色彩に、築浅の真新しさと機能面を添えて。
お問い合わせは、渋井不動産まで。
【良かった点】
◎川沿いと桜並木のロケーション
◎Wi-Fiが使い放題
◎2021年8月完成の築浅物件
◎開放感を与える3.4mの天井高
【気になった点】
△なぜ洋室を分けちゃったのか
△築浅ゆえの賃料帯