斜め上をいく2LDK
年の瀬が迫る今日この頃、いかがお過ごしですか。わたしは先日、顔面が寒くて起床したことを機に、本格的な冬の訪れを感じました。
あといくつ鼻先の感覚が鈍くなった朝を迎えると年が明けるのだろう、そんなことを考えながらやってきたのは、西区北堀江一丁目。立地や住環境の良さなど、暖がとれそうなくらい熱弁できる人気エリアでございます。
ご紹介するのは、1999年築のデザイナーズマンション。オートロックの手前にはポストと宅配ボックスも配置。
傾斜のあいだを縫って進むエントランスは、鍾乳洞か?という比喩が浮かんできます。やはり堀江のデザイナーズともなると、これほどまでに角度の高さが求められるのでしょうね。斜め上をいく発想というか。
これは俄然、内装も楽しみになってきました。
というわけで、さっそく2階角部屋にお邪魔しております。間取りは53㎡の2LDKで、カップルでもファミリーでもお住まいいただける一室。
しかしながら、あなたはきっとこの情報を上手く飲み込めていないでしょう。基本スペックどうこうよりも、視覚からの情報が多すぎると思うのです。
斜め上をいく壁の角度とか
壁が傾いっちゃってるので、気持ちも傾いちゃうのは仕方ありませんものね。
反対側から見ても、やはり斜め上をいく壁の角度。傾斜がつくことのメリットは未だ思い浮かびませんが、脳裏にマイケル・ジャクソンなら薄っすらと浮かんでおります。
ちなみにここは11.5帖のLDKです。いの一番にお伝えすべき帖数でしたが、この角度を目の当たりにすると、ついついちなんでしまいました。
奥にはこんなにも立派なキッチンがスタンバイ。ガス2口に魚焼きグリル、収納たっぷりのコの字仕様でございます。
なお、シンクは蛍光灯より横幅が短いコンパクトタイプ。蛍光灯が長すぎるという説も捨てきれませんが、気になる方は内覧時に大きめの鍋をご持参ください。
荷物量で分ける洋室
LDKのお隣には、2つの洋室が隣接。こちらはキッチン側に位置する5.5帖洋室で、奥行きのある収納も配置済み。
エアコンがついている洋室はここのみなので、広さ・快適さともに満場一致で寝室にどうぞ。
対して4.5帖の洋室。収納はこぢんまりサイズで、部屋割は荷物量によりけりでしょうか。単純に個室としても割り当てられますし、仕事部屋や納戸にも活用できます。
なおこの洋室は、LDKと繋がるバルコニーに面した窓が備わっていました。
こちら南向きバルコニー。全室通して薄々感じたかもしれませんが、日当たりは2階という所在階を反映した光量にとどまります。
タイミング次第では、控えめな日当たりが室内に差すことも。その慎ましさは、三指ついて差し込むレベルです。
紳士淑女の水回り
では、水回りを見ていきましょう。追い焚き付きのバスルームは、ミラーの汚れさえリセットできれば何の申し分もありません。
トイレも安定のウォシュレット付き。紳士淑女たるもの、尻が洗えるかどうかは品格に関わる重要事項ですものね。背面壁に戸棚があるのもポイント高め。
最後に洗面台を。蛇口の伸びるシャンプードレッサーは、不思議と他家の洗面台より気品を感じます。
では、おさらい。西区北堀江一丁目から登場した53㎡の2LDKは、大阪メトロ『西大橋駅』『四ツ橋駅』徒歩4分。利便性の高い人気エリアは、堀江ど真ん中・心斎橋徒歩圏内の一言で十分に伝わるはずです。
諸費用は、敷金1ヶ月・礼金2ヶ月の月額12.8万円。
初期費用・賃料ともに、斜め上をいく角度で募集開始。とは言ったものの、堀江でこんなユニークな一室は2つとない希少物件。立地・広さともに揃っているからこそ、他とは毛色の違った当物件で暮らすイメージが湧いたならそれはあなたのための一室かもしれません。
お問い合わせは、渋井不動産まで。
【良かった点】
◎堀江ど真ん中、利便性の高い人気エリア
◎2つとない斜め壁
◎奥行きのある収納力
【気になった点】
△日当たり
△コンパクトなキッチンシンク