堀江の安広2DK
堀江の38㎡・2DKが月額6.5万円。そんな情報を聞きつけ、取材班が急行したのは北堀江一丁目。
「堀江の安広物件を切望するあなたへ贈る、少し早めのクリスマスプレゼントだな」などとすっかりサンタ気取りだったものの、よく考えると贈り物は早いもの勝ちの限定一室でした。
プレゼントを配るどころか争奪戦を促すなんてサンタではなくサタンではないか、そんな葛藤を抱えつつ物件紹介を進めます。
堀江の”一丁目“といえば、アパレルショップやカフェなどが最も多く集まる花形エリア。キタ・ミナミとは異なるセンスが反映された街並みは、まさに堀江の中心部なのです。
堀江というだけで敷居の高さを感じている方も、大丈夫。3ヶ月も住めばBIOTOPのテラス席でモヒート的なティーを摂取する、立派なシティ派に仕上がるでしょう。
そして、堀江の顔「オレンジストリート」も物件から徒歩7分。家具屋筋と呼ばれていた通り、老舗の国内ブランドからインポートのヴィンテージ品までバラエティ豊かなインテリアショップが揃います。
BIOTOP OSAKA:https://www.biotop.jp/topics/post/biotop-osaka-grand-open/
お部屋は鉄骨造5階建ての4階。どうせなら最上階がいいな、という思いは「エレベーターがない」の一言で心変わりするに違いありません。
膝に爆弾を抱えている方は、引っ越しのダンボールにグルコサミンを忍ばせてください。
窓が多し、開放感すばらし
階段4階を上りきった先は、ご覧の開放感あふれる空間。もしもわたしが平安貴族なら、思わず一句詠んでしまうと思います。いと素晴らしき角部屋の窓。
おかげさまで下の句がバッチリ決まりましたので、まずは右端のお部屋からお付き合いください。
玄関正面には6帖洋室を配置。ハンガーポールがぶっ刺さった押入れも、新旧の生活様式が上手く融合しています。
サイズといい間取りといい、恐らくここは寝室になるでしょうか。そのまま右手の引き戸へお進みいただくと、この真意がお分かりいただけるはずです。
すると、現れたのは4.5帖の洋室。
サイズ感的に考えると、6帖の洋室で寝たいという方が大半なのではないでしょうか。ここをリビングにして、ありったけの西日とともに午後を過ごしましょう。
窓の外は冒頭のなにわ筋。大通り沿いということは、もちろん大なり小なり走行音が聞こえました。
窓を締めてしまえば随分和らぎますので、あとはあなたの許容範囲とすり合わせるだけ。しかしながら、この堀江を牛耳っているような眺望には、走行音をも打ち消すパワーがあります。
バルコニーは予想の2.5倍ほど狭め。物干し掛けもありませんが、大通り沿いなので、どちみちここには干してないかもしれません。
ついでに言うと洗濯機も写真手前の蛇口下に設置する手筈で、”外の洗濯機から中へ洗濯物を干す”イメージ。わたしはこれを逆輸入と呼称します。
併設されたダイニング・キッチン
5.5帖のダイニング・キッチンは水回りゾーンも併設。独立洗面台をはじめ、トイレやバスルームなどギュッと纏められていました。
ちなみに風呂ゾーンには脱衣所がないため、冬場の風呂上がりは気化熱が大敵。しっかり体を拭いてから出ましょう。
そしてこちらが、先ほど紹介にあずかった風呂でございます。
機能面の特筆は無いものの、部屋の築古感に比べると、時代が2世代ほど若く見受けられますね。
そしてこちらが、1世代ほど前のトイレ。和式・洋式・ウォシュレット付きの変遷です。もちろんテストには出ません。
こちらはウォシュレット無しの第二形態となり、シンプルに用を足すことだけに特化したトイレといえます。
では、おさらい。西区北堀江一丁目より登場した38㎡の2DKは、大阪メトロ長堀鶴見緑地線『西大橋駅』徒歩2分。
四つ橋線・御堂筋線・千日前線・阪神線も徒歩圏内で、初めての一人暮らしにも強めに推したいエリアです。
諸費用は、礼金10万円の月額6.5万円。
「立地・広さ・賃料帯」の全てが揃った限定一室、年越しまで残っている可能性はゼロに等しいでしょう。
お問い合わせは渋井サンタまで、お早めに。
【良かった点】
◎交通至便・住環境抜群の立地
◎手頃で広い38㎡の2DK
◎エアコン2台設置済み
【気になった点】
△階段4階
△洗濯物問題