やってまいりました、大阪市西区九条。
西区の中でも圧倒的におじさんおばさんが多いこの街、九条商店街の賑わいは堀江のタチバナ通りに負けませんね。
そんな下町の情緒残る九条から非常によろしい物件が発掘されましたので、ご報告いたします。
先に言いますが本日の物件、良いポイントが多すぎて、渋井不動産的に突っ込みどころが少なく非常に困りました。
この扉も堅牢なディンプルキーのツインロック。モニター付きインターフォン搭載と、ただの良い扉です。
渋井不動産的にはドロップキックしたら破壊できそうな扉にキュンキュンするのですが。
残念です。
玄関を開けるとさらにいいポイントが現れました。大容量のシューズラックです。おそらく200足は収納できそうですね。
普通の靴の消費量であれば一生埋まることはなさそうですが、人の3倍の速度で靴を消費するスニーカージプシーの私は2ヶ月でこのシューズラックを埋める自信があります。
入ります。
登り切ると出会う、中身新築に仕上げられた内装。
本日の物件は築年数不明の木造建築と聞き九条まで赴いたのですが、失敗です。
ズタボロの内装を期待したのに、匠の仕事ぶりによって息を吹き返した最高の室内が待っていました。
劇的ビフォーアフターに出てくるような狭小物件かと思いきや、匠の仕事ぶりは快適な空間をすでに作り出してしまいました。
全国の渋井不動産ファンは「D.I.Y.可能賃貸‼︎」の方が格段テンションが上がるのかもしれませんが、ここで謝罪致します。
本日の物件、すでに最高の改装が完了しております。
本当にすいません。システムキッチンです。
自分でコンロはお選びいただけません。私の推しコンロ、武蔵野製作所のガスクッカーの方が断然火力が高いのに、この物件はビルトインされた最新のコンロで我慢していただかなければいけません。
奥に進むと6帖の部屋。
オイルステンしたような色味の建具はどんな家具でもフィットしてしまいます。残念です。渋井不動産にたどり着いた皆様の、こだわりの家具が見事に調和してしまう。
渋井不動産はもっと皆様を困らせたいのに。
武闘派な渋井不動産ファンにはそぐわない、優しさ溢れるウォッシュレットです。
でもせっかく用意してあるのであれば使ってみてはいかがでしょうか。頑なに嫌がっていたウォッシュレットも、使ってみれば快適かもしれません。
屋根に沿ってやや傾斜した天井が特徴的ですが、それは想定内です。
むしろ今回のリフォームで3階の天高を限界まで高め、南向きの窓からは採光が抜群。精神衛生的にも良く、最高の目覚めを提供してくれることでしょう。
自身でD.I.Yしたい皆様や、突っ込みどころ満載の卵井(エッグい)不動産を期待していた皆様には大変申し訳ございませんが、今回の物件はシンプルに素敵な物件でした。
合計60平米の2LDK、その気になるお家賃は込11万円。
現在西区で最もコスパの良い貸家物件でございます。
この引越しシーズン、ミスりたくない皆様は渋井不動産まで。
以上。